人事管理システム比較23選!比較表と選び方を解説【2024年最新】

人事管理システム比較23選!比較表と選び方を解説【2024年最新】

人材管理業務が煩雑になり、そろそろ自社でも人事管理システムを導入したいとお考えの企業もあるのではないでしょうか。

人事管理システムを導入すれば、人事管理や労務管理、人事評価といった人事周りの業務を一元化でき担当者の作業負担を減らせます。

しかし、人事管理システムには多くの種類があり、それぞれに特徴があるため、自社の目的に合わせたシステム選びが不可欠です。

本記事では、おすすめの人事管理システムの比較と、メリットや選び方のポイントを解説します。導入にあたっての注意点についても紹介するので、システム選びの参考にしてみてください。

目次

人事管理システム比較23選!料金・無料お試しの比較表一覧

本記事で紹介する人事管理システムの比較表は下記の通りです。

スクロールできます
システム名従業員規模料金(税込)無料お試し提供形態
SmartHR全ての規模に対応要問い合わせありクラウド
オフィスステーション労務要問い合わせ月額
440円/名〜
ありクラウド
マネーフォワード クラウド社会保険要問い合わせ月額
4,980円〜
ありクラウド
freee人事労務10名以上月額
2,600円〜
ありクラウド
ジョブカン労務HR全ての規模に対応月額
440円/名〜
ありクラウド
マネーフォワード クラウド人事管理全ての規模に対応月額
3,980円〜
ありクラウド
総務人事奉行クラウド全ての規模に対応月額
7,700円〜
ありクラウド
COMPANY要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせクラウド
ヒトマワリ要問い合わせ月額
22,000円〜
要問い合わせクラウド
カオナビ全ての規模に対応要問い合わせありクラウド
HRBrain全ての規模に対応要問い合わせ要問い合わせクラウド
One人事要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせオンプレミス
クラウド
あしたのクラウド要問い合わせ要問い合わせ無料デモ要問い合わせ
OBIC7人事100名以上要問い合わせ要問い合わせクラウド
POSITIVE全ての規模に対応要問い合わせ要問い合わせオンプレミス
クラウド
SuperStream-NX500名以上要問い合わせ要問い合わせクラウド
サイレコ100名以上月額
220円/名〜
ありクラウド
ADPS250名以上要問い合わせ要問い合わせオンプレミス
クラウド
タレントパレット250名以上要問い合わせ要問い合わせSaaS
ASP
HRMOSタレントマネジメント50名以上要問い合わせ要問い合わせクラウド
CYDAS全ての規模に対応要問い合わせありクラウド
ジンジャー人事労務全ての規模に対応月額
550円/名〜
ありクラウド
KING OF TIME 人事労務全ての規模に対応月額
330円/名〜
要問い合わせクラウド

それぞれ順に解説していきます。

SmartHR

SmartHR
対応従業員規模全ての規模に対応
初期費用なし
月額利用料HRストラテジープラン:要問い合わせ
人事・労務エッセンシャルプラン:要問い合わせ
タレントマネジメントプラン:要問い合わせ
無料プランあり(30名以下)
無料トライアルあり
提供形態クラウド/SaaS
主な機能・従業員データベース
・スキル管理
・電子申請
・年末調整
・タレントマネジメント
・多言語対応
・スマホ向けアプリ
連携可能なサービス・マネーフォワードクラウド給与
・カオナビ
・チャットワーク
・ジョブカン
・free人事労務など

SmartHRは、労務管理クラウド市場でシェアNo.1を誇る人事管理システムです。60,000社以上の企業が導入しており、さまざまな業界で活用されています。これまで、紙で行っていた雇用契約や入社手続き、年末調整などをクラウド上で完結できるのが特徴です。
スマホアプリにも対応しており、従業員が自分で情報を入力できるため、担当者の作業が大幅に削減できます。また、従業員情報が変更になった際は、自動で社員名簿が更新されるため、記載ミスや漏れもありません。

  • 従業員のエンゲージメントを高めたい
  • データにもとづいた人員配置や育成計画を推進したい
  • 人事データを一元管理して可視化したい
  • ペーパーレス化を実現したい
  • 労務手続きを効率化したい
  • 経営の意思決定にデータを活用したい

Smart HRでは、このような悩みを解決できます。

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オフィスステーション労務

オフィスステーション労務
対応従業員規模要問い合わせ
初期費用11万円
月額利用料440円/名
※従業員が10名以下の場合は、一律で月額4,400円
無料プラン要問い合わせ
無料トライアルあり
提供形態クラウド
主な機能・従業員情報の収集
・ワークフロー
・自動データ入力
・複数事業所管理
・多言語対応
・データ分析
・API連携
連携可能なサービス・PCAクラウド給与
・マネーフォワードクラウド給与
・給与奉行
・ジョブカン
・KING OF TIMEなど

オフィスステーション労務は、入退社や社会保険への加入といった労務関連の申請や帳票を電子化し、労務業務を効率化することに特化した人事管理システムとなっています。特徴は、対応している帳票の多さで、社会保険や労働保険関連だけでも101種類の帳票に対応が可能です。具体的には以下のようなものがあります。

  • 社会保険:45種類
  • 雇用保険:24種類
  • 労働保険:14種類
  • 労災保険:18種類

加えて、労働基準関連が6種類、入退手続き関連が5種類を網羅しています。また、分析機能も豊富で「女性管理職比率」や「育児休業取得率」などをグラフや表で表示させるなどが可能です。
さらに、必要な機能だけを選んで導入できる「アラカルト型」のため、労務手続きだけやWeb給与明細と年末調整の機能を使うといった選択ができます。既存のシステムを使いながら、必要なものだけを使えるので、費用を抑えて導入できるのは大きなメリットです。必要になった時点で、いつでも機能は追加できます。

