グループウェアおすすめ22選!選び方や導入メリットを徹底比較

グループウェアおすすめ22選!選び方や導入メリットを徹底比較

グループウェアは、社内の情報共有や業務効率化を実現するための重要なツールです。スケジュールやタスクの管理、ワークフロー、チャット、ファイル共有など、日常業務をまとめて管理できる点が魅力です。とくに外回りが多い企業や複数拠点を持つ企業では、円滑なコミュニケーションを支える存在として欠かせない存在となっています。

本記事では、数あるグループウェアの中からおすすめの22製品を厳選し、特徴や価格を比較します。中小企業から大企業まで、それぞれのニーズに合ったツールを紹介します。導入を検討している方は、自社の規模や業務スタイルに適したサービスを探す際の参考にしてください。

目次

グループウェアおすすめ22選を比較解説

グループウェアおすすめ22選を比較!中小企業にピッタリなのは?

数多くのグループウェアが登場する中で、機能や価格帯はサービスによって大きく異なります。とくに中小企業では、コスト面を抑えながらも「情報共有」「業務効率化」を実現できるツール選びが重要です。ここでは国内外の代表的なグループウェア22製品を比較しています。自社の規模や目的に合った最適な1社を見つける参考にしてください。

ジョブマネ

ジョブマネ
主な機能プロジェクト管理、案件管理、タスク共有、見積書・請求書作成、スケジュール共有など
対応従業員規模1名から100名程度
初期費用無料
月額利用料グループウェアプラン(基本プラン)
 1,000円/月(1〜100人まで)
 101~200人:2,000円/月
 201~300人:3,000円/月
ビジネスプラン(オプション機能を利用可能)
 1ユーザーあたり:3,000円/月
無料プランなし
無料トライアル30日間
提供形態クラウド型
連携可能なサービスGoogleカレンダー、Chatwork、Slack など
サポート体制メール・チャット対応、導入時オンライン説明あり
運営会社ジョブマネ株式会社

ジョブマネは、中小企業や個人事業主にも使いやすいクラウド型グループウェアです。プロジェクト管理、案件管理、タスク共有、見積書や請求書の発行など、日々の業務を一つのプラットフォーム上で効率的に管理できます。

初期費用は無料で、30日間の無料トライアルを提供。GoogleカレンダーやChatwork、Slackなどの外部サービスとも連携可能です。サポート体制はメールやチャット対応を中心として、導入時にはオンラインでの説明サポートも用意されています。

公式サイトを見る

GRIDY グループウェア

GRIDY グループウェア
主な機能スケジュール、設備予約、掲示板、チャット/メッセージ、メール(Web メーラー)、アドレス帳、プロジェクト管理、ワークフロー、備品管理、電話メモ、タイムカード
対応従業員規模無制限ユーザー登録可能
(無料版でもユーザー数制限なし)
初期費用0 円(無料版)
月額利用料初期費用無料・月額費用ともに無料
(ユーザー登録数も無制限)
無料プラン無料で利用可能
無料トライアル無料で利用可能
提供形態クラウド型 SaaS サービス(ブラウザアクセス)
連携可能なサービス外部メールアカウントとの連携、組織外ユーザーを招待した共有など機能あり
サポート体制無料版ではサポート対応なし(操作ガイド等のみ)
SFA/CRM機能が使える有料版(Knowledge Suite)ではサポート提供
運営会社ブルーテック株式会社

「GRIDY グループウェア」は、初期費用・月額利用料ともに完全無料で、ユーザー数も制限なく、広告表示なしで利用できるクラウド型ツールです。

ブルーテック株式会社が運営するオールインワン型の「Knowledge Suite」の無料版にあたり、アクセス制限・通信暗号化・権限設定などのセキュリティ機能が標準搭載されています。スケジュール管理やファイル共有など主要機能を網羅しながら、手軽さと信頼性を両立しています。

kintone

kintone
主な機能ノーコード/ローコードで業務アプリ作成、レコード管理、ワークフロー、通知、スレッド型コメント、ポータル表示、グラフ・レポート、アクセス権制御、外部 API 連携など
対応従業員規模小規模〜大規模(ユーザー数に応じたライセンス拡張可能)
初期費用0 円(初期費用なし)
月額利用料ライトコース
 月額1,000 円/1ユーザー(最小10ユーザー)
スタンダードコース
 月額1,800 円/1ユーザー(最小10ユーザー)
ワイドコース
 月額3,000 円/1ユーザー(最小1,000ユーザー)
※税抜価格
無料プランなし(下記、無料トライアルあり)
無料トライアルスタンダードコースで30日間の無料お試しあり
提供形態クラウド型 SaaS 提供(cybozu.com 上)
連携可能なサービス外部 API 連携、Webhook、プラグイン拡張、他システムとのデータ連携可能
サポート体制メール・電話・チャットによるサポート
運営会社サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社の kintone(キントーン) は、ノーコードで業務アプリを自作できるプラットフォーム型グループウェアです。開発の知識がなくても、ドラッグ&ドロップで顧客管理・案件管理・問い合わせ管理などのアプリをすばやく構築でき、社内の業務プロセスを柔軟に設計できます。

「ライト」「スタンダード」「ワイド」の各コースにはアプリ数・スペース数・外部連携可否などの機能の違いがあり、スタンダードとワイドコースでは API/プラグイン/外部サービス連携機能が利用可能です。また、シングルサインオン(SAML 認証)にも対応しており、複数システムの認証を統一できる点も特徴の一つです。

