INTERVIEW 導入企業インタビュー

様々な業種や業界で働いているRPAツール「アシロボ」。
具体的に、どのような活⽤をされているのか、リアルなお客様の声をご紹介します。

アシロボRPAで生産性の見える化に成功/北王流通様

2020.04.13


首都圏で食品物流を展開されている北王流通株式会社の佐藤俊平様と冨田昌平様にお話をお伺いしました。【2020年2月導入】

北王流通様ではトラックドライバーの生産性を見える化し、それに応じた業務手当制度を導入されています。各拠点からのデータ集計や配信をはじめ、様々なシーンでアシロボを活用されています。物流業界の働き方改革をアシロボでどのように実現されているのか、お話を伺いました。

アシロボ導入のきっかけ

最初は、どの業務にRPAを適用するか具体的には決めていませんでした。しかし、社内で「生産性の見える化プロジェクト」が立ち上がり、プロジェクトの実現にはRPAが必要だと、まずは経営企画室の主導のもと、情報システム室での導入を決めました。

生産性の見える化

プロジェクト開始日が迫っていた事もあり、短期集中の突貫で「生産性の見える化」シナリオを作りました。内容は、毎日18時までに各センターから届くドライバーの配送個数、配送店舗、配送時間、労働時間のデータを集計し、一人当たりの生産性算出、その結果を一斉配信するというものです。もし、この作業を人力で行えば19時以降の残業が発生するので、アシロボあっての自動化プロジェクトとなりました。

見える化の効果は、各ドライバーが翌朝には自身の生産性数値を見られ、「昨日は(生産性が)他の人より低かった。もう少し頑張ろう」「昨日は良い結果だった」とモチベーションアップにも繋がっています。業務を可視化する事で、長時間労働ではなく効率良く配送した結果を業務手当に反映する。こうした好循環のパフォーマンスを評価しています。

シナリオ作成時の苦労

北王流通様は操作説明会に一度も参加される事なく、「生産性の見える化」シナリオを作成されました。何か苦労はされなかったでしょうか?

学んでから作るのではなく、作りながら機能を覚える感じでした。分からない部分も、テクニカルサポートセンターの方とのやり取りだけで都度解決できました。元々私がSEだったこともあり、基本操作は直感で理解でき、ループや分岐の考え方も染みついているので分かりやすかったです。他にも、バックアップやインポート、エクスポートもボタン一つで取れ、色々な操作の楽さは非常に助かっています。SEの方なら、すぐにアシロボは使えると思いますよ。既に情報システム室のメンバーには半日でアシロボ操作を覚えてもらい、今は複数メンバーが使えます。これも画面レイアウトのシンプルさ、直感的操作が習得時間の短さに繋がっていると思います。

シナリオ作成時の工夫は「繋げる」

実は、日々の集計結果を出すのに、①システムからダウンロード、②メール送信、③エクセル集計など、約10個のシナリオを繋いで行っています。こうした個々のマスターシナリオを作成しておけば、結構なシナリオ行数であっても作成時間が短く良いですね。

アシロボ導入のうれしい効果は

まだ導入して間もないのですが、生産性を可視化できた事でドライバーもデータに興味を持ってくれるようになりました。同時に現場からも意見が貰え、データ集計の早期展開は社内全体が良くなるきっかけになりました。また、各センターの事務員もドライバーの業務手当に直結する為、情報に漏れがないよう18時までにしっかりとアシロボへ引き継いでいます。今後も一つ一つの課題を明確化し解決して、働きやすい環境にしていきたいと思います。

非属人化へも寄与

今回、私たち情報システム室がシナリオ作成した事で、業務フローの見える化ができた事は非常に大きかったです。いざ、社内の見える化をするといっても、システム設計書やドキュメントに落とし込む場合には、実は裏に隠れている情報が存在していたり、担当者なら分かるからと省略して書かれるケースが多くあるんですよね。でも、シナリオ作成のプロセスのお陰で、その人にしかできない業務だった内容が、誰にでも理解できる業務に変わり、属人化が解消されました。

これからのアシロボ展開は?

日々のデータ集計や配信、月次処理の他にも、既に受注後の基幹システムへの流し込み業務をアシロボで自動化しています。また、今後考えているのは日々変わる配送コースの登録です。現状、積載率と売上を加味した上で最適なコースを本部で手入力しているのですが、非常に負荷が重く、ここをアシロボ化したいと考えています。他にも、運送業界の慣習として、まだまだ手書きや手入力が多いのも特徴なので、OCRを絡めたRPA化が出来ればと思っています。

アシロボ化による社内改革

社内にルーチンワークはまだまだ多く残っています。そこに携わるメンバーが自分でシナリオ作成することで業務効率化が進めば良いと思っています。もちろん、最初は手ほどきが必要です。しかし、全機能を教えきらなくても8割の理解で十分作れると思うので、いま情報システム室で指導できる人材を育成しています。個々のメンバーにスキルが身に付けば、何を変えれば自動化できるかをメンバー自身で見直す機会が生まれ、部署内完結での効率化が進む。そして、現場にアシロボ化が浸透すれば、結果的に情報システム室の負荷軽減と働き方改革にも繋がると考えています。

導入検討企業の方へ

アシロボの導入メリットは、やはり使いやすさです。画面レイアウトも非常にシンプルで直感的操作ができるのが良いですね。そもそも操作説明会へ行かずとも、作ってみたらできましたし。また、ここまでスピーディーに行えたのは導入費用の安さです。費用が大きければ、それなりの費用対効果を事前に社内説明しなければいけないですが、月額5万円なので、「まずは投資」として承認がおりました。もう既に5万円以上の効果を十分出していますけどね。

本日はありがとうございました。シナリオ作成ペースを更に加速される体制を構築されるとの事、今後の圧倒的な自動化や効率化の働き方改革が進みそうで私たちも楽しみです。アシロボも、日々さらなる機能拡充を行い、しっかりとお力添えができればと思います。


インタビューご協力企業:北王流通株式会社様(東京都北区王子2丁目30-2 井門王子ビル 7F)

関東1都6県に自社配送ネットワークを持ち、関東圏約50万人の食生活をサポートする物流インフラ企業。物流の要となるトラックドライバーの生産性向上の取り組みなど物流業界の変革につなげるべく、新たな施策を実行されています。

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製品版と同じフル機能版(PC2台で利用可)。体験版で作成されたシナリオ(動作指示書)は製品版へ引継げます。

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