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マネーフォワード クラウド社会保険

マネーフォワード クラウド社会保険
対応従業員規模要問い合わせ
初期費用なし
月額利用料スモールビジネス(50名まで):2,980円/月
ビジネス(51名以上):4980円/月
※個人事業主向けプランもあり
無料プラン要問い合わせ
無料トライアルあり
提供形態クラウド
主な機能・書類作成対応、申請状況の確認
・作成書類の電子申請
・給与ソフトとの連携
・従業員の更新、申請
・公文書返信の通知
連携可能なサービス・マネーフォワードクラウド給与
・マネーフォワードクラウド勤怠
・マネーフォワードクラウドマイナンバーなど

マネーフォワードクラウド社会保険は、社会保険の手続きに係る業務の効率化に特化したクラウドサービスです。作成から電子申請までをクラウド上で完結できるので、完全ペーパーレス化が実現できます。以下のような悩みの解決が可能です。

  • 入退社や情報の変更が多く、書類の申請が大変
  • 申請に時間がかかり、証憑のダウンロードと保管が必要
  • 社会保険手続の進捗管理が煩雑

健保厚年資格取得届や雇用保険資格取得届、喪失届など社会保険に関するほとんどの書類作成に対応しているため、ワンクリックで申請が可能です。また、書類のPDF出力もできるため、紙での申請にも対応できます。さらに、マネーフォワードクラウド給与と連携させれば、年度更新や賞与の手続きもスムーズです。操作がわかりやすいので、今まで社労士に頼んでいた業務を内製化して、コストを抑えたい小規模な企業におすすめです。

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freee人事労務

freee人事労務
対応従業員規模10名以上
初期費用なし
月額利用料・ミニマム:月額2,600円〜
・スターター:月額3,900円〜
・スタンダード:月額5,200円〜
・アドバンス:月額7,150円〜
※全プランとも5名から利用可能
無料プラン要問い合わせ
無料トライアルあり
提供形態クラウド/SaaS
主な機能・給与計算
・会計連携
・年末調整
・入退社手続き
・勤怠ワークフロー
・人事情報管理
・社会保険電子申請
連携可能なサービス

Free人事労務は、給与計算の業務効率化に特化した人事管理システムです。「手作業いらずの給与計算ソフト」を掲げており、勤怠の打刻から給与明細、年末調整までを一元化できます。独立している勤怠管理と給与計算を一元化することで、転記の際に生じるミスがなくなり、作業時間も削減が可能です。freee人事労務には以下の特長があります。

  • 給与計算の自動化
  • Webで給与の振り込みが可能
  • 給与計算の過程を見える化
  • 給与に関わる必要明細を出力可能

給与計算に関わる業務を自動化できるので、残業時間の計算や社会保険料、源泉所得税の計算などのミスがなくなるのは担当者の負担を大きく減らせます。スマホにも対応しており、従業員が自分で給与明細や源泉徴収票などをダウンロード可能です。また、導入サポートも充実しているので、初めて人事労務システムを導入する企業でも安心して利用できます。

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ジョブカン労務HR

ジョブカン労務HR
対応従業員規模全ての規模に対応
初期費用なし
月額利用料440円/名(※月額最低利用料金は2,200円)
無料プランあり(5名以下)
無料トライアルあり
提供形態クラウド/SaaS
主な機能・従業員情報管理
・各種労務手続き
・年末調整
・マイナンバー管理、収集
・ストレスチェック
・人材管理
・書類作成、電子契約
連携可能なサービス要問い合わせ

ジョブカン労務HRは、バックオフィス業務を自動化できるシステムです。採用管理から面倒な入退社書類、給与計算や年末調整といった手続きを、帳票作成から電子申請まで簡単に行えます。創業期から成熟期まで、あらゆる企業が導入しており、累計導入実績は25万社以上です。ジョブカン労務HRは、以下の悩みを解決します。

  • 労務業務にかかる時間を減らしたい
  • 従業員情報の管理が難しい
  • 担当者の労務の経験が少なく不安

とくに、わかりやすさに定評があります。たとえば「いつどこに何の書類を提出したら良いかわからない」といった場合でも、ToDoリスト機能で案内してくれるので漏れがありません。また、進捗管理機能も搭載されており、次に何をすれば良いのかが一目でわかるのも特徴です。アラート機能で申請日を教えてくれるので、漏れも防げます。
さらに、ストレスチェック機能が、オプション料金なしで利用できる点も魅力です。ストレスチェックは50名以上の従業員を抱える事業所に義務化されており、多くの企業が別途料金を払って実施しています。ストレスチェックが使えるのは大きなメリットと言えるでしょう。

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マネーフォワード クラウド人事管理

マネーフォワード クラウド人事管理
対応従業員規模要問い合わせ
初期費用要問い合わせ
月額利用料要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアルあり
提供形態クラウド
主な機能・会計
・経費精算
・勤怠管理
・年末調整
・社会保険関連の書類作成、電子申請
・電子契約
連携可能なサービス・マネーフォワードクラウド給与
・マネーフォワードクラウド勤怠
・マネーフォワードクラウドマイナンバー
・マネーフォワードクラウド社会保険など

マネーフォワードクラウド人事管理は、従業員情報の一元管理と業務効率化に特化した人事管理システムです。従業員が自分のスマホを使って、入退社手続きや住所変更、育休の申請などを提出でき、完全オンライン化が実現できます。とくに、以下のような企業におすすめです。

  • 入退社の際、情報の提出依頼や収集に手間がかかっている
  • 従業員情報がバラバラに保管されており、探すのに手間がかかる。
  • 従業員マスターの更新漏れがあ離、最新かどうか不安

特徴的なのは、提出した書類に不備があれば、受け取った担当者からオンライン上で差し戻しができる点です。収集した情報は複数の担当者による確認・承認が可能で、誤入力が防げます。さらに、他のマネーフォワードクラウドサービス(給与、勤怠、社会保険など)と連携すれば、人事業務全体の効率化が可能です。

