クラウドストレージおすすめ16選を徹底比較!法人向けの選び方や無料サービスも解説【2026年】

クラウドストレージおすすめ16選を徹底比較!法人向けの選び方や無料サービスも解説【2026年】

クラウドストレージはインターネット上にデータを保管・管理できるサービスで、必要なタイミングでいつでもデータを参照できます。PCやスマホ・タブレットなど複数の端末との互換性が高いサービスも多く存在し、個人・法人に関わらず利用できます。

クラウドストレージは利便性が高い一方で「おすすめのクラウドストレージはどれ?」「クラウドストレージの選び方や利用する際の注意点が知りたい」と考える人も多いでしょう。以下はおすすめのクラウドストレージの比較表です。

クラウドストレージおすすめ16選の比較表

スクロールできます
サービス名月額料金容量1GBあたりの料金課金方式無料トライアルデータセンター
XServerドライブ2,970円〜1TB or 500GB約2.97円定額課金制もしくはユーザー課金制10日間無料トライアル国内大手データセンターで運用
ABLENETストレージ19,800円〜1TB約22円定額課金制10日間無料トライアル国内データセンターで運用
セキュアSAMBA5,000円〜100GB〜約50円定額課金制14日間無料トライアル国内データセンターで運用
DirectCloud44,000〜500GB〜約88円定額課金制30日間無料トライアルAWSを用いた国内データセンターあり
Fleekdrive1ユーザーあたり 600円〜1ユーザーあたり 10GB〜約60円ユーザー課金制30日間無料トライアルAWSを用いた国内データセンターあり
Bizストレージ ファイルシェア16,500円〜1GB〜16,500円〜定額課金制14日間無料トライアル国内データセンターで運営
コワークストレージ2,750円〜100GB〜約27.5円定額課金制30日間無料トライアル国内データセンターで運営
Box2,085円〜無制限無制限のためなしユーザー課金制14日間無料トライアル世界各国の主要データセンターで運営
Dropbox Business1ユーザーあたり1,800円〜5TB約1.8円ユーザー課金制30日間無料トライアル世界各国の主要データセンターで運営
Google Workspace1ユーザーあたり950円〜1ユーザーあたり 30GB〜約26.6円〜ユーザー課金制14日間無料トライアルGoogle自社所有のデータセンターで運営
Microsoft OneDrive 一般法人向け1ユーザーあたり 899円〜1ユーザーあたり 1TB〜約0.9円ユーザー課金制1ヶ月間無料トライアル日本国内、世界各地にMicrosoft Azureデータセンターで運営

本記事では、おすすめのクラウドストレージ16選を解説します。クラウドストレージの概要から法人向けの選び方や無料サービスも紹介します。導入するメリット・デメリットやよくある質問もまとめているため、クラウドストレージの導入を検討している人はぜひ参考にしてください。

目次

クラウドストレージおすすめ11選を徹底比較

クラウドストレージおすすめ一覧

クラウドストレージには、月額料金だけではなく対応している容量や搭載されているセキュリティの内容が異なります。サービスそれぞれの特徴を把握することで、自社に最適なクラウドストレージを選択できます。

有料でおすすめのクラウドストレージは、以下のとおりです。

それぞれ順に解説します。

XServerドライブ

XServerドライブ
月額料金2,970円〜
容量1TB or 500GB
1GBあたりの料金約2.97円
セキュリティ・認証SSL/TLS暗号化通信・データ暗号化(AES-256)・WAF・二要素認証・IPアドレス制限・ログ監視機能
データセンター国内大手データセンターで運用
無料トライアル10日間無料トライアル
提供元・運営会社エックスサーバー株式会社

XServerドライブは、高速かつ安定したサーバー運営で実績のあるエックスサーバー株式会社が提供する法人向けクラウドストレージです。圧倒的なコストパフォーマンスが特徴で、大容量ストレージを低価格で利用できます。セキュリティ面では、通信の暗号化や保存データのAES-256による暗号化に加え、2要素認証や詳細なアクセス権限設定、IPアドレス制限などの豊富な機能を標準搭載しています。

さらに、国内の自社運営データセンターで管理されているため、機密データの保管においても極めて高い安全性を有しています。アカウント数が無制限で登録できるプランもあり、社内だけでなく社外の取引先との安全で円滑な大容量ファイルを管理できます。

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ABLENETストレージ

ABLENETストレージ
月額料金19,800円〜
容量1TB
1GBあたりの料金約22円
セキュリティ・認証SSL/TLS暗号化通信・保存データ暗号化・IPアドレス制限・アカウント毎のアクセス権限設定・パケットフィルタリングによる防御
データセンター国内データセンターで運用
無料トライアル10日間無料トライアル
提供元・運営会社株式会社ケイアンドケイコーポレーション

ABLENETストレージは、ホスティングサービス運営によるノウハウを基盤とする、高い信頼性と安定性を備えたクラウドストレージサービスです。ビジネスシーンでの利用に耐える強固なインフラを低価格で提供しており、小規模オフィスから中小企業まで幅広いユーザーに対応しています。

セキュリティ対策では、すべての通信を暗号化する仕組みや不正アクセスを防ぐためのIPアドレス制限機能、ユーザーごとの細かなアクセス権限管理が行われています。

データセンターは国内の信頼性の高い強固な施設内に設置されており、耐震・免震構造や徹底した空調管理、万全の停電対策が施されています。複雑な機能を省いたシンプルで直感的な操作画面が特徴で、ITの専門知識を持つ人材が不足している企業でも安心して導入可能です。導入初期でもスムーズに安全なファイル共有環境を構築・運用できます。

