ファクタリングは融資と異なり、開業にあたって監督官庁の許可は必要ありません。そのため誰でも開業できるのですが、そのため悪徳業者やヤミ金融などの避けるべき対象も混ざっている可能性があります。
良いファクタリング会社を選ぶためには、口コミサイトやランキングを見て客観的な評価をしることが一番です。今回は法人向けにファクタリングを契約する際におすすめできる会社を13社紹介します。
個人の方は資金調達支援会社が公開している個人事業主におすすめのファクタリング業者を参考にしましょう。
本記事を最後まで読んでいただき、みなさまの資金調達にお役立てください。
ファクタリングおすすめ13選!取引しても安心の優良会社一覧
当サイトがおすすめするファクタリング会社を13社ここでは紹介します。どのファクタリング会社もおすすめできるポイントがあります。それが何かしっかり理解していただき、みなさまの資金調達にお役立てください。
おすすめのファクタリングサービスをそれぞれ順に解説します。
QuQuMo
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 1%~ |
入金速度 | 即日可能、最短2時間で入金 |
買取可能額 | 上限なし |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書、預金通帳 |
対象事業者 | 法人、個人事業主 |
運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
QuQuMoは、オンラインのみでサービスを提供しているファクタリング会社です。店舗を持たず、オンラインファクタリング限定のファクタリング会社です。ご提出いただく書類は、請求書と銀行通帳の2つのみで、最短2時間での入金が可能です。オンラインファクタリングなので、書類のデータ化(PDFや画像ファイル化)が必要です。
WEB環境が必要になりますので事前に整えておいてください。QuQuMoのファクタリングは2社間ファクタリング限定で、償還請求権がないノンリコースファクタリングです。安心してご利用いただけます。また、債権譲渡登記も不要です。
少額の売上債権から買い取り対象となっており、個人事業主やフリーランスの方もご利用いただけます。専用フォームに必要情報を入力し、データをアップロードするだけで手続きが完了するため、とても簡単です。
事業歴が長い方も、ファクタリング未経験の方も、QuQuMOならば最短2時間で迅速な資金調達が可能です。
PMGファクタリング
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 3%~8% |
入金速度 | 最短即日 |
買取可能額 | 上限2億円 |
契約方式 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書、通帳コピー |
対象事業者 | 法人、個人事業主 |
運営会社 | ピーエムジー株式会社 |
PMGファクタリングはプライバシーマークを取得しており、情報漏洩のリスクが非常に低く、2社間ファクタリングを利用してもバレるリスクがとても低くなっています。コンプライアンスを重視しており、社会的信用を高めようとする姿勢が見えます。
買取率も90%を超えます。手数料を差し引いた金額が資金調達額となるため、資金調達の見込みを立てやすく、初心者でも安心して利用できます。
新宿、新大阪、博多に店舗があり、その他全国に営業所を持ちます。店舗での手続きの他、オンラインファクタリングにも対応しており、メールでのやり取りも可能です。
さらに、中小企業を私選するための組織としての一面もあり、補助金申請のサポートも行っているため、ファクタリングだけでなく、他の資金調達に関する相談も積極的に受け付けています。総合的な資金調達について非常に明るい会社になります。
ラボル
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 一律10% |
入金速度 | 即日可能、最短30分 |
買取可能額 | 1万円~ |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書、本人確認書類、取引証明(通帳コピーや取引先からのメールなど) |
対象事業者 | 法人、個人事業主 |
運営会社 | 株式会社ラボル |
ラボルは、個人事業主やフリーランス向けに特化しているファクタリング会社で、1万円からの少額ファクタリングが可能という点が特徴です。小さな取引先からの売掛債権でも資金化できるため、個人事業主やフリーランスにとって非常に有用なサービスです。なお、2023年から法人の事業者も利用可能になりました。