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総務人事奉行クラウド

総務人事奉行クラウド
対応従業員規模全ての規模に対応
初期費用・iEシステム:0円
・iAシステム:55,000円
・iBシステム:66,000円
・iSシステム:77,000円
・iSシステム(社員数拡張版):77,000円
月額利用料・iEシステム:月額7,700円
・iAシステム:月額12,100円
・iBシステム:月額20,900円
・iSシステム:月額28,600円
・iSシステム(社員数拡張版):月額10万5,600円
※20名まで
無料プラン要問い合わせ
無料トライアルあり
提供形態クラウド/SaaS
主な機能・情報管理業務
・コミュニケーション業務
・定例業務
・退職金管理
・昇給、賞与算定
連携可能なサービス・給与奉行クラウド
・マイナンバークラウド
・法定調書奉行クラウド
・メンタルヘルスケアクラウド

総務人事奉行クラウドは、総務人事業務をデジタル化することに特化したシステムです。法令文書や社内向け文書をワンクリックで作成できます。具体的には以下の業務のデジタル化が可能です。

  • 社員情報の抽出やリスト化、社員一覧資料の作成
  • 契約更新対象者を自動抽出し、労働条件通知書を自動作成
  • 人事異動や異動シミュレーション、ワンクリックでの辞令交付
  • 総務への申請や申請テンプレート、ワークフロー設定
  • 従業員アンケートの作成や集計、結果のデータ出力
  • 就業規則などの社内規程を公開
  • 在職証明書・退職証明書の自動作成

このような書類は、従業員のパソコンやスマホからダウンロードできるようになっており、担当者を通じて発行しなくてもよくなります。また、他の奉行クラウドと併用することで人事労務業務全体の完全デジタル化が可能です。
また、無償で「専門家ライセンス」が発行されます。通常は、専門家用にライセンスを購入するのが一般的ですが、無料で発行されるため導入コスト削減できる点は大きなメリットです。顧問の社会保険労務士などに無料でライセンスが付与されるため、コンプライアンスチェックや修正入力の依頼もできます。

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COMPANY

COMPANY
対応従業員規模要問い合わせ
初期費用要問い合わせ
月額利用料要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
提供形態クラウド
主な機能・人材検索
・組織管理
・発令管理、異動案作成
・身上変更ワークフロー
・評価ワークフロー
・帳票作成
連携可能なサービス要問い合わせ

COMPANYは大手企業向けの人事管理システムです。日本の大手企業約1,200社が導入しています。国内の大手企業の3社に1社が利用しており、大手向けの人事管理システムとして高い指示を得ているのが特徴です。また、厳格なセキュリティ対策に強みがあり、自治体や金融機関で多く利用されています。以下のような企業におすすめです。

  • 業務が複雑すぎて、現在のシステムでは対応できない
  • 複雑な業務に対応するための追加料金が膨らんでいる
  • 制度変更のたびに何度もかかる
  • 人材データの活用方法がわからない

こうした悩みに応えるため、使いたい機能を後から拡張しても追加費用がかからないのが最大の特徴です。COMPANYは「ノーカスタマイズ」をコンセプトに掲げており、大手企業に必要な機能を最初から備えているため、企業の成長に応じて後から無料で追加できます。

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ヒトマワリ

ヒトマワリ
対応従業員規模要問い合わせ
初期費用なし
月額利用料・スタートプラン:月額22,000円〜
・スタンダードプラン:月額66,000円〜
無料プラン要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
提供形態クラウド
主な機能・人材データベース
・採用管理
・BI機能
・組織シミュレーション
・ワークフロー
・採用業務代行
連携可能なサービス要問い合わせ

ヒトマワリは、人事情報を収集し、戦略人事のために利用することを前提とした人事管理システムです。そのため、分析機能に優れています。たとえば、機能のひとつに求人管理がありますが、媒体ごとの応募数や内定率などの分析が可能です。
また、応募者管理では応募者ごとに、現在、どのフェーズまで進んでいるのかや、やりとりの履歴なども残せます。さらに、部門の給与バランスや年齢構成比なども分析が可能です。このように、蓄積したデータを人事戦略に利用したい企業には、メリットの多いシステムと言えるでしょう。

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カオナビ

カオナビ
対応従業員規模全ての規模に対応
初期費用要問い合わせ
月額利用料データベースプラン:要問い合わせ
パフォーマンスプラン:要問い合わせ
ストラテジープラン:要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアルあり
提供形態クラウド/SaaS
主な機能・人材データ分析
・リスキリング
・従業員満足度調査
・人材配置シミュレーション
・スキル管理
・評価運用、考課運用
・採用分析
連携可能なサービス・オフィスステーション労務
・マネーフォワードクラウド給与
・SmartHR
・給与奉行クラウド
・free人事労務など

カオナビは、タレントマネジメントに特化した人事管理システムです。タレントマネジメントとは、個人の応力を最大限に引き出すための人材育成の手法を指します。カオナビは、人材育成に欠かせない従業員のスキルや能力、個性を細かく分析し、可視化することに重点を置いたシステムです。以下のような悩みがある企業には利用のメリットがあります。

  • スキルや経験にもとづいた人員配置ができていない
  • 個人のスキルや成長度合いを把握できていない
  • 従業員のモチベーションが向上しない
  • 自社にマッチする人材の特徴がわからない
  • 個人に合った育成プランが作れていない

こうした、人材に関わる細かい分析が可能なため、タレントマネジメントに特化したシステムではシェアNo.1を誇っており、行政機関や大手企業でも導入されています。また、操作がしやすく、マニュアルがなくても直感的に利用できるのも特徴です。さらに、サポート体制も充実しており、セットアップサービスやセミナー、ユーザー同士が交流できるイベントなども開催されています。