Lark

Lark
主な機能チャット、メール、カレンダー、ビデオ会議、ドキュメント(Docs/シート)、タスク管理、ワークフロー/承認、Wiki/ナレッジ、翻訳機能、自動議事録、ストレージ共有など
対応従業員規模小規模〜中規模〜大規模(プランによりユーザー上限変動)
初期費用0 円(プランにかかわらず初期費用なし)
月額利用料STARTER(ユーザー 20人まで):無料
PRO(ユーザー 500人まで):月額1,420 円/ユーザー(年払い)
ENTERPRISE(ユーザー無制限):お問い合わせ
無料プランあり(Starter プラン)
無料トライアルあり(有料プランの試用可能)
提供形態クラウド型 SaaS(Web/モバイルアプリ提供)
連携可能なサービス他システムとの連携、SSO、Bot 自動化など拡張可能(プランにより可否)
サポート体制無料プラン:基本サポート
Pro 以上:より手厚いサポートを提供
運営会社Lark Japan 株式会社

Lark Japan 株式会社が提供する「Lark」は、チャット機能を起点として、オンライン会議やドキュメント共同編集、カレンダー、タスク管理、掲示板、ワークフローなどを1つに統合したチームウェアです。リアルタイムのやり取りから情報共有、業務管理までをシームレスに実行できます。また、自動翻訳機能で言語を切り替えられるため、グローバルなチームでもスムーズな連携が可能です。

STARTERプランでは、ユーザー 20人まで無料で利用可能。有料プランでは無料トライアルを利用できます。インフラはAmazon Web Services, Inc.(AWS)上に構築されいるため、高い安全性と信頼性を確保しています。

mitoco

mitoco
主な機能カレンダー、ワークフロー、掲示板、チャット、タスク管理、文書管理(ファイル共有)、社外ユーザー共有など
対応従業員規模小規模〜大規模対応(例:5ユーザー以上〜多人数まで)
初期費用無料(初期費用なし)
月額利用料5ユーザー契約の場合
1ユーザーあたり約 800円/月(例)
無料プランお問い合わせ
無料トライアル30日間
提供形態クラウド型 SaaS、Salesforce 上で動作
連携可能なサービスクラウドサインとの連携(ワークフローとの契約手続き統合)など
モバイルアプリも提供
サポート体制メール・電話対応あり、導入支援・運用支援あり
運営会社株式会社テラスカイ

株式会社テラスカイの「mitoco(ミトコ)」は、Salesforceプラットフォーム上で提供されるチームウェアで、カレンダー、ワークフロー、チャット、掲示板などの多彩な標準機能を備えています。Salesforceの堅牢なセキュリティ基盤を活かし、顧客情報をはじめとする社内データを一元的に管理可能で、モバイルアプリにも対応。場所を問わず申請・承認などの業務の電子化が可能です。

トライアル利用については、セットアップ済みのSalesforce組織を利用する「かんたんトライアル」と、既存のSalesforce環境にmitocoをインストールして試す「しっかりトライアル(Enterprise Edition以上が対象)」の2種類。いずれも30日間・5ユーザーまで利用可能で、本番環境やサンドボックス環境で具体的な設定や実際の操作性を確認できます。

NotePM

NotePM
主な機能社内 Wiki/ナレッジ共有、ドキュメント管理、マニュアル作成、全文検索、変更履歴管理、アクセス権限設定など
対応従業員規模小規模〜中規模〜大規模対応(ユーザー数に応じた拡張可能)
初期費用0 円(初期費用なし)
月額利用料ユーザー数に応じて段階的なプランあり
例)編集8名までのプラン8: 4,800円/月
  編集100名までのプラン100:60,000円/月
  編集200名までのプラン200:120,000円/月
無料プランお問い合わせ
無料トライアルあり(30日間)
※すべての機能を利用可能。ユーザー最大10名
提供形態クラウド型 SaaS 提供
連携可能なサービスLINE WORKS 連携(更新通知など)
サポート体制サポートフォーム、オンライン相談、問い合わせ対応など
運営会社株式会社プロジェクト・モード

株式会社プロジェクト・モードが提供する「NotePM(ノートピーエム)」は、社内マニュアルや議事録、業務ノウハウを蓄積・共有するための社内Wiki型ナレッジ共有ツールです。Web上でマニュアルやノウハウを、高機能なエディタと豊富なテンプレートを使って簡単に作成できます。

また、優れた検索機能を備えており、ページ本文だけでなく添付されたWord・Excel・PDFなどのファイル内容まで全文検索が可能です。ページ単位での柔軟なアクセス権限設定や変更履歴の自動記録にも対応。さらに、IPアドレス制限や2段階認証などのセキュリティ機能も充実しています。無料トライアル期間中は、すべての機能を制限なく利用できます。

J-MOTTO

J-MOTTO
主な機能スケジュール、掲示板、ワークフロー、ウェブメール、設備予約、文書管理、プロジェクト管理、アンケート、タイムカード、アドレス帳、安否確認など
対応従業員規模全規模対応(例:ライトプラン~大規模まで)
初期費用無料(初期費用なし)
月額利用料スタンダードプラン
基本料金:20ユーザーまで/月額4,400円(税込)
ライトプラン
基本料金:10ユーザーまで/年払22,000円(税込)
無料プランお問い合わせ
無料トライアル最大3ヶ月の無料トライアル可
提供形態クラウド / SaaS /
連携可能なサービスdesknet’s NEOを基盤とした連携
AppSuite、ジョルダン、Googleカレンダーなどの連携可能
サポート体制電話・メール・チャット対応、導入時サポートやセミナーなどあり
専門スタッフによる充実したサポート体制
運営会社リスモン・ビジネス・ポータル株式会社

リスモン・ビジネス・ポータル株式会社の「J-MOTTO(ジェイモット)」は、グループウェア「desknet’s NEO」を基盤に、低コストで豊富な機能を備えたクラウド型グループウェアです。スケジュール、掲示板、ワークフローなど全26種類の機能を標準搭載し、直感的で使いやすい操作性に優れています。

また、有償オプションとして、Web給与明細、Web勤怠、オンラインストレージ機能「J-MOTTOファイル共有」のほか、AppSuite(業務アプリ作成ツール)や交通費・経費精算(ジョルダン連携)、desknet’s Sync(Googleカレンダーとの双方向連携)などとの連携も可能です。