通常のファクタリングでは避けられる新たに取引を開始したばかりの売掛先の売掛債権も買取対象としており、通常必要とされる数か月の継続的な取引を待つことなく、どの業種や職種でも利用可能です。
新しい売掛先の請求書も買い取りできる可能性があるのでぜひ問い合わせしてみてください。
ペイトナーファクタリング
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 一律10% |
入金速度 | 即日可能、最短10分 |
買取可能額 | 100万円まで(初回は25万円まで) |
契約方式 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング(オンラインファクタリングのみ) |
必要書類 | 請求書、本人確認書類、通帳コピー |
対象事業者 | 法人、個人事業主 |
運営会社 | ペイトナー株式会社 |
小口、少額の売掛債権買取に特化したファクタリング会社で、オンラインファクタリング限定で店舗を持ちません。必要な書類をアップロードするだけで、最短10分で資金化が可能です。
法人、個人事業主双方が利用できますが、買取上限は100万円であるため、特に個人事業主やフリーランス向けのサービスと言えます。法人は少々使いづらいかもしれません。
初回利用時の上限額は25万円と設定されており、売掛金額が少ない個人事業主やフリーランスにマッチしたファクタリング会社です。リスクが低く、安心して利用できるため、ぜひ一度利用を検討してみてください。
日本中小企業金融サポート機構
審査通過率 | 95%以上 |
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手数料 | 1.5%~10% |
入金速度 | 即日可能、最短3時間 |
買取可能額 | 上限、下限なし |
契約方式 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書(か契約書)、預金通帳 |
対象事業者 | 法人、個人事業主(ただし売掛先が法人の請求書) |
運営会社 | 一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構 |
日本中小企業金融サポート機構はファクタリング業務を行いながら、一般社団法人として公的な役割を担っています。全国各地で『経営革新等支援機関』として認定を受けており、国や地方自治体の補助金申請の際に有効な認定証を取得することが可能です。補助金申請を検討している方は、認定の可否についてお気軽にご相談ください。ファクタリングだけでももちろん安心してご利用いただけます。
この法人は営利目的の民間企業ではなく、公的な目的で設立された一般社団法人によって運営されているため、っ社会的な信用があります。ややもすると、反社会的勢力が多いイメージのファクタリング業界にあって、一般社団法人かつ経営革新等支援機関、というのは大きなアドバンテージです。ファクタリングを初めて利用される方や不安を感じている方には特におすすめです。
個人事業主やフリーランスの方も利用可能ですが、ファクタリングする際の売掛債権は宛名が法人向けのみを対象としています。個人相手の小規模な売掛債権については対象外となりますのでご注意ください。公的機関が運営する一般社団法人として、ファクタリング初心者の方にも安心してご利用いただけるのが大きなメリットです。
ビートレーディング
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 2%~12% |
入金速度 | 即日可能、最短2時間 |
買取可能額 | 上限、下限なし |
契約方式 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、将来債権ファクタリングにも前向き |
必要書類 | 請求書、通帳コピー |
対象事業者 | 法人、個人事業主 |
運営会社 | 株式会社ビートレーディング |
ビートレーディングは、全国の主要都市に拠点を構える大手ファクタリング会社です。月間で1,000件以上の契約を結んでおり、全国の多くの事業者から信頼を得ています。幅広い事業者から支持されていることが大きな特徴です。
オンラインファクタリングを利用すれば、最短2時間での入金で、即日の資金調達ができる点が大きなメリットです。迅速な資金が必要な企業にとって、ビートレーディングは非常に有力な選択肢になります。