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セキュアSAMBA

セキュアSAMBA
月額料金5,000円〜
容量100GB〜
1GBあたりの料金約50円
セキュリティ・認証SSL/AES-256・端末認証・IPアドレス制限・ファイルごとのアクセス権限・操作ログの自動取得・二段階認証
データセンター国内データセンターあり
無料トライアルフリープランあり
提供元・運営会社スターティアレイズ株式会社

セキュアSAMBAは、中小企業を中心に4,000社以上の導入実績を持つ、セキュリティの強固さと使いやすさが特徴の法人向けクラウドストレージです。Windowsのファイルサーバーと同様の感覚で、エクスプローラーから直接ファイルをドラッグ&ドロップして操作できる高い操作性を強みとしています。

セキュリティ面は非常に厳格で、通信や保存データの暗号化はもちろん、接続を許可する端末を特定する端末認証機能やIPアドレス制限、詳細な操作ログの取得機能を搭載しています。

データセンターは信頼性の高い国内設備で運用されており、万全のバックアップ体制が管理されています。テレワーク環境下でのセキュアなファイル共有や機密性の高い社内資産のバックアップ用途として、多くのビジネスシーンで活用されています。

DirectCloud

DirectCloud
月額料金44,000円〜
容量500GB〜
1GBあたりの料金約88円
セキュリティ・認証AES-256暗号化・データ受取時のウイルスチェック・ファイル暗号化(IRM)・デバイス認証
データセンターAWSを用いた国内データセンターあり
無料トライアル30日間無料トライアル
提供元・運営会社株式会社ダイレクトクラウド

DirectCloudは、ユーザー数無制限の定額制料金プランがあり、企業のコスト削減と高度なセキュリティ対策を同時に実現できる法人向けクラウドストレージです。何人で利用しても月額料金が変動しないため、全社的な導入や組織拡大の際にもコストを標準化できます。

また、強固なセキュリティ機能が特徴で、ファイル保存時の自動暗号化やファイル単位で閲覧制限をかけるIRM機能、7段階の詳細なアクセス権限設定を標準で備えています。

さらに、デバイス認証やIPアドレス制限により、許可された端末以外からのアクセスをシャットアウトします。データセンターは国内最高水準の可用性を誇るインフラを採用し、データの3重化バックアップを行っています。厳格なセキュリティ要件やコンプライアンス基準にも対応できます。

Fleekdrive

Fleekdrive
月額料金1ユーザーあたり 600円〜
容量1ユーザーあたり 10GB〜
1GBあたりの料金60円〜
セキュリティ・認証通信・保管の暗号化・自動ファイル暗号化・IPアドレス制限・ウイルスチェック
データセンターAWSを用いた国内データセンターあり
無料トライアル30日間無料トライアル
提供元・運営会社株式会社Fleekdrive

Fleekdriveは、ファイルの保管・共有だけではなく業務効率化や企業間コラボレーションを促進する多機能型の法人向けクラウドストレージです。同一ファイルを複数人で同時にリアルタイム編集できる共同作業機能やワークフロー承認機能など、ビジネスシーンでの活用を意識した仕組みが数多く搭載されています。

セキュリティ面では、ファイルのアップロード時に自動でウイルスチェックを行う機能やファイルを自動暗号化する技術を導入しています。

また、文書の印刷やダウンロードを個別に制限し、画面上での閲覧のみを許可する高度な資産保護設定が可能です。データセンターは強固な国内のクラウドインフラ上で運用されており、24時間365日の監視体制と徹底した冗長化により高い稼働率を維持しています。ガバナンスとセキュリティを担保しつつ、ストレージを管理できます。

Bizストレージ ファイルシェア

Bizストレージ ファイルシェア
月額料金16,500円〜
容量1GB〜
1GBあたりの料金16,500円〜
セキュリティ・認証SSL/TLS暗号化・ログイン認証強化・IPアドレス制限、上長承認機能・ウイルスチェック・全操作ログ記録
データセンター国内データセンターで運用
無料トライアル14日間無料トライアル
提供元・運営会社NTTコミュニケーションズ株式会社

Bizストレージ ファイルシェアは、NTTコミュニケーションズ株式会社が提供する、大規模企業や官公庁の厳しい要求基準を満たすファイル転送・共有サービスです。重要データの社外送受信において発生しがちな誤送信リスクを未然に防ぐため、送信前に上長の承認を必須とする「上長承認機能」を標準で搭載しています。セキュリティ対策としては、SSL/TLSによる全通信の暗号化、強固なログイン認証、IPアドレス制限、アップロード時の自動ウイルススキャン、ユーザー行動を網羅する操作ログ記録機能を完備しています。

また、データセンターは、NTTグループが誇る国内最高水準の耐震・免震構造と自家発電設備を備えた極めて堅牢な施設で運用されています。情報の機密性とトレーサビリティが優先される企業には安心感のあるインフラサービスです。

コワークストレージ

コワークストレージ
月額料金2,750円〜
容量100GB〜
1GBあたりの料金27.5円〜
セキュリティ・認証通信・保存データの暗号化・2要素認証・IPアドレス制限・JIS Q 27001(ISMS)準拠のセキュリティ管理体制
データセンター国内データセンターで運営
無料トライアル30日間無料トライアル
提供元・運営会社NTT東日本

