RPA導入に関するアシロボの研修内容と導入事例をご紹介

概要

近年、RPAの導入による自動化は注目を集めており、自社にも導入しようと考える方が増えてきています。
しかし、「自社にプログラミングに詳しい人がいない」や「RPAをはじめて導入するから不安」と考え、RPAの研修を受けようと考える方は少なくありません。
この記事では、RPAの研修内容をはじめ、研修を受けることで得られるメリット、アシロボの研修内容などを解説します。

RPAとは?

RPAとは、「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略称であり、人が行う業務をソフトウェアロボットに代行させて自動化する技術です。

主にマウスによる作業やキーボードによる作業といったパソコン上で行う一連の定型業務の自動化に強みを持っています。

このように人がこれまで行ってきたパソコンによる定型操作をロボットが代わりに実行し、業務の効率化を図れるため、「仮想知的労働者(デジタルレイバー)」とも呼ばれています。

RPAを導入することでヒューマンエラーの防止や人件費の削減といったメリットがあるため、運用できるスキルや知識はぜひ身につけたい能力といえるでしょう。

RPA研修の内容

RPAを運用するために必要な技術を学ぶための研修にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、RPA運用のために行われる主な研修内容についてご紹介します。

RPAの重要性を知る

まずはじめに、RPAの研修ではRPAの重要性について学習します。

RPAの重要性を知るということは、RPAを運用しながら業務の効率化を図るうえで欠かせません。

RPAには上記で触れたヒューマンエラーの防止や人件費削除のほか、コア業務に注力できることや業務の見直しにつながるといったメリットがあります。

それらのメリットに加えて、現代において問題視されている少子高齢化による労働力人口の減少や働き方改革の推進といった社会的な問題により、RPAの重要性が高まってきているといえるでしょう。

研修ではそれらを踏まえ、「RPAがなぜ必要なのか」や「RPAを導入するとどういったメリット・デメリットがあるのか」などの基本的な部分を深堀しながら学習します。

RPAの使い方を知る

研修を通じて、RPAツールの使い方についても学習します。

RPAツールにはさまざまな種類があり、なかには専門的な知識がなくてもドラッグ&ドロップなどの直感的な操作で自動化を図れるツールもあります。

しかし、最初からさまざまな機能をフルに使って自動化が成功することは少なく、最初は基本的な操作を使って自動化をすすめ、徐々に自動化できる範囲を広げていくことが多いです。

そのため、活用するRPAツールの使い方を研修で学習すると良いでしょう。

また、RPAツールを提供しているベンダーによってはその企業内で使い方をレクチャーする研修も開催している場合もあるため、併せて利用するのも一つの手です。

自動化する業務の整理方法を知る

自動化させる業務の洗い出しを行う方法を知ることも大切です。

業務の洗い出しをする際は、「全てを自動化させる」という思い込みを無くしましょう。まずは小さい業務からステップアップしていくことが重要です。

以下の点にあてはまる業務を探し、自動化させたい業務を挙げていきましょう。

  • 毎日・毎週・毎月など、定期的に行っている業務
  • 面倒な業務
  • 転記・収集・格納・集計・更新など、定型的で繰り返し行う業務

一件自動化出来なさそうな業務でも、データ集計や転記は自動化し、最後に人間が判断するなど半自動化にすることでも業務改善は行えます。

また、業務のすべてを一度に自動化するのではなく、作業単位に分けて自動化することも大切です。例えば、会計システムのデータ登録作業の場合、①~③を別々に自動化していくというイメージです。

①システムからデータをダウンロード

②ダウンロードしたエクセルを加工する

③別のシステムにアップロードする

RPAのシナリオ作成の方法を知る

RPAの研修では、シナリオ作成の方法を学習することができます。

シナリオとは、「RPAがどのように動き、どのような処理を行うか」を指定する指示書のようなものであり、自動化を図る際には欠かすことができない要素です。

このシナリオは、業務の手順を変更するときやさらなる業務効率化を図りたいときにカスタマイズしていくため、知識やスキルがなければ柔軟なカスタマイズは実現できない可能性があります。

そのため、研修で「自動化に必要なシナリオ作成の手順」や「カスタマイズのやり方」などについて学習すれば、効率的な業務の自動化を目指すことができるでしょう。

RPA活用に研修は必要?

