INTERVIEW 導入企業インタビュー

様々な業種や業界で働いているRPAツール「アシロボ」。
具体的に、どのような活⽤をされているのか、リアルなお客様の声をご紹介します。

アシロボ活用法/安川電機様

2021.02.15

【導入企業インタビュー】安川電機様

産業用ロボットをはじめ、メカトロニクス製品のリーディングカンパニー安川電機様。世界シェア上位を誇る製造企業でダイバーシティを推進される本社部門でのアシロボ導入、一体どのように活用されているのでしょうか。今回は、人事総務部 総務部 多様性推進課の山崎様にお話を伺いました。【2020年3月導入】

導入のきっかけは?:定型業務からの解放手段を探していた!

多様性推進課のタスクは、ダイバーシティ推進に加え、ES推進(ES=従業員満足度)を担っており、業務全体の約75%がES推進です。主に従業員へのESアンケート調査対応に時間を割いていたため、何とか効率化できないかと2019年秋開催のAI・業務自動化展(約700社が出展)に足を運んだのがきっかけでした。

ESアンケートの結果から課題を見つけ改善のPDCAを回すことが最終目的となりますが、第一ステップとして、結果を分析し見える化することが必要です。この見える化を自動化するため、AIやBIなどの活用を検討していました。しかし、アンケートが常に同じ設問ではなく、AIやBIでは開発に多額の費用や時間が掛かることなど導入ハードルが高いことが分かりました。そこで、代替ツールがないかと視点を他に移し、展示会場に多く出展していたRPAに着目し、汎用性で優れた印象を受けたことから使い勝手の良いRPAを探し始め、最終的にディヴォートソリューション株式会社のアシロボに決めました。

数あるRPAからアシロボを選んだ決め手は?:コストと操作性!

決め手は操作性ももちろんですが、断然に安いコストです。他とは比較にならず、驚きました。あと、アシロボの営業の方の接客が、とても丁寧だったことも自社に持ち帰り検討しようと考えたポイントの1つです。親切な対応と人柄が、その後に繋がったと言えます。

弊社は2020年3月に導入したのですが、短期間で何度もバージョンアップをし、毎月使いやすくなっているので、導入してよかったと思っています。

どんな業務をRPA化しましたか?:単純作業の疲弊業務を軽減!

トライアル期間に着手したのは、ESアンケート関連の定型業務の一つで、従業員から寄せられた約100件/月届く質問・要望等への対応です。回答を関係部署に記入してもらい、その回答をDBからメールにコピーし質問・要望等の投稿者へ1件ずつ返信するというプロセスです。アシロボのテクニカルセンターの方に、きめ細かくサポートをしていただきシナリオを完成することができました。

この業務で削減された業務時間は、約450分/月。アシロボでメールの自動送信まで出来るのですが、敢えて一旦目視確認を入れ送信するようにしています。ただ、このわずか約450分/月とはいえ、今まで担当者がExcelの一覧からコピーし、メールの宛先を間違えないように注意してレイアウトを整えて送信する、これは単純作業ながらも非常に神経を使う業務だったので、担当者からは、今までの疲弊が軽減されたのでとても良かったと声が上がっています。

他にも、ESアンケートの回答を促すリマインダーとしても活用しています。未提出者の抽出作業をRPA化しました。1回の作業は約30分、3回リマインダーを出すので90分/月の削減に繋がっています。また、Excelのマクロを呼び出しグラフの整形や、過去のアンケート内容をExcelに集約する等にも使っています。いろいろなソフトをまたいで操作できるのがRPAの魅力の一つだと分かりました。PowerPointをPDFの印刷不可変換などもできています。今は簡単なものから順に着手していますが、そのうち大作を作って披露できたらいいなと思っています(笑)。

難しくなかったですか?:簡単なものから作ってみる!

