COLUMN RPAコラム

RPA導⼊を検討・ご利用の企業様に向けたRPAの本質や基礎知識、
導⼊事例、成功のコツなど、RPAツールやアシロボについて等、様々な情報を掲載しています。

RPAの種類別比較|特徴や選び方・導入メリットをご紹介

更新:2023.03.28

最近では、DXの進展に伴って業務を自動化するツールであるRPAが急速に注目を浴びています。RPAは、書類作成やメール送信といった単純作業をロボットに任せることができる強力なツールです。

一方で、「RPAツールを導入したが、予想以上にコストが高くついてしまった」「予定通りにRPAを活用できなかった」といった失敗の声も聞かれます。こういった失敗を防ぐためには、RPAツールの種類についてしっかりと理解するのが効果的です。本記事では、RPAの種類ごとの特徴を、導入メリットなどを交えながら紹介します。

RPAの種類

RPAには、大きく分けて「デスクトップ型」「サーバー型」「クラウド型」の3種類が存在します。それぞれの特徴を大まかにまとめると、以下の表のようになります。

  デスクトップ型 サーバー型 クラウド型
機能 中程度

デスクトップ上の作業の自動化がメイン

高機能

組織横断的なRPAの活用が可能

中程度

GoogleやYahooなどの情報検索に強い

コスト 低い 高い 低い
規模感 小規模 大規模 中程度

デスクトップ型・サーバー型・クラウド型それぞれのポイントを以下でご紹介いたします。

デスクトップ型の特徴

デスクトップ型のRPAとは、RPAツールを社内のPCにインストールして使用するタイプのRPAです。インストール時の導入コストが低いことが特徴で、単独のパソコンのみにRPAを導入するといったスモールスタートに向いています。

一方で、後ほどご紹介するサーバー型やクラウド型に比べると稼働できるPCに制限があります。RPA動作中は他の操作ができないため、専用のPCを用意する必要があったり、テレワークをしている場合遠隔から操作する必要があり、運用方法に注意が必要ですが、低コストでRPAを導入したいという場合におすすめのRPAです。

サーバー型の特徴

サーバー型のRPAは、自社で運用しているサーバー上にRPAをインストールして使用するタイプのRPAです。カスタマイズ性が高く、全社横断的にRPAツールを活用できるのが最大の魅力といえます。

一方で自社サーバーにインストールする都合上、インストールする際には自社でサーバーの設定などを行う必要があります。自社にRPAを扱える人材がいる場合や、情報システム部門のリソースが充実している場合におすすめのRPAです。

クラウド型の特徴

クラウド型RPAは、ベンダー側がクラウド上に用意したRPAを利用するタイプのRPAです。自社サーバーにRPAをインストールする必要がないため、すぐにRPAを使い始めることができるというメリットがあります。

一方で機能は限定的なことが多く、GoogleやYahooを用いた情報収集などブラウザ上の作業の自動化がメインの用途である点はおさえておきましょう。また、外部接続状態を維持した状態でRPAツールが稼働するため、機密情報は扱わないといったセキュリティ面での対策も求められます。

RPAの3つの段階とは?

一言でRPAといっても、その自動化のレベルは様々です。ボタンをクリックするだけ、といった極めて単純な作業を自動化するようなRPAもあれば、チャット応答など、より人間に近い仕事をするものも存在します。RPAによる自動化のレベルを分類したのが、「RPA」「EPA」「CA」というキーワードです。それぞれの違いについて確認しましょう。

RPA

RPAとは「Robotics Process Automation」の略語で、「ロボットによる工程の自動化」を指します。これまで人間が行ってきた業務、特にバックオフィスにおける単純作業を自動化するのがRPAです。

「ロボットによる自動化」と聞くと、AIのような近未来的なものを想像するかもしれませんが、RPAはあくまでも「与えられた手順に従って自動的に業務を行う」ためのツールです。作業手順を逐一指定する必要があるため、定型業務の自動化に活用されています。