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HRBrain

HRBrain
対応従業員規模全ての規模に対応
初期費用要問い合わせ
月額利用料要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
提供形態クラウド/SaaS
主な機能・組織分析
・360度評価
・ワークフロー設定
・マイナンバー管理
・組織診断サーベイ
・ストレスチェック
連携可能なサービス要問い合わせ

HRBrainは、人事・労務業務の効率化と、人事データの管理や分析に特化したシステムです。とくに人事評価に強みがあり、評価シートの作成から集計までを効率化できます。また、業績評価や360度評価など多くの評価に対応し、蓄積したデータをさまざまな角度から分析できるのが特徴です。HRBrainの導入には以下のようなメリットがあります。

  • 評価シートの作成から集計まで煩雑な業務を効率化できる
  • OKRやMBO、1on1、360度評価など評価のテンプレートが豊富
  • 評価制度の構築から評価運用まで支援してもらえる

さらに、サポート体制も手厚く、企業ごとに専任の担当者がつき、初期設定から導入後の運用までサポートしてくれます。使い方の質問は何回しても無料で、追加料金は一切発生しません。そのため、初めてでも安心して導入できるでしょう。

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One人事

One人事
対応従業員規模全ての規模に対応
初期費用要問い合わせ
月額利用料要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
提供形態オンプレミス/クラウド/SaaS
主な機能・年末調整
・休暇、申請管理
・Web給与明細
・組織シミュレーション
・スキル管理
・評価制度管理
・離職防止
連携可能なサービス・One人事労務
・One人事勤怠
・One人事給与
・One人事タレントマネジメント
・One人事ChatGAIなど

One人事は労務管理や勤怠管理、給与計算から人事評価、人材育成といった人事業務をワンストップでサポートするシステムです。累計利用者数は600,000人以上に上り、中小企業や大手企業、官公庁など幅広い導入実績があります。人気の理由は「コスト」「データ」「操作」「サポート」です。

  • コスト:製品をひとつに統一し、コストを削減
  • データ:データベースをひとつに統一し、一元管理が可能
  • 操作:全ての製品が使い勝手が同じでIDも統一
  • ・サポート:窓口が統一されており、システムごとの連絡が不要

とくに、システムの使いやすさには定評があり、専門知識がなくても使いこなせる設計になっているのが特徴です。また、必要な機能だけを単独で導入できるため、自社の状況や予算に応じて選択できます。他のOne人事シリーズと連携させれば、入社から退社に関わる業務の効率化が可能です。

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あしたのクラウド

あしたのクラウド
対応従業員規模要問い合わせ
初期費用要問い合わせ
月額利用料要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアル無料デモあり
提供形態クラウド
主な機能・人材データベース
・目標設定、評価
・給与シミュレーション
・組織図
・経年分析
・甘辛分析
連携可能なサービス要問い合わせ

あしたのクラウドは、人事評価に特化したクラウドシステムで、導入実績が4,000社を超える人気サービスです。とくに、中小企業に多く導入されています。AIによる目標添削機能や評価者モニタリング機能など、他社にはない機能に強みがあり、担当者の負担を最大限に減らし、人事評価の効果を最大にすることを目的としたシステムです。以下の3つが大きな特徴となっています。

  • 現行の評価制度をそのまま再現できる
  • 評価業務を自動化し、負担を限りなく軽減できる
  • 人事評価のプロによる万全なサポート体制が受けられる

とくに、専任のコンサルタントが伴走してサポートしてくれる点は人気の理由です。自社が抱えている課題に合わせた人事評価制度の提案や、軌道修正を図れるノウハウを蓄積しています。そのため、的確なアドバイスを受けることが可能です。また、操作方法や人事評価ノウハウを学べるオンラインサロンや、チャットでの簡易相談などもあり、安心して利用できます。

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OBIC7人事

OBIC7人事
対応従業員規模100名以上
初期費用要問い合わせ
月額利用料要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
提供形態クラウド
主な機能・人事情報管理
・発令管理
・年末調整
・退職金管理
・Web打刻
・休暇管理
・勤怠ワークフロー
連携可能なサービス要問い合わせ

OBIC7人事は、人事情報を収集し戦略的に活用することに特化したシステムです。750項目の人事情報を管理できる点が大きな特徴となっています。従業員情報はもちろん、異動の履歴や辞令の発令まで対応可能です。とくに、発令機能では、異動候補者の抽出やシミュレーション、発令の登録、発行まで管理できます。大きな特徴は以下の4つです。

  • 高い汎用性と柔軟性
  • 豊富なオプション
  • 連携できる会計システムが豊富
  • Exceでの資料作成が自在

とくに、操作性の高さとが特徴で、デザインがシンプルです。出力もしやすく、誰でも簡単に人材情報を取り出して活用できるような設計になっています。グループ全体の串刺し機能や、異動があった際のスムーズなデータ移行など、データを活用する際の負担軽減に考慮されたシステムです。

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POSITIVE

POSITIVE
対応従業員規模全ての規模に対応
初期費用要問い合わせ
月額利用料要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
提供形態オンプレミス/クラウド/パッケージソフト
主な機能・人事管理
・給与管理
・就業管理
・タレントマネジメント
・多言語対応
・従業員向けWebサービス
・モバイル申請
・ビジネスプロセスオートメーション
連携可能なサービス要問い合わせ

POSITIVEは、人事・給与・就業管理の他に、タレントマネジメントやグループ会社の管理機能などが搭載されたシステムです。グローバル企業やグループ経営を行っている企業向けのサービスとなっており、3,000社以上が導入しています。大きな特徴は3つです。

  • 大企業で必要とされる機能を標準で搭載している
  • グローバル経営や、グループ経営にも対応可能
  • 将来の拡張や変更を考慮した自由度の高い性能

10万人規模の人材情報を一元管理して、活用できるように設計されているのが特徴です。たとえば、グループ会社で異なる資格や役職を、全社統一の基準に読み替えて評価するなどの分析に長けています。また、情報の管理項目も豊富で、人事関連だけでも1,000項目以上を標準で装備しており、さらに100万件の項目を追加できるのも大きな特徴です。