グループウェアは最大3ヶ月、各種オプションサービスは最大2ヶ月まで無料でお試し可能。また、スタンダードプランは1ヶ月単位で契約できるため、段階的な導入検討にも適しています。

NI Collabo 360

NI Collabo 360
主な機能スケジュール管理、文書共有/文書管理、ワークフロー、経費精算/支払管理、メール、掲示板/社内SNS、プロジェクト管理、安否確認など 36機能 を標準搭載
対応従業員規模小規模~大規模対応可能。クラウド利用なら、5ユーザー以上から導入可
初期費用0円(クラウド版)
月額利用料【クラウド価格】月額360 円/名(税込)
【ライセンス購入価格】※パッケージ版
例)
ユーザーライセンス数10:58,000円(税抜)
ユーザーライセンス数100:348,000円(税抜)
無料プランお問い合わせ
無料トライアル30日間
提供形態クラウド版/パッケージ版
連携可能なサービスPCA 会計などとの連携
サポート体制導入支援、資料提供、問い合わせ対応あり
運営会社株式会社 NI コンサルティング

株式会社NIコンサルティングの「NI Collabo 360」は、多機能かつ低コストを実現した経営支援型グループウェアです。スケジュールやメールなどの基本機能に加え、専用システム並みの高機能ワークフローや経費精算・支払管理、安否確認など、30を超える機能を標準搭載しています。ワークフローでは、承認権限や経路を柔軟に設定でき、複雑な社内承認フローにも対応可能です。

また、グループ企業や取引先との情報共有を可能にする企業間連携機能や、SFAなどの他システムとのシームレスな連携にも対応。テレワーク支援機能や無料専用アプリによるマルチデバイス対応、言語切り替え機能があり、グローバルな利用が可能です。

Microsoft 365

Microsoft 365
主な機能Word/Excel/PowerPoint などの Office アプリ、Outlook、SharePoint、Teams、OneDriveなど
対応従業員規模小規模~大企業・グローバル規模まで幅広く対応
初期費用なし
月額利用料Business Basic:月額 899 円~/ユーザー
Business Standard:月額1,874円~/ユーザー
Business Premium:月額3,298円~/ユーザー
無料プランなし
無料トライアルあり(1ヶ月)
提供形態クラウド型(サブスクリプション方式)
連携可能なサービスAzure、Power Platform、各種 SaaS など幅広く連携可能
サポート体制Microsoft のグローバルサポート体系。契約プランに応じたサポートレベル
運営会社日本マイクロソフト株式会社

Microsoft 365は、Word、Excel、PowerPointなどのOfficeデスクトップアプリに、クラウドサービス群を統合したサブスクリプション型のチームウェアです。

WordやExcelなど馴染み深いアプリと、Teams(コラボレーション)、Outlook(メール)、OneDrive(クラウドストレージ)などのサービスがシームレスに連携し、ドキュメント作成から情報共有、コミュニケーション、ファイル管理までを一元的に行えます。

Microsoft Defenderによる高度なセキュリティ機能や、マルチデバイス対応、大容量クラウドストレージ(OneDrive)も標準で提供されており、高い安全性を確保しています。

WaWaOffice

WaWaOffice
主な機能スケジュール管理、掲示板、メール、ファイル共有、施設予約、電子会議室、ポータル、回覧板、オプション機能(ワークフロー、簡易データベース、営業日報など)
対応従業員規模中小~中規模
最大3,000ユーザー対応との記載もあり
初期費用0 円(初期費用なし)
月額利用料1 IDあたり400 円~/月
+基本料金(1契約につき一律)月額 2,500 円
※税別
無料プランなし
無料トライアル14日間
提供形態ASP/クラウド型
連携可能なサービスCSV 出力、他システムのオプション機能や API 連携可能性あり
サポート体制導入支援、有人監視、問い合わせ対応など運用サポートあり
運営会社株式会社アイアット OEC

株式会社アイアットOECの「WaWaOffice」は操作性を重視したクラウド型グループウェアで、スケジュール、掲示板、Webメール、ファイル共有などの基本機能に加え、ワークフロー(WaWaFlow)、簡易データベース(WaWaD-Be)、SFA(WaWaFrontier)などのオプションサービスと連携し、社内ポータルサイトとして活用できます。

初期費用無料で低価格から導入でき、無料体験ではすべての機能を制限なく試用可能です。セキュリティ面では、ISMSを取得した大手データセンターで24時間365日の有人監視を実施するなど、運用体制も万全です。

OfficeView

OfficeView
主な機能スケジュール・データ、ナビゲーション検索、キーワード検索、空き時間検索、アテンダンス・データ、チーム予定データ、来訪予約データなど
※必要な機能だけを選択して利用可能
対応従業員規模中小企業向け
初期費用お問い合わせ
月額利用料お問い合わせ
無料プランなし
無料トライアルあり
提供形態クラウド(ASP)型/オンプレミス型
連携可能なサービスワークフローシステム「ワークフローEX」など、株式会社 Knowlboが提供する他製品との連携が可能
サポート体制営業担当による導入前の設定支援など
運営会社株式会社 Knowlbo(ナルボ)

株式会社 Knowlboの「OfficeView」は、必要な機能のみを購入して導入できるグループウェアです。スケジュール管理、施設予約、掲示板、ドキュメント管理、ワークフローなど12種類の多彩な機能が提供されており、自社に必要なパーツだけを選択して導入できます。

基本的にWebアプリケーションとして動作するため、PCだけでなくスマートフォンやモバイル端末のWebブラウザからも利用可能です。スケジュールや施設予約はドラッグ&ドロップで直感的に操作できます。また、操作画面は米国・中国・韓国の3言語に対応しており、グローバル企業での利用にも適しています。