従来のオンラインファクタリング以上に便利でLINEでの見積もりや書類提出が可能なのでスマホだけでも手続きできます。LINEでビートレーディングへの相談や手続きが簡単に行えるため、手軽さや利便性が他のファクタリング会社よりも優れています。
ビートレーディングのメリットとして「将来債権」のファクタリングが挙げられます。これは、請求書だけでなく、注文書や発注書の段階でもファクタリング可能であり、2020年の民法(債権法)改正により他のファクタリング会社でも徐々に取り組みが始まっていますが、ビートレーディングはその先陣を切っています。
ファクタリング業界パイオニアとして先駆けて取り組んでおり、新しい挑戦を続ける企業には、ビートレーディングがマッチしているでしょう。
えんナビ
審査通過率 | 97% |
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手数料 | 5%~ |
入金速度 | 最短即日 |
買取可能額 | 50万円~5000万円 |
契約方式 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書、通帳コピー(3か月分) |
対象事業者 | 法人、個人事業主 |
運営会社 | 株式会社インターテック |
即日入金可能、24時間365日対応という特徴を持っています。まさにATM感覚で利用できるファクタリング会社になります。急な資金調達を必要とする事業者の方にはおすすめです。
ファクタリング通過率も97%ととても高いので、「自分はファクタリング難しいのかな?」思っているの方も、相談してみる価値があります。
困ったときのファクタリング先として頼りになるでしょう。
アクセルファクター
審査通過率 | 93% |
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手数料 | 2社間ファクタリング 3%~10% 3社間ファクタリング 1%~8% |
入金速度 | 即日可能、最短2時間 |
買取可能額 | 30万円~3億円 |
契約方式 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書、通帳コピー、本人確認書類、直近の確定申告書・決算書 |
対象事業者 | 法人、個人事業主 |
運営会社 | 株式会社アクセルファクター |
ファクタリング業界の先駆的企業として、大口法人顧客を多数持つファクタリング企業です。個人事業主やフリーランスの方々にも対応し、2社間・3社間ファクタリングのどちらも利用可能です。さらに、特殊なファクタリング(将来債権のファクタリング)についても相談に応じます。注文書ファクタリングは発注書ファクタリングについてもぜひ相談してみてください。
最大3億円までの売掛債権を買い取れるため、大規模な資金需要にも対応し、大型工事に請負や設備投資にも活用いただけます。オンラインファクタリングメインですが、それだけではなく、郵送や対面での手続きも選べます。
また、資金調達に関する総合的なコンサルティングサービスも提供しているため、ファクタリングが初めての方にも、アクセルファクターのご利用をおすすめします。中小企業経営力強化支援法に基づく経営革新等支援機関として、関東財務局長及び関東経済産業局長より認定を受けていますので、総合的な経営コンサル、経営指導を受ける場所としても活用いただけます。
ベストファクター
審査通過率 | 92.2% |
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手数料 | 2%~ |
入金速度 | 即日可能 |
買取可能額 | 30万円~1億円 |
契約方式 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、将来債権のファクタリング |
必要書類 | 請求書、通帳コピー、本人確認書類 |
対象事業者 | 法人、個人事業主 |
運営会社 | 株式会社アレシア |
ベストファクターは、即日の資金調達を主なメリットとして掲げています。特に建設業や物流業、運送業の方々に多く利用されており、独自のノウハウを持っています。
年間の相談件数は約1万件、年間の利用者は1,000件ほどで、ファクタリング業者の中でもかなり規模が大きくなっています。
迅速な審査と即日資金化を実現する臨機応変な対応が強みであり、個人事業主やフリーランスの方々にも対応可能です。また、即日買取を可能にする独自のシステムも整備されています。