コワークストレージは、NTT東日本が提供する、地域企業や中小企業のDXを推進するために設計された国産のクラウドストレージです。Windowsのネットワークドライブと同じ感覚で、既存の業務フローを変えずに直感的に導入・操作できます。

セキュリティ面では、通信およびクラウド上に保存されるすべてのデータの暗号化はもちろん、二要素認証や接続IPアドレスの制限、組織構造に応じた柔軟なアクセス権限設定を標準で提供しています。データセンターはNTT東日本グループが国内で自社管理する強固な通信ビル等に配置されており、準拠するセキュリティ水準も非常に高く、災害時にも強い信頼性を確保しています。

また、手厚いサポート体制も整っており、セキュリティリスクに備えつつ、安全で効率的なインフラ環境や社内外との協働環境を構築できます。

Box

Box
月額料金2,085円〜
容量無制限
1GBあたりの料金無制限のためなし
セキュリティ・認証AES-256暗号化・2段階認証、7段階のアクセス権限・国際的セキュリティ認証
データセンター世界各国の主要データセンターで運営
無料トライアル14日間無料トライアル
提供元・運営会社株式会社Boxジャパン

Boxは、世界中の政府機関やグローバル企業に採用されている、世界最高峰のセキュリティと容量無制限を特徴とするクラウドストレージです。容量制限がないため、ビジネスプラン以上では容量を気にせず全社的なデータを一元管理できます。

また、セキュリティ機能は極めて厳格で、ISOやSOCなどの基準をクリアしています。コンテンツに対して7段階の詳細なアクセス制限を設定でき、AIを活用した不正アクセスの自動検知システム「Box Shield」など機能が搭載されています。

データセンターは世界分散型ですが、日本企業のデータガバナンスに対応するため、データを日本国内のデータセンター限定で保管できる「Box Zones」オプションも用意されています。強固なセキュリティ環境によって安心してデータを保管できます。

Dropbox Business

Dropbox Business
月額料金1ユーザーあたり1,800円〜
容量5TB
1GBあたりの料金約1.8円
セキュリティ・認証SSL/TLS、AES-256・2段階認証・スマートシンク、遠隔データ削除・きめ細かな共有コントロール・データ復元機能
データセンター世界各国の主要データセンターで運営
無料トライアル30日間無料トライアル
提供元・運営会社Dropbox Japan株式会社

Dropbox Businessは、世界中で広く普及している同期スピードと直感的な操作性をそのままビジネス向けに強化した、クラウドストレージです。独自のスマートシンク技術により、PCのローカルストレージ容量を消費することなく、クラウド上の膨大なファイルに素早くアクセスできます。

セキュリティ面においては、転送中および保存中のデータの高度な暗号化だけではなく、2段階認証・共有リンクのパスワード保護や有効期限設定など、企業のデータ流出を防ぐ高度な管理機能を実装しています。万が一の端末紛失時には、リモート操作で該当端末内のビジネスデータを遠隔消去できる機能も備えられています。

データセンターは世界最高水準の堅牢性を備えた設備で構築されており、データの多重バックアップと過去バージョンへの復元機能により、ランサムウェア等の被害からも迅速な復旧を可能にします。

Google Workspace

Google Workspace
月額料金1ユーザーあたり950円〜
容量1ユーザーあたり 30GB〜
1GBあたりの料金約26.6円〜
セキュリティ・認証Google最高水準の暗号化・2段階認証・フィッシング・マルウェア防御・組織部門ごとの共有権限設定・Googleドメイン管理
データセンターGoogle自社所有のデータセンターで運営
無料トライアル14日間無料トライアル
提供元・運営会社Google LLC

Google Workspaceは、Google社が提供するクラウドストレージ「Googleドライブ」を中心に、ビジネスに必要なメール、カレンダー、ドキュメント編集機能を一体化した総合ビジネスツールです。

独自に構築された世界最大規模のGoogle自社データセンターネットワークでデータが管理されています。非常に高い可用性と耐障害性を実現しており、セキュリティ対策は世界最高水準であり、AIを用いた高度なスパム・フィッシング防御に加え、2段階認証、管理者による厳格な共有範囲のコントロール、詳細な監査ログの取得が可能です。

また、すべての通信とデータは自動で暗号化され、常に最新の脅威に対する防衛策がリアルタイムでアップデートされています。チーム内でのシームレスな共同編集と世界基準の安全性を低コストで導入が可能です。

Microsoft OneDrive 一般法人向け

Microsoft OneDrive 一般法人向け
月額料金1ユーザーあたり899円〜
容量1ユーザーあたり 1TB〜
1GBあたりの料金約0.9円
セキュリティ・認証TLS/AES-256暗号化・多要素認証(MFA)・条件付きアクセスポリシー・ファイルのランサムウェア検出・データ損失防止・監査ログ
データセンター日本国内、世界各地にMicrosoft Azureデータセンターで運営
無料トライアル1ヶ月間無料トライアル
提供元・運営会社日本マイクロソフト株式会社

Microsoft OneDrive 一般法人向けは、Windows OSやMicrosoft 365と完璧に統合されたクラウドストレージです。Officeアプリケーションから直接クラウドへ保存・共同編集ができるため、業務効率の向上が期待できます。セキュリティ面は非常に強固で、多要素認証(MFA)や接続場所・端末を制限する条件付きアクセスポリシー、機密情報の漏洩を防ぐDLP(データ損失防止)機能を備えています。