GroupSession

GroupSession
主な機能ポータル、スケジュール、掲示板、回覧、ファイル管理、ワークフロー、メール機能、会議室予約など
対応従業員規模無制限利用が可能な設計で、「無料かつユーザー数無制限」との紹介あり
初期費用なし(導入時はインストール設定費用など別途の場合あり)
月額利用料【クラウド版byCloud】
スマートプラン
 1ユーザ月額300円・初期費用無料
プレミアムプランの一例
・1ユーザ月額600円
・例)プラン20(20名まで)
   初期費用24,000円+年額費用144,000円
専用サーバプランの一例
・S1プラン(700ユーザ)
 初期費用150,000円+年額費用960,000円
ほか、エンタープライズ版(ZION)あり
無料プラン無料版あり
無料トライアル上記、無料版あり
提供形態オンプレミス/クラウド型提供あり
連携可能なサービスお問い合わせ
サポート体制メール・電話サポート、有償オプションで運用支援
運営会社日本トータルシステム株式会社

日本トータルシステム株式会社の「GroupSession」は、無料版から利用可能なグループウェアです。スケジュール、稟議(ワークフロー)、チャット、Webメール、ファイル管理、在席管理など、20種類以上の多彩な機能を標準搭載しています。紙の書類を電子化するペーパーレス化や、新しい情報をメイン画面に集約して未読・既読を管理する機能により、情報共有と業務の停滞を防止します。

提供形態は、無料で利用できる無料版(セルフホスト)、管理運用を任せられるクラウド版(byCloud)、大規模運用向けのエンタープライズ版(ZION)があり、企業の規模や運用方針に応じて選択可能です。

LINE WORKS

LINE WORKS
主な機能チャット/メッセージ、掲示板、カレンダー、タスク管理、アンケート、メール、ファイル共有(Drive)、ノート・編集・共有、外部連携機能など
対応従業員規模小規模〜大規模(業種問わず)
初期費用お問い合わせ
月額利用料フリー(ユーザー数30人まで)
スタンダード:1ユーザー450円/月 (年額契約)
アドバンスト:1ユーザー800円/月 (年額契約)
無料プランフリープラン(ユーザー数30人、ストレージ5GBまで)
無料トライアル有償プランの30日間無償トライアルあり
提供形態クラウド型(SaaS 型、モバイル/Web対応)
連携可能なサービスLINE との連携、勤怠管理など外部サービスとのAPI連携
サポート体制導入支援、問い合わせサポート、パートナー支援体制あり
運営会社LINE WORKS 株式会社

LINE WORKSはLINEユーザーとも連携できる唯一のビジネスチャットです。ビジネスコミュニケーションに必要な機能が一つに集約されており、LINEアカウントがなくてもLINE WORKSは利用可能。個人のLINEアカウントをログイン情報として使用することも可能で、個人LINEのやり取りやデータ等が業務用のLINE WORKSで共有されることはありません。

フリープランでもカレンダー、掲示板、Drive(ファイル共有)、無料の音声・ビデオ通話機能も利用可能。有料プランになるとストレージの基本容量が1TBや100TBまで拡張され、顧客・取引先の情報も10万件まで登録可能に。詳細な監査ログやセキュリティ設定も利用できます。

HotBiz8

HotBiz8
主な機能スケジュール、掲示板、メッセージ(チャット)、回覧板、ワークフロー、タスク管理、付箋機能、二段階認証、アンケート/問合せフォーム作成、Webデータベース(オプション)、フリーアドレス(オプション)、アルコールチェック記録(オプション)、Googleカレンダー・Zoom連携など
対応従業員規模中小企業向け
初期費用HotBiz8、HotBiz8プライベート:13,200円
HotBiz8 プライベートPro:165,000円
※税込価格
月額利用料HotBiz8:最大200ユーザー、200MB
 月払:13,200円/月、年払(月換算)11,880円
HotBiz8プライベート:100ユーザー/300GB
 月払:39,600円/月、年払(月換算)36,300円
HotBiz8プライベートPro:1000ユーザー/1TB
 月払:93,500円/月、年払(月換算)85,708円
※税込価格
無料プラン下記、60日間の試用期間あり
無料トライアルあり(60日間無料お試し)
※試用60日間+ご契約月無料(最長30日)
提供形態クラウド型(ASP)
連携可能なサービスGoogleカレンダー、Zoom、Bluetooth連携のアルコール検知器、その他ご要望に応じた外部システムとのオーダーメイド連携が可能
サポート体制電話・メールでのサポート、導入に関する個別相談会、パンフレット無料請求、データ移行のお手伝い
運営会社日本トータルシステム株式会社

日本トータルシステム株式会社の「HotBiz8」は、多機能かつ低コストのクラウド型グループウェアです。基本プランなら200名まで月額定額(毎月13,200円、年払換算11,880円・税込)で利用でき、ユーザー数の変動があっても料金は一定であるため変更手続き不要。また、プライベートなデータ空間で運用できる「プライベートプラン」も提供されています。

HotBiz8では、スケジュール、掲示板、ワークフロー、メッセージ機能といった基本機能に加え、Webデータベース、チェックリスト、タイムカード機能のオプションや、Bluetooth連携によるアルコールチェック記録などの独自機能も備えています。機能ごとのIP制限など、セキュリティ対策も充実。

トライアル期間は60日間で、オンラインデモサイト(試用版100ユーザー・100MB)も利用可能です。試用中のデータは契約後も引き継げるため、十分に検討した上で導入できます。

Intra-Mart

Intra-Mart
主な機能ワークフロー/業務プロセス管理、ポータル、ドキュメント管理、BPM、業務アプリ開発、連携ミドルウェア機能など
対応従業員規模中〜大規模企業中心(業務基盤としての導入実績が多い)
初期費用無料
月額利用料1ユーザー800円/月〜
(5ライセンス以上、年単位でのご契約)
無料プランお問い合わせ
無料トライアルあり(30日間、5ユーザーまで)
提供形態オンプレミス型/クラウド型(ハイブリッド運用も可能)
連携可能なサービス他システムとの API 連携、各種データベース・ERP・基幹系接続
サポート体制導入支援、保守サポート、ベンダー支援体制あり
運営会社株式会社 NTTデータ イントラマート