新しく注文書ファクタリングや発注書ファクタリングなど「将来債権のファクタリング」についても申し込みが始まりました。
オンラインファクタリングに加え、電話での相談にも対応していますので、まずはお気軽にご相談ください。
PAYTODAY
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 1%~9.5% |
入金速度 | 即日可能、最短30分 |
買取可能額 | 上限なし |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書、通帳コピー、本人確認書類、(法人のみ)直近の決算書一式(勘定科目内訳明細書 含) |
対象事業者 | 法人、個人事業主 |
運営会社 | Dual Life Partners株式会社 |
PAYTODAYオンライン専業のファクタリング企業であり、AIを活用した審査が大きな特徴です。オンラインファクタリング専業なので店舗を持たず、その分固定費が抑えられ、利用者に還元できます。
審査にAIを活用することで、迅速かつ漏れのない審査が実現し、審査のための人件費も削減できるため、手数料も抑えられています。
ただしAI審査は、人間の『やる気』や『熱意』、さらには『話し方』といった従来の定性的な要素を評価できない可能性があります。そのため、資料提出だけの審査で行うか、面談でやる気や熱意を伝える必要があるかは、みなさま経営者の方針によります。
AI審査は、効率性を重視する1つの選択肢としておすすめです。当然迅速な資金調達にプラスとなります。
トップ・マネジメント
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 3.5%〜12.5% |
入金速度 | 最短即日 |
買取可能額 | 30万円~3億円 |
契約方式 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、将来債権のファクタリングも可能 |
必要書類 | 請求書(注文書や発注書など「将来債権」も可能)、通帳コピー、本人確認書類、商業登記簿謄本、実印、印鑑証明 |
対象事業者 | 法人、個人事業主 |
運営会社 | 株式会社トップ・マネジメント |
トップ・マネジメントは『顔が見える安心感』を大切にしており、公式サイトにはスタッフの名前や写真が公開されています。これはファクタリング会社の中では異例で、それだけ信用されていることの証拠でもあります。
従来型のファクタリンを提供しながらも、近年では注文書や発注書、見積書といった将来債権の買取にも積極的に取り組んでいます。また、オンラインでのファクタリングも対応可能です。
さらに、買い取った資金を口座振込ではなく、スタッフが現金での手渡すこともできます。これにより、緊急性の高い資金調達が求められる場合にとても役立ちます。
トップ・マネジメントの代表者は、日本における『2社間ファクタリング』の考案者とされており、業界の専門知識が豊富で、信頼できる存在です。
FREENANCE
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 3%~10%(FREENANCE口座がない場合は10%に固定) |
入金速度 | 最短即日 |
買取可能額 | 1万円~25万円 |
契約方式 | 2社間ファクタリング(オンラインファクタリングのみ) |
必要書類 | 請求書、通帳コピー、本人確認書類、開業届 |
対象事業者 | 個人事業主のみ(法人不可) |
運営会社 | GMOクリエイターズネットワーク株式会社 |
GMOグループの子会社が運営しています。ファクタリング会社というよりも、個人事業主やフリーランスに特化した経営支援サービスです。利用者は個人事業主およびフリーランスに限定されており、法人は利用対象外となりますのでご注意ください。
ファクタリングだけでなく、屋号やペンネームでの口座開設、トラブル時の補償、さらにフリーランス向けの保険など、資金調達以外の幅広いサポートも行っています。
専用の「フリーナンス口座」を開設すれば、ファクタリングによって即日の資金調達が可能です。ただし、この口座はメインバンクとは別に開設する必要があるため、手間がかかると感じる方もいるかもしれません。
フリーナンス口座なしでの利用も可能ですが、その場合、手数料が高く設定されています。2社間ファクタリングのみで、全ての手続きはオンラインで完結します。利用回数が増えるほど手数料が割引される仕組みもあり、個人事業主やフリーランスにとって総合的な経営支援メニューを提供します。