さらに、ランサムウェア攻撃を自動検知し、被害に遭う直前の状態へ一括復元できる高度なセキュリティ回復機能が標準搭載されています。データは日本国内に設置されており、最高水準の堅牢性と物理防犯体制を誇るMicrosoft Azureデータセンターに保管されるため、コンプライアンス要件も満たせるでしょう。

無料クラウドストレージおすすめ5選!小規模事業者・個人向け

無料クラウドストレージおすすめ

近年は有料のクラウドストレージだけではなく、無料で利用できるサービスも存在します。企業がクラウドストレージを導入する場合、コストパフォーマンスが不明な点が多く、導入を迷う担当者も多いでしょう。まずは無料クラウドストレージを導入することで、使用感を確かめられます。

具体的におすすめの無料クラウドストレージは、以下のとおりです。

それぞれ順に解説します。

Googleドライブ

Googleドライブ
無料容量15GB
有料プランGoogle One(100GB、200GB、2TB)
主な用途・特徴Google Workspace連携・リアルタイム共同編集・高度な検索機能
提供元・運営会社Google LLC

Googleドライブは、Google LLCが提供する汎用性の高いクラウドストレージサービスです。無料で15GBの保存容量が提供され、GmailやGoogleフォトと共有して利用できます。さらに容量が必要な場合は、Google Oneを通じて100GBや2TBなどの有料プランへ移行可能です。

GoogleドキュメントやスプレッドシートといったGoogle Workspaceの各種アプリケーションとの強力な連携ができる点が特徴です。複数ユーザーによるリアルタイムでのファイルの共同編集機能は極めて優秀で、社内外のプロジェクトにおける業務効率化や円滑な情報共有を実現します。

また、強力な検索機能や高度なセキュリティ対策も備えており、ビジネスからプライベートまで幅広いシーンで信頼性の高いデータ管理が可能です。

Microsoft OneDrive 個人向け

Microsoft OneDrive 個人向け
無料容量5GB
有料プラン・Microsoft 365 Basic(100GB)
・Microsoft 365 Personal(1TB)
主な用途・特徴Windows OS統合・Office製品とのシームレスな連携・自動バックアップ機能
提供元・運営会社Microsoft Corporation

Microsoft OneDriveは、Microsoft Corporationが運営するクラウドストレージです。無料プランでは5GBの容量が提供され、容量拡張にあたってはMicrosoft 365の各種有料プランが用意されています。 

Windows OSとの強固な統合およびMicrosoft Officeアプリケーションとのシームレスな連携機能が特徴です。パソコン上の指定フォルダを自動的にクラウドへ同期する機能により、利用者はデータの保存場所を意識することなく、安全にバックアップを取得できます。

また、外出先や異なる端末からでも最新のOfficeファイルにアクセスし、即座に編集・共有が行えるため、テレワーク環境下での生産性向上が期待できます。

Dropbox Basic

Dropbox Basic
無料容量2GB
有料プラン・Plus(2TB)
・Professional(3TB)
主な用途・特徴高速かつ安定した同期が可能・強力なバージョン履歴管理・外部ツール連携機能
提供元・運営会社Dropbox, Inc.

Dropbox Basicは、Dropbox, Inc.が提供する老舗のクラウドストレージサービスです。無料版での提供容量は2GBと控えめですが、有料プランへ移行することで2TB以上の大容量を利用可能です。 

独自アルゴリズムに基づく極めて高速かつ安定したファイル同期機能が特徴です。大容量のデータであっても、複数端末間で遅延なく最新の状態が反映されます。さらに、ファイルのバージョン履歴管理機能が充実しており、誤って上書きや削除をした場合でも容易に過去の状態へ復元が可能です。

さらに、多様なサードパーティ製アプリケーションとの連携にも優れ、既存の業務フローへ柔軟に組み込めるでしょう。

iCloud Drive

iCloud Drive
無料容量5GB
有料プランiCloud+(50GB、200GB、2TB)
主な用途・特徴Apple製品間の自動同期、・デバイスの完全バックアップ可能
提供元・運営会社Apple Inc.

iCloud Driveは、Apple Inc.が提供・運営するクラウドストレージサービスです。すべてのユーザーに対し標準で5GBの無料容量が付与されており、必要に応じて「iCloud+」と呼ばれる有料プランに加入すれば、最大2TBなどのストレージを追加購入が可能です。 

Mac、iPhone、iPadといったApple製デバイス間の極めてシームレスな連携が特徴です。事前の複雑な設定を必要とせず、端末内のドキュメントやデータが自動的にクラウドへ同期されるため、利用者はどのデバイスからでも常に最新のファイルにアクセスできます。

デバイスの完全なバックアップソリューションとしても機能し、ハードウェアの故障や紛失時におけるデータの喪失リスクを抑えられるでしょう。

Amazon Photos

Amazon Photos
無料容量5GB(Amazonプライム会員は写真保存容量が無制限)
有料プラン100GB、1TB、2TB
主な用途・特徴高解像度画像、動画のバックアップ・ファミリーフォルダでのデータ共有
提供元・運営会社Amazon.com, Inc.