株式会社 NTTデータ イントラマート社の「intra-mart」は、システム共通基盤として提供されるローコード開発プラットフォームです。Accel Platformやクラウド型のAccel-Mart、業務アプリケーションAccel Applicationsの活用により、業務システムの構築や改変を効率的に行えます。とくにワークフロー機能は高い実績を誇り、18年連続で市場シェアNo.1を獲得。基幹システムや外部システムと連携し、業務プロセスのデジタル化や自動化を加速できます。

トライアルは、専用環境での試用とオンラインデモサイトの2種類があり、いずれも無料で利用可能。オンラインデモ・製品トライアルともにユーザー数の上限はなく、オンラインデモは何度でもアクセスして試行できます。

Zoho Connect

Zoho Connect
主な機能コミュニティ機能、グループ機能、タスク管理、掲示板、チャット、フィード、ファイル共有、通知、モバイル対応など
対応従業員規模小規模〜中規模企業向け
初期費用0円(初期費用なし)
月額利用料スターター
 ¥40/ユーザー/月額(年払)25ユーザーまで
エンタープライズ
 ¥100/ユーザー/月額(年払)10ユーザーから
アルティメット
 ¥300/ユーザー/月額(年払)10ユーザーから
無料プラン下記トライアルを参照
無料トライアル各プランに無料トライアルあり(15日間)
提供形態クラウド型(SaaS)
連携可能なサービスその他 Zoho 製品、API 連携、外部アプリケーション連携
サポート体制メール・チャットサポート、フォーラム、オンライン資料
運営会社Zoho Corporation

Zoho Corporationが提供する「Zoho Connect」は、グループ内でのファイル共有・共同編集、タスク管理、スケジュール管理機能に強制読み取り機能が追加し、重要情報の確認漏れを防ぎます。社内SNSとしての機能も充実しており、フィード機能による情報発信の階層化や、経営層と従業員が交流できるタウンホール機能も提供。

SlackやOutlookなどの外部サービスとの連携にも対応し、外部ネットワーク機能で協力会社などの社外メンバーも招待可能です。トライアルはクレジットカード情報の登録不要で利用できます。

rakumo

rakumo
主な機能Google Workspace 上で動作する拡張機能(スケジュール連携、ワークフロー、施設予約、アドレス帳、掲示板など)
対応従業員規模小規模〜中規模
初期費用お問い合わせ
月額利用料【単体プラン】
ワークフロー:月額500円/1ユーザー
カレンダー:月額200円/1ユーザー
キンタイ:月額300円/1ユーザー
など
【お得なパッケージプラン】
Basicパック:月額680円/1ユーザー
Suiteパック:月額1,100円/1ユーザー

※利用中のGoogle Workspace(有料版)に追加
※12ヶ月単位でのご契約が必要
※価格は税別
無料プランなし
無料トライアル30日間の無料トライアル
提供形態Google Workspace 拡張アプリ型
連携可能なサービスGoogle Workspace(Gmail, Calendar, Drive など)とのネイティブ連携
サポート体制メール/チャットサポート、導入支援あり
運営会社rakumo株式会社

「rakumo」は、Google WorkspaceやSalesforceの機能群とシームレスに連携・拡張できるクラウドサービスで、カレンダー、掲示板・ポータル、ワークフロー、勤怠管理、経費精算など、必要な機能だけを組み合わせて導入可能です。まとめて割引になるパッケージプランも提供されています。

rakumoでは連携基盤の既存アカウントをそのまま利用できるため、新たにアカウントを作成する必要がありません。既存の基盤に不足している機能や業務プロセスを効率的に補完できます。

desknet’s NEO

desknet’s NEO
主な機能スケジュール、掲示板、回覧、ワークフロー、ファイル共有、ポータル、タスク管理、設備予約、プロジェクト管理、ノーコード業務アプリ作成など
対応従業員規模小規模〜大規模(数ユーザー〜数万ユーザーまで対応実績あり)
初期費用0 円(クラウド版の場合)
月額利用料【クラウド版】
ライト:1ユーザー月額600円
スタンダード:1ユーザー月額800円
プレミアム:1ユーザー月額1,000円

【パッケージ版】
デスクネッツ ネオ パッケージ版ライセンス
例)基本ライセンス 100ユーザー500,000円
無料プランお問い合わせ
無料トライアル30日間無料
提供形態クラウド版/パッケージ版
連携可能なサービス他アプリとの連携、ChatLuck など拡張サービスとの連携
サポート体制導入支援、問い合わせ対応、保守サポートあり
運営会社株式会社ネオジャパン

株式会社ネオジャパンのdesknet’s NEOは、国産で530万人以上のユーザー導入実績を持つWebグループウェアです。ポータル、スケジュール、ウェブメール、ワークフローなど、27種類以上のアプリケーションをオールインワンで標準搭載し、クラウド版とオンプレミス版の両方に対応しています。

Microsoft 365とのシングルサインオンやスケジュール同期、Amazonビジネスの購買ワークフロー連携など、外部サービスとの連携機能も充実。ノーコード業務アプリ作成ツール「AppSuite」により、プログラミング知識なしで自社業務に合わせたオリジナルの業務アプリを無制限に作成・拡張可能です。

iQube

iQube
主な機能社内 Wiki/ナレッジ共有、文書管理、閲覧制御、コメント機能、検索機能。オプションでワークフロー機能追加可能
対応従業員規模小〜中規模企業に適した規模感
初期費用お問い合わせ
月額利用料お問い合わせ
無料プランお問い合わせ
無料トライアルお問い合わせ
提供形態クラウド型
連携可能なサービスお問い合わせ
サポート体制お問い合わせ
運営会社株式会社ガイアックス