課のメンバー5名全員が、「上期中に単純・簡単なものでいいのでシナリオを1本作ろう」と目標を設定して取り組みました。全員完成したことから「下期もシナリオ1本以上作ろう」と進めています。このように課内での浸透は、順調に進んでいます。それぞれに、いま持っている一番面倒に感じる定型業務、または、簡単だけど毎回すごく集中力を要する定型業務をボタン1つで楽々解決といった「自分たちを楽にしよう」という観点、更には、RPA化で効率化できた時間は、もっとクリエイティブな業務にシフトし「部門の付加価値を上げていこう」と取り組みをスタートしました。

メンバーは理系・文系混合なので、導入前の心理的なハードルは多少あったと思いますが、実際に使ってみるとプログラミングの経験がなくてもアシロボは感覚で使えるものだったので楽しく取り組めたようです。このように感覚で使えるRPAは、理系・文系、職種関係なく、そのうちExcelのように誰もが使えるようになるのではないかと感じています。

課のメンバー全員にRPAを使えるようにしたのはなぜですか?:まずはRPAを知る!

使ってみて得意不得意はでてくるとは思いましたが、まずは、課のメンバー全員にRPAがどのようなものかを実感してもらうことが大事だと思ったからです。課の標準スキルに設定し、個人がもっている細かな定型業務をどんどんRPA化してもらう狙いと、異動があった際も、残ったメンバーがアシロボのシナリオ(プログラム)の更新に対応できるようにしておくためです。また、異動になった方も他部署でもRPA人材として活躍できると思ったからです。

よかった点は?:技術者魂に火がつきました!

私の部署の一人は、アシロボによる改善業務に、今一番やりがいを感じて働いていると話してくれました。その方は、障がいを負ったことで業務範囲が狭まったと感じてしまい、自己肯定感が下がっていましたが、アシロボでは社内で一番頼れる存在になっています。その方のESアンケートの回答にも「非常に働きがいがある」が選択されており、私もガッツポーズでした。

業務効率の意味では、ミスなく、素早く、ストレス軽減であったり、業務の中でもメリハリがついたりと、良いことが多いです。しかしながら、それ以上に私にとっての一番は、メンバーが働き甲斐を感じてくれたことです。元は技術者だったのでモノが出来上がる喜びはひとしおのものがあり、シナリオが出来上がるたびに喜びに繋がっています。少し大げさですが、RPAを取り入れたことであらためて技術者魂に火がついたようです。

他部署導入の検討は進んでいますか?:少しずつ広がりを見せている!

現在、広報・IR部、総務部でアシロボを導入しています。

上記以外で問い合わせがあったのは3部門で、その内、検討中は2部門です。使い方で分からない点があると電話で相談があり、以前の対応事例を共有するなど部署を跨いで連携しています。

アシロボのほかにRPAを導入していますか?:プログラマー版他社RPAとの使い分け
弊社はアシロボ導入前から別のRPAを使っています。大きな改善を狙うものはプログラマー版の従来型のRPAを使い、部署にある小さな改善を助けるのは、小回りの利くアシロボが最適だと考えています。

今のデジタル化、DXの流れに乗って、RPAをもっと社内に広め人材開発と会社全体の業務圧縮に繋がればと思っています。

まずは、興味関心をもってくれた部門から、そして新しいスキルを身につけたい、強みを持ちたいと思う方と一緒に取り組んでいきたいと考えています。

これから導入検討している企業へのメッセージ

弊社では、業務の標準化や業務プロセスの最適化を徹底的に行ったうえで、さらなる作業効率化のためRPAを導入するというステップを踏んでいます。そうすることで、RPAは業務改革、働き方改革の一助になってくれるのだと思います。

上記を踏まえ、まずは、トライすることだと思います。1か月間のトライアル期間でシナリオをいくつか作ってみて、手応えを感じてから導入へ踏み切ることをお勧めします。

本日はありがとうございました。アシロボを通じて、働き甲斐が上がったことは、私達にとっても大変うれしいお話でした。業務効率面でも、ES推進面でもアシロボが益々お役にたてるよう引き続きサポートさせていただきます。


インタビューご協力企業:株式会社安川電機様(北九州市八幡西区黒崎城石2番1号)

1915年創業。産業用ロボットなどメカトロニクス製品の製造を行うメーカー。ACサーボモータ、インバータ、産業用ロボットで世界トップクラスのシェアを誇るグローバル企業。

TRIAL VERSION 1ヶ月無料体験版

製品版と同じフル機能版(PC2台で利用可)。体験版で作成されたシナリオ(動作指示書)は製品版へ引継げます。

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