Amazon Photosは、Amazon.com, Inc.が提供する画像および動画管理に特化したクラウドストレージサービスです。一般ユーザーには5GBの無料容量が提供され、Amazonプライム会員であれば、写真を非圧縮かつ容量無制限で保存できます。

動画用には別途5GBが割り当てられており、容量不足の場合は有料プランでの拡張が可能です。スマートフォンやデジタルカメラで撮影した高解像度データの自動バックアップ機能が特徴です。

また、「ファミリーフォルダ」機能を活用することで、最大5人のメンバーと無制限のストレージを共有し、安全に画像データを管理・閲覧できます。企業の広報担当者やクリエイターにおける、視覚資料の保管としても利用が可能です。

クラウドストレージとは?仕組みをわかりやすく解説

クラウドストレージとは、インターネット上の仮想的な保管場所に写真や書類などのデータを保存できるサービスです。従来のパソコンやスマートフォンでは、端末本体の内部にあるハードディスクや記憶装置にデータを保存するのが一般的でした。しかし、クラウドストレージを利用すれば、データはすべてサービス提供会社が管理する巨大なサーバー群へとインターネットを経由して安全に格納されます。

インターネットに接続できる環境さえあれば、いつでも、どこからでも、どの端末からでも同じデータにアクセスできます。例えば、会社のパソコンで作成した書類の続きを、自宅のスマートフォンやタブレットから確認して編集も可能です。

ユーザー側で特別な物理機器を購入・管理する必要がなく、アカウントを作成するだけで手軽に大容量の保管場所を確保できるため、ビジネスシーンや日常生活において欠かせないサービスと言えるでしょう。

クラウドストレージとファイルサーバー・NASの違い

データを共有・保管する仕組みとして、クラウドストレージのほかに「ファイルサーバー」や「NAS」があります。データを保管する機器の「設置場所」と「管理の主体」に違いがあります。

ファイルサーバーやNASは、自社のオフィス内や特定の施設に物理的な専用機器を設置してネットワークを構築する「オンプレミス型」と呼ばれる運用方法が特徴です。自社専用に細かくカスタマイズでき、セキュリティの基準を自社で完全にコントロールできます。

一方で、クラウドストレージは、サービス提供会社が用意したインターネット上の設備を「レンタル」する形になります。そのため、初期の機器購入コストが不要で、導入にかかる時間も圧倒的に短い点が特徴です。自社で機器のメンテナンスや故障対応、災害対策を行う必要が一切ないため、管理担当者の負担を軽減できる点がクラウドストレージならではの強みと言えるでしょう。

クラウドストレージの料金相場と容量ごとの目安

クラウドストレージの料金体系は、主に「保存できる容量」や「利用するユーザー数」に応じた月額または年額のサブスクリプション方式が一般的です。個人向けの一般的な目安としては、100GBから200GBの容量で月額300円から500円程度、1TBから2TBの大容量プランになると月額1,300円から1,500円程度が相場です。

ビジネス向けの場合は、1ユーザーあたり月額数千円で数TB、容量無制限で利用できるプランなども提供され、必要な容量の目安は用途によって大きく異なります。テキスト中心の書類やPDFの保管がメインであれば、10GBから50GB程度でも十分に運用可能です。

しかし、高画質な写真や動画、デザインデータなどを大量に扱う場合は、1TB以上のプランを選択すると安心です。クラウドストレージは、後から必要に応じて柔軟に容量を増減できるプランが多いため、少なめの容量から始めて状況に合わせて拡張していくと良いでしょう。

クラウドストレージの無料版と有料版の違い

多くのクラウドストレージサービスでは無料版が用意されていますが、有料版との間には明確な違いが存在します。大きな違いとして「利用できるストレージ容量」が挙げられます。

無料版では数GBから多くても15GB程度に制限されていることが多く、スマートフォンのバックアップや動画保存を行うとすぐに上限に達してしまいます。これに対して有料版では、数百GBから数TBといった無制限のスペースが確保されます。

さらに、機能面やセキュリティ面でも差が存在します。有料版になると、1回あたりにアップロードできる単一ファイルのサイズ制限が大幅に緩和されたり、過去のバージョンに遡ってファイルを復元できる「履歴管理機能」が長期間対応になったりします。また、ビジネス向けの有料版では、高度な暗号化やアクセス権限の細かな設定、外部からの不正アクセスを防ぐ機能など、法人利用に耐えうる強力なセキュリティ体制が提供される点が特徴です。

クラウドストレージの選び方6選

近年、リモートワークの普及やDX推進に伴い、多くの企業や個人がクラウドストレージを導入しています。クラウドストレージは、インターネット経由で手軽にデータを保存・共有できる非常に便利なサービスですが、現在では数多くのサービスが提供されており、「どれを選べば自社に最適なのかわからない」と考える人も多いでしょう。

クラウドストレージを選ぶ方法は、以下のとおりです。

それぞれ順に解説します。

必要な容量と1GBあたりの料金で比較する

クラウドストレージを選ぶ上で、確認すべき項目として「必要なストレージ容量」と「1GBあたりのコストパフォーマンス」が挙げられます。事前に自社が現在どれほどのデータ量を保有しており、今後どの程度のペースでデータが増加していくのかを正確に把握することが重要です。

例えば、テキストファイルや標準的なOffice文書が中心の業務であれば、それほど大容量は必要ありませんが、書類や画像・動画などの大容量ファイルを日常的に扱う場合は、TB単位の膨大な容量が必要になります。