月額料金が発生するプランもあり、ファクタリングだけでなく、さまざまな経営上のリスクを回避する保険感覚で利用できるのも特徴の一つです。
みんなのファクタリング
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 7%~15% |
入金速度 | 即日可能、最短60分 |
買取可能額 | 1万円~300万円 ※初回は1万円~50万円まで |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 売掛債権に関する請求書、通帳、本人確認書類(顔写真付き) |
対象事業者 | 法人、個人事業主 |
運営会社 | 株式会社チェンジ |
完全オンラインで完結するファクタリング会社です。WEB面談も不要で、書類の提出によってのみ審査を行います。個人事業主やフリーランスの方向けですが、法人も利用できます。
WEBシステムを使って最短60分で資金化できます。ただし、売掛先は法人限定ですので、売掛先が個人事業主やフリーランスの請求書は資金化できません(債権者、みなさまは個人事業主やフリーランスでOKです)。
手数料がやや高めなのでご注意ください。土日も営業していて、土日に入金まで完了します。週明けに支払いがあり、それまでに口座にお金がないと不渡りになってしまう・・・、という事業者の方はぜひ利用を検討してみてください。
ファクタリング会社の選び方は自社の課題にマッチした方法で
ファクタリング会社、ファクタリング業者はそれぞれ特徴があります。得意なもの、不得意なものがあり、すべての項目で100点というファクタリング会社はありません。
みなさんがファクタリングに何を求めるのかで選び方が変わってきます。自社の経営課題をしっかり俯瞰して、そのうえでファクタリングによって何を得たいのかはっきりさせましょう。
そのためにできること、課題の洗い出しポイントについてここでは解説します。
今すぐ資金調達が必要なら即日入金に対応しているか確認する
ファクタリングの大きなメリットとして融資とは異なり迅速な資金調達が可能なケースがあります。融資は銀行法や貸金業法によってかなり細かいことまで規定されています。迅速に金融機関も動けず、裁量が少ないのです。
しかしファクタリングは融資ではないので、これらの法律の対象外です。民法上の債権譲渡契約なので、当事者間で合意できれば最短即日でも買い取り、入金まで進みます。
ファクタリング会社の中には即日入金に対応しているところがあります。もちろん、審査期間が短いので、手数料は高めになりますが、それでもヤミ金融など反社会的勢力ではなく、しっかりした会社として即日資金調達できるのはファクタリングくらいです。
今すぐ、明日にも資金が必要な場合、即日入金可能なファクタリング会社かどうか確認してください。なお、確実に即日入金されるわけではありません。書類がしっかりあり、一定の基準を満たし、オンライン面談が可能かなど諸条件を満たした場合になります。
2社間ファクタリングならスピーディーな入金が期待できる
2社間ファクタリングの場合、債権者(みなさま)とファクタリング会社の契約で完結します。それに加えて売掛先の同意も必要になる3社間ファクタリングはさらに数日の時間を要します。
当事者間で合意できればすぐに資金調達できる2社間ファクタリングならば、迅速な資金調達が可能です。2社間ファクタリングは3社間ファクタリングと比べて、手数料は高いのですが、売掛先にバレないというメリットもあります。
2社間ファクタリングならば完全オンラインで手続きできれば、最短1時間かからず入金まで進むこともあります。とにかく資金を急いでいる場合、2社間ファクタリングにチャレンジすることで間に合うかもしれません。
面談や書類郵送が不要なオンライン完結ファクタリングを選ぶ
手続きを簡便化し、審査のスピードを上げるには、オンライン手続き(オンラインファクタリング)できるところを選びましょう。書類を持っていく、あるいは郵送する手間を省き、書類をPDFなどデータ化してネット上から送信すればOKというものがあります。
また、対面面談がなく、オンライン面談、あるいは面談不要なファクタリング会社を選ぶこともできます。ファクタリングは融資と異なり、必ず対面面談しなければならないというものではありません。
あくまで民法上の契約行為なので、対面面談なしで契約の合意ができればそれで問題ありません。臨機応変に対応できるファクタリングの「柔軟さ」を活かして手続きできます。
契約書類が少ないファクタリング業者を選ぶと取引がスムーズ