株式会社ガイアックスの提供する「iQube」は、中小企業を中心に9,000社以上の導入実績を持つクラウド型グループウェアです。スケジュール、ToDoリスト、メッセージ、社内wiki、ワークフロー、タイムカードなど日常業務に必要な15種類以上の機能を標準搭載し、初期費用は無料。とくに、「社内wiki機能」や「レポート機能」を通じて個人の知識を組織の資産として蓄積・共有でき、業務のスムーズな引き継ぎをサポートします。

また、10名まで利用可能な無料プランに加え、有料プランも5ID単位で月額数百円から利用できます。セキュリティ面ではSSL配信やアクセスIP制限に対応し、機能面ではiCal形式による外部カレンダー連携や、会社コードを用いた他社との外部連携機能も備えています。

Google Workspace

Google Workspace
主な機能Gmail、Google ドライブ、Google ドキュメント/スプレッドシート、カレンダー、Google Chat、Meet、フォーム、サイト作成、管理コンソール等
対応従業員規模小規模〜大企業・組織まで幅広く対応
初期費用お問い合わせ
月額利用料Starter:月額800円/ユーザー
Standard:月額1,600円/ユーザー
Plus:月額2,500円/ユーザー
Enterprise Plus:月額3,980円/ユーザー
無料プラン法人向けには基本無料版なし
※無料プランは一般向けの個人版のみ
無料トライアルあり(14日間)
提供形態クラウド型(SaaS)
連携可能なサービス多数。他システム、API、サードパーティアプリとの連携が充実
サポート体制Google の公式サポート、契約プランに応じたサポートレベル
運営会社Google LLC

Gmail、カレンダー、Drive、Meet、Chat、Docs、Sheetsなど、クラウドベースのビジネスアプリケーションを統合したGoogle Workspaceは、PC、スマートフォン、タブレットなどあらゆるデバイスから利用可能です。ドキュメントやスプレッドシートのリアルタイム同時編集に優れ、場所に縛られない効率的な共同作業環境を提供します。

また、検索技術によるファイルやメールの横断検索、AI機能(Gemini)の統合、独自ドメインメールの利用、高度なセキュリティ管理機能も標準で備え、グローバルなビジネスコミュニケーション基盤として活用できます。

サイボウズ Office

サイボウズ Office
主な機能スケジュール、回覧・稟議、掲示板、メール、Webフォーム、ファイル管理、アドレス帳、ワークフロー等
対応従業員規模小規模〜中規模
初期費用無料(すべての機能を利用可能)
月額利用料スタンダードコース
月額600円/ユーザー(※契約は5ユーザーから)
プレミアムコース
月額1,000円/ユーザー(※契約は5ユーザーから)
※税抜価格
無料プランなし
無料トライアルあり
提供形態クラウド版
※パッケージ版は販売終了(2027.09.30サポート終了)
連携可能なサービス各種 API 連携、他システムとの連携可能性あり
サポート体制導入支援、保守サポート、問い合わせ対応など
運営会社サイボウズ株式会社

「サイボウズ Office」は、スケジュール、掲示板、ファイル管理、ワークフロー、タイムカードなど、日常業務に必要な機能をシンプルで直感的な操作画面に統合したグループウェアです。スタンダードコースとプレミアムコースともに、モバイル版アプリ「サイボウズ Office」やリマインダー「Cybozu Desktop 2」を無料で利用可能です。また、どちらもIPアドレス制限や認証アプリによる認証が設定でき、セキュリティ設定には差がありません。

プレミアムコースでは標準機能にカスタムアプリ作成機能が追加されており、テンプレートを利用して日報やクレーム管理など、特定の業務に合わせたアプリを容易に追加・構築できます。

Knowledge Suite

Knowledge Suite
主な機能スケジュール、掲示板、ワークフロー、CRM/SFA 機能、ファイル管理、名刺管理、メール、ナレッジ共有等
対応従業員規模小規模〜大規模(ユーザー数無制限の記載あり)
初期費用0円(無料)
月額利用料SFAスタンダード
 月額55,000円・ID数:無制限/容量:5GB
SFAプロフェッショナル
 月額85,000円・ID数:無制限/容量:50GB
SFAエンタープライズ
 月額155,000円・ID数:無制限/容量:150GB
無料プランお問い合わせ
無料トライアル有り(試用可能)
提供形態クラウド型(SaaS
連携可能なサービス他システム連携、CRM/SFA 機能との統合
サポート体制導入支援、問い合わせサポート、保守体制あり
運営会社ブルーテック株式会社

ブルーテック株式会社の「Knowledge Suite」は、グループウェアとしての機能に加え、SFA(営業支援)やCRM(顧客管理)の機能を統合したクラウド型アプリケーションです。「GRIDY グループウェア」「GRIDY SFA」「GRIDY CRM」の各機能が連動しており、ユーザー数無制限、マルチデバイス対応で利用可能。

さらに、スケジュール管理、ワークフロー、ファイル共有、掲示板などの日常業務に必要な機能も統合されており、組織規模やユーザー数の変動を気にせず、低コストかつ柔軟に運用できる点が特徴です。セキュリティ面では、アクセス制限や通信暗号化、権限設定などの高度な機能も標準搭載されています。

グループウェアとは中小企業の業務効率化を支える統合ツール

グループウェアとは、社内の情報共有や業務連携を円滑にするための統合ツールです。スケジュール管理、タスク共有、ファイル共有、掲示板など、複数の機能を一つのプラットフォームにまとめることで、情報を一元化し、チーム全体の生産性を高めます。個別のツールを組み合わせるよりも、グループウェアで業務を一元管理する方がコストや手間を削減しやすくなります。

とくに中小企業において、業務機能の一体化は大きな効果をもたらします。生産性向上やコスト削減の観点から、導入のメリットを確認しておきましょう。

それぞれ順に解説します。

スケジュール・掲示板・ファイル共有など多機能を一体化

グループウェアは、基本的な業務機能をまとめて利用できるよう設計されています。代表的な機能として、会議や予定を共有するスケジュール管理、社内連絡用の掲示板、資料を保存・共同編集できるファイル共有、進捗を可視化するタスク管理などがあります。