多くのクラウドストレージでは、容量に応じた複数の料金プランが用意されています。総額だけでなく「1GBあたりいくらになるか」といった単価を比較しましょう。初期費用や月額費用を容量で割ることで、どのサービスが最も効率よくコストを運用できるかが明確になります。将来的なデータ増加も見据え、プランのアップグレードが柔軟に行えるかどうかも事前に確認しておきましょう。

ユーザー数課金か容量課金か料金体系を確認する

クラウドストレージの料金体系には、主に「定額課金制」と「ユーザー課金制」の2種類が存在し、どちらを選ぶかによってコストが大きく変動します。ユーザー課金制は、利用するアカウント数に応じて料金が発生します。利用人数が少ないうちはコストを低く抑えられますが、企業の成長に伴って従業員が増えると、その分だけ月額費用が比例して高くなってしまいます。

一方、定額課金制は、利用する組織全体で一定のストレージ容量を共有し、容量に対して一律の料金を支払う仕組みです。何人で利用しても料金が変わらないため、大人数で利用するほど1人あたりのコストを安く抑えることができます。自社の現在の従業員数だけでなく、今後の採用計画や外部のパートナー企業との共有アカウントが必要になるかどうかも考慮し、中長期的な視点でコストパフォーマンスが高いかを比較して検討しましょう。

セキュリティ・権限・データセンターの場所を確認する

ビジネスでクラウドストレージを利用する場合、情報漏洩や不正アクセスを防ぐためのセキュリティ対策が重要です。通信や保存時のデータ暗号化、二段階認証やシングルサインオンなどのアクセス制御機能が備わっているかを確認しましょう。

また、ファイルやフォルダごとに細かく閲覧・編集・ダウンロードの権限を設定できるかどうかも、内部不正や誤操作によるトラブルを防ぐために欠かせません。さらに、データが保存される「データセンターの場所」も重要です。日本国内の法規制や監査基準を順守する必要がある場合、国内にデータセンターを持つサービスを選ぶのが安心です。

海外にデータセンターがある場合、該当国の法律が適用され、最悪の事態においてデータが差し押さえられるリスクなどもゼロではありません。自社のセキュリティポリシーに合致しているかを、事前にシステム担当者と調整した上で導入しましょう。

MS OfficeやAD連携など業務システムとの連携を確認する

クラウドストレージを導入しても、既存の業務システムやアプリケーションとスムーズに連携できなければ、作業効率は向上しません。特に多くの企業で標準的に利用されているMicrosoft Office(Word、Excel、PowerPointなど)やGoogle Workspaceなどのオフィスツールとどの程度親和性があるかは確認必須です。

ストレージ上でファイルを直接編集・同時編集できる機能があれば、わざわざファイルをダウンロードして修正し、再度アップロードする手間を省けます。

また、企業のシステム管理の観点からは、「Active Directory(AD)」などの社内アカウント管理システムとの連携機能が重要です。

Active Directoryとは、Microsoftが提供する社内のユーザーアカウントやパソコン、アクセス権限を一元管理する仕組みです。社員のIDやパスワード、どのデータにアクセスできるかといった情報をまとめて管理でき、多くの企業で利用されています。

AD連携ができれば、人事異動や退職に伴うアカウントの追加・削除を統合管理できるようになり、システム管理者の運用負荷を大幅に削減しつつ、セキュリティリスクを削減できるでしょう。

パソコンやスマホとの同期・対応デバイスを確認する

業務の柔軟性や利便性を高めるためには、クラウドストレージが多様なデバイスに対応しており、スムーズに同期が行えるかが重要です。WindowsやMacといったパソコン用のデスクトップアプリが提供されている場合、ローカルのフォルダと同じような感覚でクラウド上のファイルにアクセスできるため、従業員が違和感なくスムーズにツールへ移行できます。

すべてのデータをパソコン内に同期するタイプではなく、必要な時だけクラウドから読み込む「オンデマンド同期」機能があれば、パソコンのストレージ容量を圧迫せずに済みます。

また、外出先や出張先、在宅勤務時などでスマートフォンやタブレットから安全にアクセスできる専用のモバイルアプリが用意されているかも確認が欠かせません。テレワークなどの多様な働き方に対応するためには、マルチデバイス対応とオフライン環境でも一部のファイルを閲覧できる機能の有無が大きなポイントと言えるでしょう。

無料トライアルやサポート体制があるか確認する

機能や料金が魅力的なクラウドストレージでも、実際の操作性や使い勝手は実際に使ってみなければ分かりません。そのため、本契約を結ぶ前に「無料トライアル期間」が提供されているかを必ず確認しましょう。

トライアル期間を利用して、実際の業務フローに沿ってファイルをアップロード・共有し、通信速度や画面の分かりやすさ、操作のしやすさを複数の従業員で検証すれば使用感を確かめられます。

また、導入時や運用開始後にトラブルが発生した場合のサポート体制も重要なポイントです。問い合わせ方法がメールだけなのか、電話やチャットでのリアルタイムな対応が可能なのか、日本語でのサポートが24時間体制で受けられるのかなども確認しておきましょう。特に障害発生時の迅速な対応はビジネスの継続性に直結するため、手厚いサポートが用意されているサービスを選ぶと安心です。

クラウドストレージを導入するメリット5選

近年、多くの企業や個人がビジネスの効率化やデータ管理の最適化を目指し、クラウドストレージの導入を進めています。従来の自社サーバーによる運用や個人のパソコン内だけでデータを管理する方法には、物理的な機器の故障リスク、セキュリティ対策の手間、コストの肥大化など、多くの課題が存在します。