ここまでRPAの主な研修内容について触れてきましたが、RPAツールは専門的な知識や経験がなくても比較的簡単に扱えるツールもあるため、わざわざ研修を受ける必要は本当にあるのかと疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、RPAを十分に活用するためには専門的な知識があるないに関わらず、研修を受けることをおすすめします。

下記では、受けたほうが良い理由などについて具体的に解説します。

独学で身につけるには時間がかかる

はじめてRPAツールを導入し、自社内で運用していくとなると独学で使い方を身につけていかなければなりません。

独学で覚えておく場合でもRPAを運用することは可能ですが、しっかりと活用できるようになるまではどうしても時間がかかってしまう傾向にあります。

そのため、できるだけ時間をかけずに使い方を身につけたいという場合は研修が必要不可欠といえます。

また、専門的な知識やスキルがなくてもRPAを活用することができますが、最低限のプログラミング知識があればRPAをより有効的に活用できるようになるため、可能であれば知識やスキルを身につけておくと良いでしょう。

使用するRPAによって操作方法が異なる

人によっては、「もともとRPAを使っていた」や「プログラミングに関する知識やスキルを保有している」という方はいるのではないでしょうか。

しかし、上述したようにRPAツールの種類はさまざまで操作方法が異なるため、いきなりフル活用するというのは難しいでしょう。また、操作を学ぶことで隠れた機能を知ることができ、もっと効率よく自動化することができるかもしれません。

そのため、まずは研修を通して事前に説明を受け、使い方やそのRPAツールの強みなどを理解することが効率的に運用していくうえで必須といえます。

業務の整理ができる

研修を受けることで業務の整理ができるようになります。

業務の自動化を考える上で、現在自分がどのような手順で業務をしているのかを改めて振り返ることになります。その際にもっと効率よく自動化できる方法を考える中で、業務の整理をすることができます。

その結果、自分の今後の仕事を効率的に行う習慣も身につくため、RPA化する業務以外の業務効率化にもつながるでしょう。

業務の効率化や効果的な自動化を図るためには、今の手順をそのまま自動化するのではなく業務の整理も行うことが肝心です。

アシロボは習得が簡単なRPAです

RPAの研修を受けることでより良い業務の自動化を図ることができます。

しかし、「研修を受ける時間がない」や「どのRPAツールが良いのか分からない」と不安になる方もいます。

そういった際は、比較的習得が簡単なRPA『アシロボ』にお任せください。

ここでは、アシロボの特徴についてご紹介します。

マクロを組める方なら90分で実務レベルに

RPAツールを活用する際、プログラミングに関する知識やスキルがあったほうが良い場面は少なくありません。

アシロボは、特別なITスキルがない現場社員でも使用しやすいUIを実現しており、業界最短クラスの学習時間で実務で活用することが可能です。

マクロを組める方なら90分程度で実務レベルに成長でき、全くの未経験の場合でも7時間程度で実務レベルまで成長することができるため、導入のハードルが比較的低いといえるでしょう。

導入前相談も無料で行っております

導入前からメールやオンラインMTGによる相談を無料で行っているため、「はじめてRPAを導入するから不安」や「使用感は良いのか」といったことを事前に相談することができます。

導入後も無料講座の開催を開催しており、「アフターフォロー」や「新機能開発」、「バージョンUP」などのサポートも完備しています。

これらのサポートは無料で受けることができるため、心配事や疑問点がある場合でも気軽に相談することができるでしょう。

コマンドと呼ばれるパソコン動作をクリックで並べてシナリオ作成ができ簡単

一般的なRPAツールの場合は、業務フロー図などが必要であり、それらをもとにしてシナリオ作成するため、はじめての方だと難しく感じる場合があります。

しかし、アシロボではコマンドと呼ばれるパソコン動作をクリックして並べるという形でシナリオ作成ができるため、高度なITスキルや知識は必要ありません。

そのため、どのような方でも比較的簡単で直感的に作成することができるため、現場でも使用しやすい操作感があるでしょう。

アシロボで行っているRPA研修

アシロボが実際に行っているRPA研修にはどのようなものがあるのでしょうか。

アシロボは、「急がば回れ」がステップアップへの近道としており、初級から上級までの研修が存在します。

下記では、具体的に解説します。

初級

初級では、基本操作でアシロボの動作を実際に体感し、どうシナリオを作成するかといった手順を学習する研修です。

主な研修内容としては、「起動と終了」「マウスを動かしてみる」「画面を行き来してみる」「アシロボ緊急停止とスケジュール実行」といったことが挙げられます。

また、契約前でも参加することができ、ライセンスを研修前後3日分お渡ししています。

初中級

初中級は、初級を受講後に受ける研修であり、初級よりも多くの操作ボタンやコマンドの使い方を覚えます。

具体的には、「色々なアプリを開いてみる」「WEBからダウンロードしたファイルを保存してみる」「ダウンロードファイルを開く」「ファイルの移動や名前の変更」といったことが挙げられます。