ファクタリング会社によりますが、契約書類が少ないところを選ぶとスムーズに入金までたどり着くでしょう。
ファクタリング契約の際に多くのファクタリング会社が求める必要書類は以下になります。
- 本人確認書類(身分証明書)
- 売掛金の請求書
- 銀行の通帳(売掛金の入金確認)
- 確定申告書、決算書
- 商業登記簿謄本(法人のみ)
必要書類が最も少ないパターンだと、「売掛金の請求書」と「入金確認の銀行通帳」、この2点になります。2点だけで審査可能なファクタリング会社を選ぶと書類ミスもなく、迅速な資金調達につながります。
償還請求権・債権譲渡登記が不要な業者を選んでリスク回避
償還請求権付きのファクタリングを求めるファクタリング会社は要注意です。最後のQ&Aでも触れていますが、償還請求権は、売掛金を回収できなかった場合のリスクについて、もとの債権者(みなさま)にとどめ置き、ファクタリング会社から回収不能になった売掛金を請求される契約です。
償還請求権付きのファクタリングは、ファクタリングではなく融資であるという判例も出ていますが、いまだに償還請求権付きファクタリングを求めるところもあるようで、絶対に避けてください。
債権譲渡登記は違法ではありませんが、迅速な資金調達にとって大きなマイナスです。登記申請から登記完了まで最大2週間かかり、それでは融資と変わらない時間がかかります。迅速な資金調達というファクタリングの長所を消してしまいます。
また、債権譲渡登記かかる費用や手間、時間もみなさんが負担することになり、正直「コスパ」が悪すぎます。債権譲渡登記を求めることは、みなさまを信用していないことの表れでもあり、良好な取引関係が築けるかどうかわかりません。やはり、債権譲渡登記を求めるファクタリング会社は避けた方が良いでしょう。
手数料相場は1〜15%!2・3社間のメリットやデメリットを確認
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングではさまざまな面が違います。それぞれ、メリットやデメリットがあり、両者を比較して慎重に決めることをおすすめします。
まず、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いについて以下の表にまとめました。
項目/種類 | 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング |
---|---|---|
手数料 | 高い(10%~20%) | 低い(1%~9%) |
審査の基準 | やや厳しい | 緩い |
クライアントへ通知 | されない、バレない | される、バレる |
売掛金の回収 | 申し込み人が振り込む | ファクタリング会社がクライアントから回収する |
迅速性 | 速い | やや時間がかかる |
債権譲渡登記 | 業者に求められれば必要 | 「第三者対抗要件」を通知する場合に必要 |
2社間ファクタリングは取引先にバレないが手数料が比較的高い
2社間ファクタリングは債権者(みなさま)とファクタリング会社のみで契約します。つまり売掛先にファクタリングの事実がバレることはありません。当事者のみで完結するので、迅速な資金化が可能です。最短即日のファクタリングの場合、多くは2社間ファクタリングになります。
一方で、2社間ファクタリングは「債務者→債権者→ファクタリング会社」というお金の流れがあります。ファクタリング会社にとっては、債権者が売掛金を返済しない可能性があり、貸し倒れリスク、回収不能リスクがあります。そのため、リスクを手数料に上乗せして請求することになります。
2社間ファクタリングの手数料が高いのはそのためで、手数料を融資のように利息換算、年利換算すると、100%を超えることも珍しくありません。
3社間ファクタリングは取引先への通知が問題なければ手数料が安い
2社間ファクタリングとは違い3社間ファクタリングは、売掛先の同意や債権譲渡通知が必要です。つまり、売掛先にファクタリングの事実がバレます。ファクタリングの事実がバレると、「資金難なのでは?」「銀行からお金を貸してくれないのでは?(それだけ経営状態が悪い)」と邪推されてしまいます。
しかし、しっかり売掛先の同意を得られれば、手数料が安い3社間ファクタリングはとても使える資金調達方法です。手数料を年利換算、利息換算しても融資の利息制限法の範囲内におさまるものもあります。2社間ファクタリングよりも「手取り」が多くなり、最終的に元々の売掛金額に近いお金を回収できます。
将来債権の注文書や発注書でもファクタリングが利用できる