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SuperStream-NX

SuperStream-NX
対応従業員規模全ての規模に対応
初期費用要問い合わせ
月額利用料要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
提供形態クラウド/オンプレミス
主な機能・人事情報管理
・人員配置シミュレーション
・タレントマネジメント
・組織改編シミュレーション
・DBへのアクセス制限
・人事諸届、照会フロー
・給与管理
・勤怠管理
連携可能なサービス要問い合わせ

SuperStream-NXは、財務会計・人事・給与がパッケージになった、統合型人事・給与システムです。会計情報と人事情報を管理でき、国際財務報告基準など法改正にも対応できます。パッケージ化されているため、人事情報管理や給与計算、就業管理、人事評価などに加え、財務分析や経営分析までカバーできるのが大きな特徴です。以下の点も評価されています。

  • グローバル展開に対応できる機能
  • RPAやAI-OCRで経理業務を自動化できる
  • セキュリティ性が高い

とくに、グローバル対応の強みがあり、海外で事業展開している企業に高く評価されています。一例として、複数通貨による伝票入力や残高管理、拠点や会社別に通貨を設定可能です。また、ユーザー側で使用言語を切り替えて利用することもできます。

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サイレコ

サイレコ
対応従業員規模100名以上
初期費用要問い合わせ
月額利用料220円/名
無料プラン要問い合わせ
無料トライアルあり
提供形態クラウド/SaaS
主な機能・従業員管理
・スキル評価
・2次元分析
・ワークフロー
・組織全体管理
・IPアドレス制限
連携可能なサービス要問い合わせ

サイレコは、組織人事の情報を蓄積し、経営情報としての活用を支援するシステムです。定型業務を自動化し、ルーチンワークの無駄を省くことに特化しています。また、従業員情報を一元化して蓄積し、タレントマネジメント機能による人事異動や組織のシミュレーションも可能です。
さらに、過去に設定した基準日の組織情報を引き出せるようになっています。たとえば、業績が好調だった時はどのような組織編成になっていたのかを見たいといった場面でも、すぐに閲覧が可能です。今何をすべきかがリアルタイムでわかるので、経営戦略に役立ちます。こうした深い分析ができる点がサイレコの最大の強みです。
複数拠点の人事データを一元管理できるので、全国に支店がある企業や、グループ会社など比較的規模の大きな事業所でも、個別にシステムを導入する必要ありません。

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ADPS

ADPS
対応従業員規模250名以上
初期費用要問い合わせ
月額利用料要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
提供形態オンプレミス/クラウド/パッケージソフト
主な機能要問い合わせ
連携可能なサービス要問い合わせ

ADPSは、1990年に誕生し、これまでに5,000社以上の企業が導入している人事統合システムです。複雑な業務をシンプルでわかりやすくすることをコンセプトにしています。業務をイベントとして管理し、ナビゲーションに沿って進められるようになっているため、初めて人事業務に携わる方でも不安なく使えるのが特徴です。以下のような企業に向いています。

  • 担当者が人事業務に慣れていない
  • 勤務シフトや裁量労働制を導入しており管理が煩雑
  • 申請が必要なものが多く、フォーマットを作るのが面倒
  • 残業申請と実績の確認が難しい
  • 長時間労働を抑制して計画的な働き方を意識づけたい

特徴は、時間外の累計に応じてアラートを表示させ、長時間労働を抑制するなど、従業員の働き方への意識づけができるようになっている点です。さらに、申請状況もリアルタイムで確認でき、承認後はメールが届くなど、担当者だけでなく従業員も使いやすいように配慮がされています。

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タレントパレット

タレントパレット
対応従業員規模250名以上
初期費用要問い合わせ
月額利用料要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
提供形態SaaS/ASP
主な機能・人材データベース
・労務管理
・異動シミュレーション
・採用管理
・サンクスポイント
・健康管理
・ストレスチェック
・組織診断
連携可能なサービス要問い合わせ

タレントパレットは、人事に必要な機能がオールインワンになった、大企業向けのタレントマネジメントシステムです。採用・育成・教育、人事評価や人員配置など、人材育成に関する幅広い機能を備えています。とくに、評価基準については強みがあり、企業に合わせた評価シートの作成から、評価、分析まで対応が可能です。以下のような課題の解決に強みを持っています。

  • Excelや紙で運用している評価をシステム化したい
  • 評価運用や管理に多くの時間が費やされている
  • 評価結果データを活用して昇給昇格の判断をしたい

また、評価はフィードバックまで対応し、スマホからでも操作が可能なため、時間や場所を選ばず実施できます。さらに、評価結果から昇給や昇格をシミュレーションし、変更後の給与を自動で算出したり、評価結果を自動で集計してレポート作成する機能などもうれしい機能です。

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HRMOSタレントマネジメント

HRMOSタレントマネジメント
対応従業員規模50名以上
初期費用要問い合わせ
月額利用料データベースプラン:要問い合わせ
スタンダードプラン:要問い合わせ
社内版ビズリーチプラン:要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
提供形態クラウド/SaaS
主な機能・従業員データベース
・人財検索
・目標、評価管理
・組織シミュレーション
・個人コンディションサーベイ
・経費精算
・採用管理
・給与計算
連携可能なサービス要問い合わせ

HRMOSタレントマネジメントは「人事データが集まる、見つかる、使える」を強みとしており、人事業務の効率化と人や組織状態の見える化にこだわったシステムです。とくに「スキル管理」が特徴的で、従業員の習熟度に合わせて分類し、スキルに合わせた人員配置や目標設定に活用できます。
たとえば、役職や等級別で絞り込んで平均値を出したり、習得スキルから検索したりが可能です。こうした、フリーワード検索や絞り込み機能は、人事異動の際の人選などがスムーズになります。
さらに「社内版ビズリーチ」プランを利用すれば、社内公募もシステム内で運用が可能です。応募があった人材をAIが判断し、ポジションに相応しい人をマッチングしてくれます。こうした即戦力を、社内から見つけられる機能が搭載されているのも大きな特徴です。