これらを学習することで実際の業務の自動化に役立つ操作へと近づくことができるでしょう。

中級

中級は、これまでの研修を通じて操作に一通り慣れた方向けの研修です。

具体的な研修内容としては、「フォルダの有無確認とフォルダ内ループ」「エクセル列ループ・行ループ」「メール送受信」などが挙げられます。

より実践に近い操作が多くあり、実際の活用シーンを想定しながらシナリオ作成を行うため、実践におけるヒントやコツが掴みやすいでしょう。

エクセル

エクセルはその名の通り、Excel操作を集中的に行う研修です。

具体的には、「フィルタ操作、メニュー操作」や「最終行取得方法」、「スプレッドシートコマンド」などについて学習します。

そのほかにも、サンプルデータを使用して請求書発行や、PDF保存するシナリオ作成にチャレンジし、専用コマンドの全機能について学びます。

ウェブ

Webブラウザの操作を集中的に行う研修です。

主な研修内容は、「ウェブブラウザについて」や「別ブラウザで開いたページを操作する」、「表の一括CSVダウンロード」、「ブラウザ起動(ユーザ情報引継)」など、幅広く学習します。

これらの学習を通じて、画像座標や画像認識ではなく、Web上の住所や番地を使い、安定動作を叶えることを目指します。

また、HTMLソースが読めないという方でもXpath(番地)を1秒で取得できるアシロボブラウザの全機能について学習できるため、安心して学ぶことができるでしょう。

上級

上級は、これまでの研修を踏まえ、「さらなる効率的な方法」や「エラー発生時、RPAを止めることなくエラーを処理する方法」などを学びたい方向けの研修です。

具体例としては、「新機能について」や「特殊アプリの操作について」、「複雑なサンプルシナリオ解説」などが挙げられます。

上級の場合は、受講者から質問を受け付けており、それに対する研修を行うため、毎回研修内容が多少異なるという特徴があります。

RPAツールアシロボの導入事例

ここでは、RPAツール『アシロボ』の導入事例を2つご紹介します。

ぜひ導入事例を参考に、RPAツールの導入を検討してみてください。

RPAを活用し倒すための体制作り

「3時のおやつは文明堂♪」という誰しもが耳馴染みのあるCMで有名な株式会社文明堂東京様での導入事例です。

導入するきっかけとなったのは、もともとお付き合いのある企業がアシロボを導入しており、世の中的にもRPAに注目が高まっていることもあって導入を検討されました。

主に、生産計画を担っている生産本部業務部の社内基幹システムや社内開示用のお得意先情報作成のほか、経理部の請求書発行業務などで活用されています。

現在では、1日20回程度稼働するものから月に1回程度稼働するものまで、合わせて約80本のシナリオが稼働しており、現場では無人で失敗することなく確実なデータが生成されていることに対するありがたみの声が挙がっています。

今後も、アシロボの導入を活発にし、全社的にアシロボを使いこなせる社員を増やすとともに、RPAを活用し倒すための体制作りに取り組んでいくそうです。

具体的にはこちらの記事でご紹介しているのでご確認ください。

約80シナリオ稼働!RPAをフル活用する鍵は、社内の雰囲気作り/文明堂東京様

RPA導入で業務の見直しを実現

石川県に本社を置き、建設業向け原価管理ソフトウェアの専門メーカーである株式会社建設ドットウェブ様の導入事例です。

導入するきっかけとなったのは、手作業での入力業務が課題であり、出荷形態も複雑でミスもしてしまう状態だったため、協力企業からアシロボを教えてもらったことで導入を検討しました。

アシロボを導入後、まずは月36時間かかっていた受注処理の入力作業を自動化を図り、6時間まで減らすことができ、受注処理だけで約30時間程度の削減ができました。

ほかの業務にも展開していき、インターネットFAXの自動送信で約8時間、保守継続の見積もり作成業務で約30時間など、月125時間の削減に成功しています。

また、RPAを導入することでミスを減らすことができ、業務の見直しも実現できたそうです。

具体的にはこちらの記事でご紹介しているのでご確認ください。

アシロボで業務フローを見直し!月125時間の削減に成功/建設ドットウェブ様

RPAならアシロボにお任せください

RPAの概要をはじめ、RPA研修における主な内容や研修の必要性などについてご紹介してきました。

RPAを柔軟かつ効率的に活用して業務の自動化を図り、業務効率化や品質向上を目指すためには研修を受けることをおすすめします。

研修では基本的な知識をはじめ、上級テクニックなども学習することができるため、より自社にマッチしたカスタマイズを実現してRPAを運用できるようになります。

アシロボでは、初級から上級までの研修を開催しており、順序良く受けることで確実な成長を実感できます。

また、未経験者であれば約7時間、マクロが組める方であれば最短90分で実務レベルまで成長できるため、導入ハードルは比較的低いといえるでしょう。

「はじめてRPAを導入する」や「自社に合ったカスタマイズができるようになりたい」などを考えている方は、ぜひアシロボの導入をご検討ください。

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