2020年の「民法(債権法改正)」によって、民法に「将来債権の譲渡」の記載がなされました。従来は「確定債権」という金額や日時が決まっている債権の規定しかありませんでした。確定債権とは『3月分 100万円 4月末日払い』のようなもので、要は請求書に書かれていることです。請求書を出せばファクタリングできるのは、確定債権だからでした。
しかし、民法(債権法)改正によって、将来債権という、日時や金額が確定しない段階の債権についても譲渡が可能になりました。日時や金額が確定しない債権とは、仕事の依頼はあるが完了していない契約です。
つまり「注文書ファクタリング」や「発注書ファクタリング」もこの民法改正によって、民法典に記載されたのです。注文書や発注書の段階では仕事をいつまでにするという約束はできても、金額は確定しません。完了した段階で、減額査定(や増額査定)される可能性があります。支払い期日も変わってくるかもしれませんし、仕事が否認される可能性もゼロではありません。
将来債権のファクタリング(注文書ファクタリングや発注書ファクタリング)は、確定債権(請求書ファクタリング)よりも買い取り条件は悪くなりますが、実施しているファクタリング会社は徐々に増えています。
緊急時の資金調達方法として、将来債権のファクタリングができるファクタリング会社をいくつか知っておくことは、いざというときのリスクヘッジになるでしょう。
ファクタリング会社選びに迷ってしまうなら一括査定がおすすめ
ファクタリング業者、ファクタリング会社は全国に数百社あると言われています。どのファクタリング会社にすべきか迷う場合は、引っ越しの見積もりのように1つの情報を入力するだけで、複数のファクタリング会社から一括査定の見積もりが来るサービスの利用をおすすめします。
一括査定サービスならば売掛債権額や支払いサイトを入力するだけで
ファクタリングベストは法人なら審査通過率9割超の優良サービス
「ファクタリングベスト」は法人専用のファクタリング会社の相見積もりサービスです。最大4社の信頼できるファクタリング会社から見積もりを取り、その中から最も有利な条件の会社を選ぶことが可能です。このサービスを利用することで、他社にそれぞれ見積もりを申し込み、比較する手間をかけずに確かな結果を得られます。
法人の場合、審査通過率9割を超えます。ファクタリングベストで見積もりが返ってきた場合、ファクタリング審査に通る可能性はかなり高いと言っても良いでしょう。
ファクタリングベストでは、売掛債権の情報を入力し、複数のファクタリング会社から条件提示を受け取るのを待ちます。最短で数分以内に見積もりが提示され、そのため最速で当日中に売掛債権の買取と資金化が可能な会社を見つけられます。法人の方でファクタリングを初めてご利用される場合、ファクタリングベストを活用して信頼できる会社を見つけることをお勧めします。
Payなびは法人・個人事業主・フリーランスに関わらず利用OK
Payなびは、オンラインで複数の優良ファクタリング会社に一括で審査の申込みができるサービスです。一括でファクタリングの査定申込みができるので時間も手間も省けます。
ファクタリングベストが法人限定のサービスなのに対して、Payなびは法人だけではなく、個人事業主やフリーランスの方の売掛債権についても一括査定が可能です。
Payなびの特徴は以下になります。
- 最短30分で見積もりが送られてくる
- 個人事業主やフリーランスも利用可能
- 決算書と3か月分の入出金明細(通帳コピー)だけで審査可能
- 実際に店舗へ行かずオンライン上から必要書類をアップロード
誰でも、すぐに、必要な資金をネット上で査定し、気に入ればファクタリングで資金化できるのがPayなびの強みです。
「〇〇Pay」でキャッシュレス決済をチャージするのと同じ感覚で、みなさまの売掛債権を現金に換えて口座にチャージするというのがPayなびの上手な使い方になります。
ぜひ上記のファクタリング会社13社ではよくわからない、決められないという方は、一括査定サービスを利用して、いちばん条件が良いファクタリング業者を見つけてください。
このサービスはとても使えるものだと言えます。
優良ファクタリング会社の選び方に関するよくある質問
ファクタリング会社は開業自由なので、タケノコのようにどんどん開業しています。そうした中で、優良なファクタリング会社を選ぶためにはしっかり事前に疑問点をつぶしておく必要があります。ここでは優良ファクタリング会社の選び方について、よくある質問についてお答えいたします。
ファクタリング業者を選ぶ際に避けるべき業者の特徴は何ですか?