しかし、インターネットを通じてデータを安全に保管できるクラウドストレージを活用すれば、データ保管の課題を解決可能です。

具体的にクラウドストレージを導入するメリットは、以下のとおりです。

それぞれ順に解説します。

データのバックアップになり消失リスクを減らせる

クラウドストレージを導入するメリットは、データのバックアップが自動的に行われ、消失リスクを大幅に減らせる点です。オフィスにあるパソコンや社内サーバーにデータを保存している場合、機器の物理的な故障や火災・地震などの自然災害によってデータが完全に失われてしまう危険性があります。

ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃や社員の誤操作によるデータ削除のリスクも存在します。しかし、クラウドストレージであれば、データは厳重に管理された遠隔地のデータセンターに保管され、多くのサービスで自動的なバックアップや履歴管理が行われます。万が一、手元の端末が破損したり紛失したりした場合でも、新しい端末からクラウドにアクセスすればすぐに元のデータを復旧できます。そのため、企業の重要な資産であるデータを安全に守り、事業継続性を高められるでしょう。

場所や端末を問わずファイルにアクセスできる

クラウドストレージは、インターネット環境さえあれば、場所や端末を問わずにいつでもファイルへアクセスが可能です。従来までは社内ネットワークに接続されたパソコンからしか共有ファイルを確認できず、外出先や自宅での作業に制限がありました。しかし、クラウドストレージを導入すれば、オフィスだけでなく、出張先のホテルや移動中のカフェ、在宅勤務の自宅からでもスムーズに業務が可能です。

さらに、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末にも対応しているため、メイン端末がない場合でも安心です。アクセスの柔軟性は多様な働き方を推進するテレワークの実現や意思決定のスピードアップが期待できるでしょう。

ファイル共有・共同編集で業務を効率化できる

ファイル共有や共同編集の機能が充実している点も、クラウドストレージを導入するメリットです。これまでは作成したファイルをメールに添付して送付し、それぞれが修正したファイルを再び集約していました。作成途中で最新のファイルなのか分からなくなる問題が発生していました。

しかし、クラウドストレージを活用すれば、一つのファイルをクラウド上で全員が共有し、同時にリアルタイムで共同編集が可能です。変更内容は即座に反映され、誰がどこを修正したのかも一目で分かります。チャットツールなどと連携すれば、ファイルへのリンクを共有するだけで簡単にデータの受け渡しが完了します。チーム内での情報共有がスムーズになり、無駄なコミュニケーションコストを削減して業務効率を向上させられるでしょう。

脱PPAPで安全にファイルを受け渡しできる

クラウドストレージを導入することで「脱PPAP」を実現し、安全にファイルを外部と受け渡しが可能です。

PPAPとは、パスワード付きのZIPファイルをメールで送り、その後に別メールでパスワードを送る手法を指します。

セキュリティ上の効果が薄く、ウイルスチェックをすり抜ける危険性があるとして廃止が進んでいます。クラウドストレージを利用すれば、外部へファイルを共有する際に、メール添付ではなくストレージ上の固有のリンクを発行して相手に伝えるだけで完了します。

リンクにはアクセス期限を設定したり、閲覧のみを許可してダウンロードを禁止したり、パスワードの個別設定など、高度な権限管理が可能です。万が一、送信先を間違えた場合でも、リンクを無効化すれば即座にアクセスを遮断できるため、情報漏洩リスクを最小限に抑えられます。

ファイルサーバーより低コストで運用できる

クラウドストレージは、自社でファイルサーバーを構築・運用する場合と比較して、コストを大幅に削減が可能です。独自のサーバーを設置する場合、初期費用として高額な機器の購入費やソフトウェアのライセンス費用が必要です。さらに、導入後も専門のIT人材によるメンテナンスやアップデート、電気代・故障時の部品交換代などのランニングコストが発生し続けます。

一方、クラウドストレージは月額または年額のサブスクリプション方式が一般的であり、初期費用を極めて低く抑えられます。サーバーの保守管理はすべてサービス提供会社が担うため、社内のIT運用の負担や人件費を削減できます。

また、企業の成長やデータ量の増減に合わせて、必要な容量やアカウント数を柔軟に変更できるため、無駄なコストを発生させることなく運用できるでしょう。

クラウドストレージのデメリットや注意点4選

クラウドストレージには、いつでもファイルにアクセスできたり、ファイルサーバーよりコストを抑えて運用できたりします。一方で、継続的な月額費用がかかってしまう点や一定容量以上を利用すると追加費用が発生するなどのデメリットが存在します。

具体的にクラウドストレージを導入した際のデメリットや注意点は、以下のとおりです。

それぞれ順に解説します。

月額費用が継続的にかかりコストがかさむ場合がある

クラウドストレージは初期費用を抑えてスピーディーに導入できる一方で、月額や年額といったサブスクリプション型の運用コストが継続的に発生し続けるデメリットがあります。自社でサーバーを構築・管理するオンプレミス型であれば、初期の設備投資は大きいものの、一度構築してしまえば長期的な維持費は比較的低く抑えられます。

しかし、クラウドストレージの場合はサービスを利用し続ける限り、永続的に費用を支払う必要があります。特に利用するアカウント数に応じた従量課金制を採用しているサービスが多いため、企業の規模が拡大して従業員が増えるほど、毎月の負担が大きくなります。

