アシロボは、無くてはならない片腕!/デジタル・クリエイティブ・ネット様
撮影スタジオ運営からバックオフィスの自動化支援まで、多岐に渡る事業を展開されている株式会社 デジタル・クリエイティブ・ネットの草間千恵様にお話を伺いました。【2019年11月導入】
デジタル・クリエイティブ・ネット様のアシロボの使い方
アシロボ導入後4か月で30本のシナリオを作成、現在も週1~2本のシナリオが増え、今では業務に欠かせない存在との事。朝のスタートはアシロボのシナリオを動かすことから始まり、コーヒーを飲んでいる間に、アシロボのメールチェック結果を見て一日のスケジュールを立てておられます。大変だった日々の作業をアシロボへと代替し、生み出せた時間は驚異的だと仰る草間様。具体的にどのようなシーンで使われているのでしょうか。
アシロボ導入前と後
アシロボを知る前は仕事を抱える事も多く、とにかく目前の仕事をこなすことで精一杯でした。導入後少しずつシナリオ数が増え、アシロボに慣れてきた頃、以前のシステム導入担当時代にしていた業務フロー図作成を思い出し、業務フロー図不要のRPAにも関わらず、逆に書いてみました。すると、意外とアシロボで出来る範囲が広い事に気付き、最近では更にシナリオ作成が加速しています。
システムとアシロボの関係
今までのシステムでも、業務フローの自動化は、クラウドだけで完結させたり、システム内で完結させるようにしていました。しかし、その先のシステム同士を繋ぐ部分は、APIを開発したり、人を介してやらざるを得ず苦労していたのですが、アシロボはシステム同士を繋げる役割も担えるので、ここは強みだと思っています。1つのシステムだけであれば、端から端まで1つの塊のように作り、石のように固って切り分けも難しく、メンテナンスや維持も大変です。例えば、端から端まで全てを作り込む必要のあったVBAやbatも、簡易的にパーツパーツを作れば、後はアシロボが仲介役をしてくれます。お蔭でメンテナンス性も高く、エラー部分だけを修正できるので、システムやマクロ自体もより使いやすくなりました。
アシロボが生んだ物
結果的に、今では新しい業務は、まずはアシロボの自動化でルーチン化。空いた時間で、クリエイティブ業務を増やしたり、新規の仕事を受けられたり、出張にも行ける好循環が生まれています。アシロボのお陰で、止まっていた業務が一気にできるようになりました。
シナリオの使い方・作り方
新しい業務が発生した場合は、一度、自らの手で手順を試行錯誤し落とし込み、同時にアシロボのシナリオ作成をしています。この方法だと、手順の整理がひと通り終わった時点で既にシナリオが完成し、作業を客観視できます。まさに、自分が教えたことを忠実に実行してくれる事務員さんのようですね。アシロボが動く姿を見て、「あ、ここで無駄な動きをしているな、この処理はいらないな」と、ここは本当に大きいです。また、月次のルーチンワークでは手順を忘れる事もあり、シナリオ化しておけば「私、こうやっていたのか」と、手順も間違えず再確認も可能です。月次作業は、日々に忙殺され忘れがちなので随分楽になりました。また普段利用しているオンライン秘書さんへの依頼(ルーチンワーク)も、アシロボがやっています。ファイル名が決まっていれば秘書さんもやりやすいですし、文面もほぼ同じなのでチャットで依頼。こんなちょっとした事もアシロボでやっています。
シナリオ作りのコツは2点。(1)業務を俯瞰する事。(2)パーツパーツでシナリオに落とし込む事。パーツをパッチワークのように繋げれば、そのグループが1つのフローになるので、新しい業務の始まりは、個々のパーツ作りをお勧めします。
アシロボを選んだ理由
まず、ローカル業務を自動化したかったので、クラウドタイプは除外しました。あとは難しい画面ではなく、UIが簡単なものが良いと思っていました。ただ、最初はこれほどシンプルな画面で大丈夫か?と心配でしたが、しっかり使えますし、今ではこのシンプルさがとても良いです。以前からやっていたGoogleのプログラミングゲームとアシロボが似ていた事もあって違和感なく取り組めました。またシナリオの上限数も無く、作れば作るほど割安になると考えると驚異的。アシロボを選んで良かったです。
改善要望
新機能開発も早く、いつも新機能追加のメールが届けば、フロー図を確認し「あれ、これわざわざ人にお願いしているけれど、新機能で出来るぞ」と思いシナリオを修正しています。こんなに色々と機能追加されて大丈夫?とこちらが心配になるくらいです(笑)ただ、1点、今はIDパスワードの入力作業がもう少し楽になるといいなと思っています。※草間様のご要望は、開発参考リストに入れさせていただきました。
導入検討企業の方へ
正直アシロボは無限大です。業務はルーチンワークか、新しい業務かですが、新しい業務も結局はルーチンワークになります。アシロボは、ルーチン化までのスピードアップにも、既存ルーチンの自動化にも繋がります。また最近は、シナリオマーケットが凄くヒントになっていて、こういうのが実際の現場で使われているんだなと参考になります。そして、最後に。導入直後に壮大な地図を作ると大変なので、焦らず手元のどうにもならない事からやってみるといいと思います。全部やろうと思うのではなく、まずは足元の業務からが良いのではないでしょうか。
本日はありがとうございました。アシロボの進化と共に範囲も広げ、良さを引き出してお使いになられていました。これからも草間様の右腕として活躍できるよう、日々進化、日々改善を続けていきたいと思います。
インタビューご協力企業:株式会社デジタル・クリエイティブ・ネット様(東京都中央区月島1-14-7 DCNスタジオ)
月島でレンタルスタジオを構え、スタジオ運営と共にバックオフィスの自動化支援を行われている企業。スタジオ利用備品などもデジタル管理化され、少人数でもスムーズな運営を実現されています。