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CYDAS

CYDAS
対応従業員規模要問い合わせ
初期費用要問い合わせ
月額利用料要問い合わせ
無料プラン要問い合わせ
無料トライアルあり
提供形態クラウド/SaaS/ASP
主な機能・人材データベース
・人材検索
・1on1サポート
・キャリア開発
・成果日報
・スキルチェック
・人材シミュレーション
・社内FAQ
連携可能なサービス奉行シリーズほか

CYDASは、人事情報の見える化から評価、人事戦略までをひとつのプラットフォームで実現できるシステムです。「人事担当者だけでなく、社員全員で使うプラットフォームに」をコンセプトに設計されています。そのため「使いやすさ」と「見やすさ」に定評があり、感覚的に使えるため、使いこなせないといった心配がありません。
CYDASでは「導入すれば終わり」ではなく、運用し続けることを重視しています。そのため、人事担当者だけでなく、全ての従業員がアクセスできるサポートサイトが準備されているのも特徴です。また、電話やメールのほかにWeb面談での相談も可能です。さらに、導入企業同士が交流できるイベントを定期的に開催しており、異なる業界の人事ノウハウや、システム活用ノウハウの情報交換をすることで、組織の課題解決に活かせるメリットもあります。

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ジンジャー人事労務

ジンジャー人事労務
対応従業員規模全ての規模に対応
初期費用要問い合わせ
月額利用料550円/名
無料プラン要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
提供形態クラウド/SaaS
主な機能・従業員情報の管理
・組織管理
・勤怠管理
・給与計算
・ワークフロー
・経費精算
・人事評価
・年末調整
連携可能なサービス・ジンジャー勤怠
・ジンジャー給与
・ジンジャーワークフローなど

ジンジャー人事労務は、人事労務や勤怠管理、給与計算、経費精算などの人事業務の効率化を目的とした人事管理システムです。定型業務に加えて人事評価やタレントマネジメントまで、ひとつにまとめて管理できます。大きな特徴は以下の5つです。

  • ひとつのデータベースで一元管理できる
  • テンプレートなどは企業独自のカスタマイズが可能
  • 従業員情報を時系列で確認できる
  • 表示させる項目の順番や表示形式を自由に設定できる
  • 社員番号が自動で発行される

一番の特徴は、従業員に関する情報を時系列で確認できる点です。たとえば、履歴情報などは都度入力するため、バラバラの管理になりがちですが、これを自動で時系列ごとにまとめて、タイムライン形式で表示できる機能が備わっています。タイムライン形式なので、履歴を一目で確認が可能です。また、現在や過去の情報だけでなく、予定されている人事異動や発令も事前に登録しておけるので、発令の際に一度にまとめて登録する手間を削減します。

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KING OF TIME 人事労務

KING OF TIME 人事労務
対応従業員規模要問い合わせ
初期費用なし
月額利用料330円/名
無料プラン要問い合わせ
無料トライアルあり
提供形態クラウド
主な機能従業員用機能
・入社手続き
・個人情報閲覧
・マイナンバー申請
・WEB給与明細閲覧
・各種申請

管理者用機能
・入社手続き設定
・企業情報
・WEB給与明細発行
・従業員情報
・申請、通知
・マイナンバー管理
・権限管理
・従業員項目カスタマイズ
連携可能なサービス・KING OF TIME給与
・KING OF TIME勤怠管理
・KING OF TIMEシステムログ
・KING OF TIMEデータ分析
・マネーフォワードクラウド
・free給与計算など

KING OF TIME 人事労務は、人事情報をシンプルでわかりやすく管理できる人事労務管理システムとして高い評価を得ています。一番の特徴はコストパフォーマンスの高さです。通常のシステムは、勤怠や給与機能を利用する場合、別途契約しなければならないケースが多くあります。しかし、KING OF TIMEシリーズは、1名330円で全てのシリーズの利用が可能です。そのため、利用者も349万人と一番多く利用されています。
また、操作性も評価が高く、パソコン操作が苦手な方でも簡単に操作が可能です。たとえば、人事情報の項目もドラッグ&ドロップで追加できるなど、難しい操作がありません。さらに、チャットやメール、電話でのサポートの他に、オンラインヘルプなども用意されているため、サポート体制も万全です。

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人事管理システムの選び方4選!各システムのタイプを見極めよう

人事管理システムの導入は、自社の課題解決が目的です。そのためには、機能やコスト面の比較だけでなく、サポート体制や既存のシステムと組み合わせて効率化できるかも重要な指標となります。以下の4つのポイントを意識すると良いでしょう。

自社の課題・ニーズ・目的別にマッチした人事管理システムを選ぶ

人事管理システムを選ぶ際は、まずは「どのような課題があるのか」や、導入によって「何をしたいのか」を洗い出しましょう。その上で、目的に合ったシステムを選ぶことが大切です。たとえば「従業員の数が増えたため管理が難しくなった」「公平な人事評価をしたい」などが挙げられます。また「システムが複数存在するため、ひとつに統合したい」といったニーズもあるでしょう。

こうした目的やニーズを明確にすることで、自社に必要な機能を把握できます。よく検討せずに導入すると、かえって使いづらいシステムを選択してしまう可能性があるため、導入前の課題の洗い出しは必須です。

人事情報を集約し全体を一元的に管理することに特化したシステム

人事情報を集約し全体を一元的に管理することに特化したシステムは、さまざまな人事データを管理するのに適しています。たとえば、拠点ごとに人事管理を行っており、個人情報は各拠点でしか把握していない企業などです。また、社員名簿や異動記録、評価データなどをバラバラに保存している企業にもメリットがあります。