また、クラウドストレージよりも、オンプレミス型を長期間利用したほうが、トータルコストが低くなるケースも少なくありません。導入する前に長期的なスパンでコストを計算しましょう。

インターネット環境がないと利用できない

クラウドストレージを利用する際は、インターネット環境が必須です。すべてのデータがインターネット上の外部サーバーに保管されているため、ネットワークに接続されていないオフラインの状態では、ファイルの閲覧や編集・共有などの基本機能が利用できなくなります。

例えば、外出先で電波状況が悪い場所に移動してしまった場合や地下鉄・飛行機の中などでは作業が完全にストップしてしまうリスクがあります。さらに、自社の社内ネットワークやプロバイダ、クラウドストレージサービス側のサーバー自体に大規模なシステム障害が発生した場合、オフィスにいても利用できないリスクがあります。

災害などで通信インフラが物理的に遮断された際の対策も必要です。万が一の事態に備え、オフラインでも一部の重要ファイルを作業できるように定期的に同期設定を行ったり、バックアップの通信回線を用意したり、事前対策を行うことで安心してクラウドストレージを活用できます。

情報漏えい・セキュリティのリスクがある

クラウドストレージはデータを自社内ではなく外部のサーバーに預けるため、情報漏えいや不正アクセスなどのセキュリティリスクが存在します。大手クラウドストレージ提供会社は非常に強固なセキュリティ対策を講じていますが、サイバー攻撃の手法も日々巧妙化しており、リスクを完全に無くすことは不可能です。

特にシステムそのものの脆弱性よりも、利用者の管理不足やヒューマンエラーによるトラブルなどのリスクにも注意が必要です。

例えば、アカウントのログインパスワードが簡単すぎたり使い回されていたりすると、第三者による不正アクセスが発生し、機密データが盗まれる可能性があります。ファイルの共有設定を誤って「リンクを知っている全員に公開」にしてしまい、重要な社外秘データがインターネット上で誰でも閲覧できる状態になってしまうトラブルも発生しています。

さらに、従業員が会社の許可を得ずに個人用のクラウドストレージにデータを持ち出すリスクもあり、導入する際は事前に厳格なアクセス権限の設定や利用ガイドラインの策定が不可欠と言えるでしょう。

容量を超えると追加費用が発生する

クラウドストレージでは、契約プランごとに利用できるデータ容量の上限が厳格に定められています。日常の業務で扱うデータ量が少ないうちは問題ありませんが、ビジネスの進展に伴って扱うファイルが増えると、すぐに上限に達してしまいます。

特に高画質な書類や画像・動画データなど、膨大な過去のバックアップデータなどを保管する場合、容量の消費スピードは非常に早くなります。契約容量を超えてしまった場合、新しいファイルの保存や同期が停止してしまうため、業務を継続するためには上位プランへのアップグレードや容量の追加購入が発生し、予期せぬ追加費用が発生します。

そのため、定期的に不要なファイルを削除したり、社内でデータの保管ルールを決めて整理を徹底したりする必要があります。データ整理にかかる人件費や手間のコスト、従業員への教育コストも発生するため、クラウドストレージの容量管理は導入する際のデメリットとなります。

クラウドストレージに関するよくある質問

最後にクラウドストレージに関するよくある質問に回答します。

無料で容量無制限のクラウドストレージはありますか?

完全に無料で容量無制限のクラウドストレージサービスはほぼ存在しません。これまでは一部のサービスが期間限定や特定の条件付きで無制限に近い容量を提供していたケースもあります。

しかし、近年はサーバーの維持コストや運用費用の高騰、一部ユーザーによる過度なデータ保存などが原因となり、主要サービスも無料プランには厳格な容量制限を設けています。

クラウドストレージのセキュリティは安全ですか?

GoogleやMicrosoft、Appleといった大手が運営する主要なサービスの場合、非常に高い安全性が確保されています。データの暗号化通信をはじめ、サーバー内でのデータ暗号化、厳重なデータセンターの物理的・論理的管理、サイバー攻撃に対する24時間体制の監視などの強固なセキュリティ機能を搭載しています。

しかし、どのようなサービスでも完全に安全と言い切ることはできません。データ流出やアカウント乗っ取りの原因の多くは、システム側の不具合ではなく、ユーザー側の利用方法となるケースが多いです。

例えば、推測されやすい簡単なパスワードの設定、他のサイトと同じパスワードの使い回し、フィッシング詐欺サイトへの情報入力、暗号化されていない公共のフリーWi-Fiを利用したことによる通信の盗聴などが挙げられます。クラウドストレージを安全に利用するためには、サービス側のシステムを信頼するだけでなく、ユーザー自身がセキュリティ対策を設定し、アカウントの管理を徹底するなどの対策が求められます。

買い切りで使えるクラウドストレージはありますか?

サービス数は少ないものの、買い切り型のクラウドストレージは存在します。一般的なクラウドストレージは月額や年額のサブスクリプション方式が主流ですが、一部の海外製サービスを中心に、一度料金を支払えば半永久的に使い続けられるプランが提供されています。

例えば、スイス製の高いセキュリティを誇る「pCloud」やイギリス発の「Icedrive」などが挙げられます。ただし、利用する際は万が一該当サービス自体が倒産や事業撤退によって終了してしまった場合、支払ったコストが戻らないリスクやデータが消去される可能性があります。将来的にデータ容量がさらに必要になった際には、追加購入が必要なケースもあるため注意しましょう。

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