これらの機能を一体化することで情報の分散や重複を防ぎ、必要な情報を迅速に抽出できる環境が整います。情報管理や対応漏れの防止、意思決定のスピードの向上にもつながります。

中小企業で導入が進むのは生産性向上とコスト削減が理由

中小企業がグループウェアを導入する主な目的は、業務効率化とコスト削減です。メールやエクセルなど複数のツールで管理していた情報を一元化することで、手間や入力ミスが減少します。紙ベースの申請や会議資料もデジタル化されることで時間やコストを削減できます。

クラウド型サービスの普及により、初期費用を抑えて短期間で導入できるようになったことも、多くの中小企業で導入されている理由です。小規模組織でも使いやすい操作性と柔軟な拡張性が業務の大幅な効率化をサポートしています。グループウェアの導入は、人件費の抑制や業務の属人化対策、スムーズな業務承継においても非常に有効です。

また、IT導入補助金の活用も検討できます。(参照:IT導入補助金2025)中小企業・小規模事業者では、「顧客対応・販売支援」「会計・財務」といった複数の業務プロセスを担うソフトウェアを併せて導入する場合、補助金の対象となる可能性があります。

グループウェアの選び方は目的・運用環境・コストで決める

グループウェアを選ぶ際は、導入目的、運用環境、コストの3点を軸に比較することが重要です。「情報共有を強化したい」「申請フローを電子化したい」など、自社の目的を明確にすることで必要な機能が見えてきます。同時に、自社のITインフラ状況も確認しましょう。選定の際には、月額利用料だけでなく、運用・教育コストも考慮して総合的に判断することが成功への鍵です。

それぞれ順に解説します。

無料・有料の違いは機能制限とサポート体制の有無

無料のグループウェアは初期費用がかからず気軽に導入できますが、機能や他ツールとの連携が限定される場合があり、必要なサポートを受けられないこともあります。小規模チームでのスケジュール共有やチャット利用には十分であっても、承認フローの電子化や顧客情報の件数、セキュリティ機能を強化したい場合は有料版が適しています。

有料版については、導入支援やトラブル対応などのサポート体制が充実しており、安定した運用が可能です。利用人数の増加や機能拡張を見越し、成長予測に応じたプラン選択を行いましょう。

スマホ対応・クラウド対応の有無は現場利用の利便性を左右

スマホ対応やクラウド対応は、グループウェア選びで重要なチェックポイントです。とくに営業職や現場スタッフが多い企業では、出先からでもスマホでスケジュール確認や報告書の入力ができると、業務スピードの向上につながります。クラウド型であれば、インターネット環境さえあれば場所を問わず利用でき、リモートワークや在宅勤務にも柔軟に対応可能です。現場での即時性や、チーム全体の情報共有を強化したい企業には欠かせない機能だといえます。

クラウド型とオンプレミス型は導入コストと管理負担で選ぶ

クラウド型は初期費用が少なく、すぐに利用開始できるのが大きな利点です。システムの保守やアップデートはベンダーが行うため、IT担当者の負担を軽減できます。

一方、オンプレミス型は自社サーバーで運用するため、セキュリティを自社で管理したい企業に適しています。ただし、導入や維持コスト、運用管理の負担は増加します。中小企業ではクラウド型が主流ですが、業界やセキュリティ要件に応じて最適な形を選ぶことが重要です。

導入サポート・セキュリティ・拡張性も比較する

グループウェアを選定する際は、機能だけでなく、導入支援やセキュリティ、将来の拡張性も重視すべきです。初めて導入する企業では、設定や教育をサポートしてくれるベンダーを選ぶと安心です。

また、アクセス権限管理やデータ暗号化など、セキュリティ対策の充実度も比較ポイントです。さらに、他システムとの連携やアプリ追加が可能な拡張性があれば、企業の成長に合わせて柔軟に運用を継続できます。

グループウェア導入のメリットは業務効率化が向上

グループウェアを導入すると、スケジュール、タスク、ファイル、掲示板、業務ナレッジなどを一元管理できます。これにより、メールや紙でのやり取りが減り、情報の重複や伝達漏れを防止できます。

また、情報が即座に共有・更新されるため、商談や価格交渉の相談、承認プロセスのスピードも向上します。社内のコミュニケーションが可視化され、チーム全体の連携が強化されることで、生産性の向上も期待できます。

それぞれ順に解説します。

社内の情報共有がリアルタイムで可能になり意思決定が早くなる

グループウェアにより、全社員が同じ情報を即座に共有可能です。たとえば、会議資料や進捗報告を全員が同時に確認でき、上司や経営陣の意思決定が加速します。

メールでの個別連絡や紙資料の配布と比べて情報フローが大幅に改善され、相談や指示までの時間が短縮されます。その結果、顧客対応の迅速化やトラブル防止にもつながります。

タスク・スケジュールを一元化でき業務の抜け漏れを防止できる

各メンバーのタスクやスケジュールを共有・可視化することで、プロジェクト全体の進捗管理が明確になります。担当者や期限が把握できるため、タスクの重複や抜け漏れを防止できます。

また、部内で状況を共有すれば、必要に応じて業務の再配分も可能です。これによりチーム間の連携も取りやすくなり、期限遅延のリスクを低減できます。

リモートワークでもコミュニケーションが維持できる

リモートワークやハイブリッド勤務が広がる中、グループウェアは物理的に離れた環境でも円滑なコミュニケーションを実現します。チャット機能や掲示板、ビデオ会議ツールとの連携、業務ナレッジの蓄積により、業績向上やチームの連携をサポートできます。