複数の人事関連データをひとつのシステムで管理できるため、閲覧するたびにファイルを探さないといけないといった手間がなくなります。

人事評価とタレントマネジメントを専門的にサポートするシステム

人事評価や従業員育成に力を入れたい企業には、タレントマネジメントを専門的にサポートするシステムが適しています。このタイプのシステムは、目標設定から評価、フィードバックまでをシステム上で完結できるため、評価がスムーズです。

従業員の適正や能力を客観的に分析できるため、公平で透明性の高い評価が実現できます。人事評価への不満による離職者を減らしたい企業にはとくにおすすめです。

労務管理業務の効率化を目的としたシンプルかつ使いやすシステム

労務管理に特化したシステムは、勤怠管理や雇用契約管理、社会保険の手続きなど、日常的な労務管理業務を効率化できます。従業員の入退社や人事異動が多く、頻繁に情報を更新しなければならない企業などにおすすめです。労務管理が効率化でき、少ない人員で業務が回せるため小規模の企業でも導入されています。

また、労働関連の法律は頻繁に改正されるため、こうした法改正に迅速に対応できる点も、担当者の負担軽減になるでしょう。

既存の勤怠管理や給与計算ソフトなどのシステムと連携は可能か

多くの企業では、勤怠システムや給与計算ソフトを導入しています。勤怠管理システムはこれらのシステムと連携させることで業務の効率化を図ります。そのため、導入する際には、既存のシステムと連携できるかどうかが重要です。

また、データを分析するため、システム内のデータをエクセル用に出力できるかも重要です。システム同士の連携ができなければ作業負担が増えてしまうため、必ず確認するようにしてください。

初期費用に加えて月額料金や追加機能にかかるコストも比較検討する

人事管理システムの導入を検討する際は、コスト面も重要な判断材料となります。初期費用の有無や月額料金、オプション機能にかかるコストも含めて比較しましょう。できるだけ費用を抑えるためには、無駄な機能を追加しないことです。

また、月額料金は、利用ユーザー数によって変動するものもあります。そのため、将来的にどれくらいのコストが必要となるかのシミュレーションも必要です。

導入前後の問い合わせ等の対応が迅速で運用サポートが充実しているか

人事管理システムを導入して運用していく中で、サポートが必要な場面が必ず出てきます。とくに、導入直後は、使い方について問い合わせする機会も多いでしょう。こうした問い合わせに対して、サポート体制が充実しているかも重要です。

サポート窓口の営業時間や問い合わせ方法(電話やチャット、メールなど)マニュアルのわかりやすさもポイントとなります。また、アップデートの頻度や法改正への対応速度、有償か無償かなども考慮すべきでしょう。

人事管理システム導入のメリット4選!人事労務業務の悩みを解決

人事管理システムは、人事労務業務の課題を解決するために有効なツールです。この章では、システム導入による具体的なメリットを紹介します。

採用や入退社手続き・労務に関する書類作成など人事労務業務の効率化

人材を採用するにあたっては、雇用契約書の交付や社会保険、労働保険への加入など多くの手続きや書類作成が必要です。こうした業務が、担当者の負担となっているケースも少なくありません。しかし、人事管理システムを導入すれば、採用から退職に関わる一連の人事労務業務が大幅に効率化されます。

たとえば、応募者情報の管理や面接スケジュールの調整をはじめ、入社手続きに必要な書類作成や提出もオンライン化が可能です。また、システムを連携させて、勤怠管理や給与計算なども自動化できます。システムの導入によって、こうした作業が効率化されれば負担も減るでしょう。

従業員の基本情報・スキル・評価など組織全体の情報共有がスムーズに

人事管理業務は、従業員に関する多くの情報を保管しなければなりません。従業員の基本情報やスキル、評価といった情報を、それぞれのファイルで保管している企業もあるでしょう。こうした従業員に関する情報が一元管理できれば、必要な時にすぐに取り出せます。

また、部門間での情報共有もスムーズになり、人事異動などの戦略を立てやすい点もメリットだと言えるでしょう。システムを導入すれば、リアルタイムで常に最新の情報を閲覧できるため、迅速な意思決定が可能です。

人事評価のプロセスが一貫し標準化され評価基準のばらつきがなくなる

人事管理システムを導入すれば、人事評価のプロセスが標準化され、評価基準のばらつきが解消されるメリットがあります。人事評価は評価者の主観が入りやすく、人によって評価が異なるケースも少なくありません。

人事管理システムを導入すれば、蓄積されたデータをもとに判断できるため、評価の透明性が増し評価者の主観を最小限に抑えられます。また、評価の進捗状況や結果も一元管理できるため、評価プロセスに一貫性が出るのもメリットです。

従業員のスキル・経験・適性を正確に把握でき適材適所の人材配置が実現

人事管理システムを活用することで、従業員一人ひとりのスキルや経験、適性を正確に把握できます。これにより、組織のニーズに合わせた適材適所への人材配置が可能です。また、新規プロジェクトを立ち上げる際などに、蓄積された情報から最適な人材を見つけ出すことも可能になります。

さらに、リアルタイムでスキル情報を更新できるため、常に最新の状態で人材活用が可能です。さらに、キャリアパスを可視化して目標設定するなど、中長期的な人材育成計画の立案にも活用できます。

人事管理システム導入のデメリット4選!コストとセキュリティに注意

人事管理システムの導入には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットがあるのも事実です。こうしたデメリットを事前に理解し、適切な対策を講じることで、システム導入のメリットをより高められます。

導入や維持にかかるコストが高めで運用開始までに一定の時間が必要

人事管理システムの導入には、月額利用料の他に初期費用が発生するものもあります。場合によっては専用のパソコンの準備も必要です。とくに大規模なシステムの場合、コストが予想以上に高額になるケースがあります。また、将来的にカスタマイズの必要があれば、追加コストが必要です。