ファクタリングを契約する際に避けるべきファクタリング業者は主に「手数料が高い」「償還請求権付きのファクタリングを求める」「買取率(掛け目)が低い」、この3点です。
2社間ファクタリングの手数料が20%を超えるファクタリング業者、3社間ファクタリングで手数料が10%を超えるファクタリング業者は選んではいけません。手数料を利息換算した場合、100%を超えることもあり、これは融資の場合利息制限法の上限をはるかに超える違法状態です。
ファクタリングは融資ではないので利息制限法の適用はありませんが、さすがに利息換算して200%を超えるようなケースでは、公序良俗違反に問われる可能性があります。
償還請求権については次のQ&Aで詳しく解説します。
買取率は売掛債権の額面から何割か引いて買い取る率です。100万円の売掛債権を全額評価すると、ファクタリング業者にとってリスクがあるので、90万円などで評価して買い取ります。なお、差額の10万円は精算時にファクタリング業者から債権者へ変換されますので、ファクタリング業者の取り分になることはありません。
ファクタリング業者の償還請求権とは何ですか?
償還請求権(遡求権)とは、ファクタリング会社が買い取った売掛債権が、売掛先の倒産などで回収不能になった場合に、債権者(ファクタリング利用者)に対して回収額の支払いを求める権利です。
ファクタリング会社は売掛債権を買い取る際に、利用者に現金を渡しますが、売掛先からの回収ができないと損失を被ることになります。そのリスクを軽減するために、回収不能となった売掛金を元の債権者に請求できる権利が償還請求権です。
償還請求権付きのファクタリングの場合、100万円の売掛債権を現金化して回収できない場合、買い取り金額を全額債権者が自腹で補填すことになります。
償還請求権があることで、ファクタリング会社は低リスクで売掛債権を買い取ることが可能です。
しかし、本来ファクタリングは「債権譲渡」であり、債権を譲渡する際には「売掛債権を受け取る権利」だけでなく、それに伴うリスク「売掛金を回収できないリスク」(貸し倒れリスク)も譲渡されるはずです。にもかかわらず、リスクが元の債権者に残ることが適切かどうかは疑問が残ります。
実際、償還請求権付きのファクタリングは、債権譲渡ではなく、債権を担保にした融資や貸付と同等であるとの判決が出ています。そのため、償還請求権付きファクタリングの利用は減少しています。
一方、償還請求権がないファクタリングは「ノンリコース」と呼ばれます。ノンリコース契約では、売掛先が倒産しても申込者に請求されることはなく、債権を売却して現金化する手段として有効です。
現在では、ノンリコース契約のファクタリングが一般的です。
ファクタリングに償還請求権があるかどうかは、各ファクタリング会社によって異なりますが、判決によれば、償還請求権付きのファクタリングは融資と見なされ、銀行や消費者金融業者のみが行えることになっています。しかし、一部の悪徳業者がこのルールを無視して行っている場合もあります。
償還請求権付きファクタリングは、ファクタリング会社にとってリスクが少なく、資金化が早かったり審査が簡単だったりするため、急ぎで資金が必要な場合に選ばれることがあります。
ただし、債権者にとっては返済義務を負うリスクがあり、デメリットが大きいです。資金調達が急務であっても、リスクを避けるために、ファクタリング本来の形であるノンリコース契約を選ぶ方が良いでしょう。償還請求権付きのファクタリングを選んではいけません。
複数のファクタリング業者に相見積もりを取ってもいい?
問題ありません。積極的に相見積もりを取って少しでも有利な条件のファクタリング業者を探してください。相見積もりを取ったことは、自分でファクタリング業者に言わない限りバレませんのでご安心ください。
ただし、1つのファクタリング業者にずっとお願いすることで「お得意様」になり、よりよい条件でファクタリングをできるようになるかもしれません。
相見積もりを取ることは問題ありませんが、複数の会社にファクタリングを依頼するかどうかの判断はみなさまにお任せいたします。