さらに、ファイル共有や進捗管理をオンラインで完結できるため、出張先からの報告や相談、リモートワーク者の管理も容易になります。

グループウェア導入のデメリットはコスト・運用負担

グループウェア導入には多くのメリットがある一方で、コストや運用負担といった課題も存在します。初期設定やカスタマイズには時間がかかり、慣れるまでの社員教育も必要です。クラウド型の場合は月額料金が発生するため、長期的なランニングコストも考慮する必要があります。

さらに、システムを活用するためのルールや運用体制を整えなければ、十分な効果を発揮できません。導入後も定期的な見直しと運用改善を行う仕組みづくりが重要です。

それぞれ順に解説します。

初期設定や教育に時間と費用がかかる場合がある

導入時には、ツールの設定や操作方法の習熟に一定の時間とコストがかかります。とくに多機能なグループウェアでは、使い方を理解するまで時間を要するケースもあります。短期間では成果が見えにくいため、段階的な運用が重要です。

社員への定着を重視して業務の繁忙期を避け、負担が偏らないよう計画します。利用者のフィードバックをもとに改善を加えるなど、柔軟な設計が大切です。

多機能すぎると社員が使いこなせず定着しないリスク

グループウェアは機能が豊富な反面、すべてを使いこなせず形骸化するリスクがあります。操作が複雑だと社員が利用を避け、結局メールや個人ツールに戻ってしまうこともあります。

導入時には、自社の業務に必要な機能を選定し、利用範囲を段階的に拡大することが重要です。また、利用者の負担を軽減する設定や、わかりやすい社内マニュアルの整備も定着促進に有効です。

セキュリティ管理やアクセス権限の設定に注意が必要

グループウェアには社内の機密情報が集中するため、セキュリティ対策は欠かせません。クラウド型を利用する場合、外部アクセス制限や二段階認証の導入を怠ると情報漏洩のリスクが高まります。

運用担当者は、部署や職種ごとにアクセス権限を適切に設定し、ログ管理や定期的なパスワード変更を徹底する必要があります。安全性と利便性のバランスを考慮した運用ルールの確立が求められます。

グループウェア導入をおすすめする企業はこちら

グループウェアは、社内の情報共有や連携に課題を抱える企業に効果的です。部署間での連絡ミスや業務の属人化が起きやすい組織では、情報を一元化することでスムーズな協働体制を構築できます。

また、成長段階にある企業にとっては、業務の標準化を進め、誰もが同じ手順で作業できる仕組みづくりを支援します。さらに、テレワークやハイブリッド勤務を導入している企業にも適しており、柔軟な働き方を実現する基盤として活用できます。

それぞれ順に解説します。

部署間の連携不足を改善したい企業に効果的

部署間での情報共有が不足すると、業務の重複や遅延、意思疎通のミスが発生しやすくなります。
グループウェアを導入すれば、部門を横断した情報共有や意思決定がスムーズになり、組織全体での最適な業務運営が可能になります。

共通のプラットフォームでタスクやスケジュールを管理することで、社内の見える化が進み、業務効率と連携力が大幅に向上します。とくに複数拠点を持つ企業では、連携強化により高い効果を発揮します。

属人化を防ぎ業務を標準化したい成長期企業に最適

社員個人の経験やスキルに依存した「属人化」は、組織の拡大や引き継ぎを阻む要因となります。
グループウェアを活用すれば、業務プロセスや手順を共有・可視化でき、誰でも一定の基準で業務を遂行できるようになります。組織の拡大期には、標準化された仕組みを整備することが長期的な成長の鍵です。

また、ナレッジやマニュアルを蓄積しておくことで、教育コストの削減やスムーズな業務承継が可能になります。業務記録や共有情報は企業にとって重要な知的資産となるため、情報を一元管理し、ツールの活用度を高める環境づくりが重要です。

テレワークやハイブリッド勤務を導入している企業

オフィス勤務と在宅勤務を併用するハイブリッド型の働き方では、社員間の情報共有が課題となりがちです。グループウェアを導入することで、場所を問わず同じ環境で業務を進められるようになり、チームの一体感を維持できます。

チャットや掲示板で気軽にコミュニケーションが取れ、オンライン会議もシームレスに実施可能です。さらに、業務データがクラウド上で一元化されるため、どこからでも安全にアクセスでき、リモート環境下でも高い生産性を保つことができます。

グループウェアに関するよくある質問に回答

無料のグループウェアでも中小企業なら十分対応できる?

はい。社員数が少なく、基本的な情報共有やスケジュール管理が中心であれば、無料のグループウェアでも十分対応可能です。ただし、ワークフロー(電子承認)やクラウドストレージの容量、利用できるユーザー数に制限がある場合があります。導入前に、社内で必要な機能や条件を満たしているかを確認しておきましょう。

また、外部サービスとの連携や高度なアクセス権限管理を求める場合は、無料版では対応しきれないこともあります。必要に応じて有料プランへの移行も視野に入れ、無料相談や導入サポートなどを活用しながら比較検討すると良いでしょう。

オンプレミス型のグループウェアはどんな企業に向いている?

オンプレミス型は、自社サーバーでシステムを運用する方式です。機密性の高い情報を扱う業種や、セキュリティ要件の厳しい組織、既存の基幹システムや独自システムと連携させたい企業に適しています。

自社内で情報管理を完結できる点がメリットですが、その分、保守・運用・アップデートなどの負担は増えます。長期運用を前提に、IT担当者を確保できる中〜大規模企業に向いている方式といえるでしょう。

スマホ対応の有無で現場の利便性が大きく変わりますか?

はい。スマホ対応(マルチデバイス対応)のグループウェアであれば、外出先や出張中でもスケジュール確認や承認処理(ワークフロー)が可能になり、情報伝達や意思決定のスピードが大幅に向上します。営業職や現場スタッフが多い企業では、日報入力や顧客情報の更新をその場で行えるため、帰社後の事務作業の低減に役立ちます。

また、モバイル対応の利便性はツールの利用率や定着率にも直結します。現場での即時性を高めたい企業ほど、スマホ対応の有無は重要な選定ポイントといえるでしょう。

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