さらに、システムの運用開始までには、数か月の時間を要することも珍しくありません。カスタマイズ項目が多いほど期間は長くなります。また、導入直後は従業員教育も必要となり、すぐには運用が開始できないことは理解しておく必要があるでしょう。

セキュリティ対策が不十分だとデータの漏洩や不正アクセスのリスク

人事管理システムには従業員の個人情報や給与情報など、機密性の高いデータが保管されており、セキュリティ対策が不十分だと、データ漏洩や不正アクセスのリスクが高まります。具体的なリスクとしては、担当者による情報持ち出しや、セキュリティの甘さによる情報の流出、外部からのハッキングなどが挙げられます。

便利な一方で、こうしたリスクがあることも認識しておかなければなりません。リスクを軽減するためには、アクセスできる従業員の限定や2段階認証の導入、定期的なパスワード変更などが効果的です。

システムがダウンすると人事労務業務が一時的に停止する可能性

人事管理はひとつのシステムに全ての情報が保管されるため、システムがダウンすれば、業務に影響を及ぼします。たとえば、サーバーの障害やネットワークの不具合により、システムが利用できなくなると、給与計算や勤怠管理などの業務停止は避けられません。

このような事態を防ぐためには、定期的なバックアップを実施し、オフラインでの代替手段を考えておく必要があります。また、クラウド型システムを採用する場合は、サービス提供者に障害が起こった際の対応についても事前に確認しておく必要があるでしょう。

業務プロセスを再構築する必要があり従業員への教育も求められる

人事管理システムの導入に伴い、既存の業務プロセスを見直し再構築する必要があります。単に作業手順が変わるだけでなく、部門全体のプロセスの変更を伴うことも多く、労力と時間がかかるでしょう。また、システムの操作方法や新たな業務の流れについて、全従業員への教育も必要です。

とくに、パソコン操作が苦手な従業員や、変化に抵抗感を持つ従業員に対しては、時間をかけて丁寧に説明する必要があるでしょう。

業界のニーズがあまりにも特殊だとカスタマイズが難しい場合がある

人事管理システムは導入にあたって何かしらのカスタマイズが必要になります。企業によって、勤務時間や給与の支給項目、評価基準などが異なるためです。しかし、全ての職種に対して希望通りのカスタマイズができるとは限りません。

たとえば、特殊な勤務体系や複雑な給与計算を導入している業界には対応できない可能性があります。大規模なカスタマイズが必要になれば、その分コストの増加や運用開始期間が遅れるでしょう。また、過度のカスタマイズによってシステムの安定性に影響を与える可能性もあります。

人事管理システムの導入をおすすめする企業の特徴3選

人事管理システムの導入は、多くの企業で業務を効率化できるメリットがあります。とくに、以下のような特徴を持つ企業にとっては、導入によってさらに大きな効果が期待できるでしょう。次に、人事管理システムの導入をおすすめする企業の特徴を3つ紹介します。

従業員数が増え始め人事データや労務手続きが複雑化している企業

従業員数が増加し始めると、人事データの管理や労務手続きが複雑化し、手作業による管理は効率が悪くなります。担当者の処理能力にもよりますが、従業員数が100人を超えると人事管理システムの導入を検討すべきでしょう。

システムを導入し、入退社手続きや給与計算、勤怠管理などを自動化することで、担当者の負担を大幅に軽減できます。また、人数が多くなるほどミスや漏れが多くなり、データの正確性が下がるリスクも防ぐことが可能です。このように、管理が煩雑になってきたと感じている企業は導入をおすすめします。

人事労務フローのデジタル化・自動化・DX化を目指している企業

多くの企業で業務の自動化やDX化が進んでいます。人事関連においても、ペーパーレス化しており、手続きなども電子申請が推奨されているのが現状です。また、人事管理システムを導入すれば業務にかかる工数を削減できる上、手続きの管理も可能になり漏れが発生しません。

政府も補助金制度を導入するなどでDX化を推進しており、今後、デジタル化の流れはさらに広がっていくことが予想されます。現在、紙ベースで管理している企業は、デジタル化を検討する時期にきていると言えるでしょう。

人材育成や評価方法を重視し従業員のモチベーション向上を目指す企業

人材育成や評価方法を見直して、従業員のモチベーション向上を目指す企業にとっても、人事管理システムの導入は効果があります。システムを活用すれば、従業員のスキルや経験などのデータ蓄積はもちろん、公平で透明性の高い人事評価の実現が可能です。

適切な人事評価を行うことで、従業員の不満もなくなりモチベーションも向上します。さらに、従業員のキャリアパスを可視化し、それぞれに応じた育成計画も立てやすくなるでしょう。結果的に、組織全体の活性化につながります。

人事管理システム導入に関するよくある質問に回答

そもそも人事管理システムとはどのようなシステムですか?

人事管理システムとは、人事業務全般を効率化し一元管理するためのシステムです。具体的には、従業員の基本情報管理や人事評価などの機能を備えています。さらに、勤怠管理や給与計算ソフトなどと連動させることで、これらの業務を自動化し、人事部門の業務効率を向上するためのシステムです。

無料で使える人事管理システムはありますか?

無料で使える人事管理システムもあります。ただし、一定の人数までしか対応できなかったり、機能や利用条件に制限があったりするのが一般的です。そのため、将来的に企業規模が大きくなれば有料プランへの変更が必要になるでしょう。

人事管理システム導入にかかる費用と期間はどのくらいですか?

人事管理システムの導入にかかる費用や期間は、企業規模やカスタマイズの程度によって異なります。費用については、導入費用が必要なものや、1名単位で価格が変動するなど、サービスによってさまざまです。最低でも数十万円はかかると思って良いでしょう。導入期間については、カスタマイズの期間と従業員を教育する期間が必要になるため、どんなに短くても1か月以上は必要です。

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