EPA

「RPA」とよく一緒に語られる言葉に、「EPA」があります。EPAとは「Enhanced Process Automation」の略で、直訳すれば「高度化された工程の自動化」です。
機械学習やAIがRPAに組み込まれていて、既存の画像を基に新たな画像を自動的に分類したり、ビックデータから顧客の傾向を分析するなどができます。
RPAでは業務に必要な手順を細かく指示出しする必要がありましたが、EPAではより大まかな指示でも業務を自動的にこなすことができ、ルールや情報の構造が定まっていない業務でも自動化できるのがEPA、と理解しておきましょう。

CA

CAとは、「Cognitive Automation」の略称です。日本語にすれば、「認識的な自動化」となります。「認識的な自動化」と聞くと少し分かりにくいですが、例えば写真に写っている物体を自動で認識して分類するようなタスクも、CAによる自動化とみなすことができます。

他にも、チャット形式での応答などに活用されている自然言語処理や、ビッグデータの分析、ソーシャルメディアなどで活用されている強化学習などもCAの一部です。まだまだ実務レベルで利用されているCAツールはほとんどありませんが、今後急速に発展することが期待されています。

RPAの開発方法にも種類がある

RPAで作業工程を自動化する際は、RPAに指示する作業手順を示した「シナリオ」を作成することが必要です。RPAは、シナリオを作成する際の手順でも「画面操作記録型」「コーディング型」の2つに分類することができます。RPAの開発方法による分類について、両者の違いを中心に見ていきましょう。

画面操作記録型(簡易型)

画面操作記録型は、シナリオを作成する際に視覚的な操作ができるRPAです。後述する「コーディング型(開発型)」と比較して、「簡易型」と呼ばれることもあります。

画面操作記録型のRPAでは、RPAに指示を与える際にコーディングを行わなくてよいのが特徴です。情報システム部門に負担をかけずに、現場がRPAのシナリオを作成できるため、RPAをより実務に直接役立てやすいというメリットがあります。一方で機能はややシンプルなものが多いため、高いカスタマイズ性を求める際には不向きです。

コーディング型(開発型)

コーディング型のRPAでは、画面操作記録型とは異なり、シナリオ作成時にプログラミングのスキルが必要です。基本的なシナリオを作成する分にはドラッグアンドドロップなどで完結するケースもありますが、より複雑な処理を組み込む際にはコーディングが求められます。

シナリオ作成のハードルがやや高い一方で機能面は非常に充実しているため、社内に十分なRPAの技術を持った社員が在籍している場合や、技術者のリソースに余裕がある場合にはおすすめです

RPAの選び方

RPAツールは機能面や価格面で各ベンダー間に大きな差があります。それでは、数多くのRPAツールの中から自社に最適なRPAツールを見つけるためには、どのような観点で比較を行えばよいのでしょうか。

RPAを選ぶ際には、「RPAの種類」「自動化したい業務への対応状況」など、いくつかの注目しておきたいポイントが存在します。RPAの選び方について解説します。

RPAの種類で選ぶ

RPAツールの比較基準の一つに、「RPAの種類で選ぶ」というものがあります。先述したように、RPAには

  • デスクトップ型
  • サーバー型
  • クラウド型

の3種類が存在しています。

これらにはそれぞれ規模感や機能面、価格面で大きな差があるため、まずはこの3種類のうちどのタイプのRPAを導入するのかを決めておくとよいでしょう。種類の決め方は記事の前半でも触れましたが、大まかに言えば

  • 自動化したい業務が小規模な場合はデスクトップ型
  • 技術的なリソースに余裕があり、大規模な自動化を実施したい場合はサーバー型
  • Web上での情報収集などを自動化したい場合はクラウド型

となります。

自動化したい業務に対応しているかで選ぶ

RPAツールの機能は、開発しているベンダーによって千差万別です。RPAツールを選定する際には、自社内で自動化したい業務を具体的にリストアップした上で、「それぞれの業務をこのRPAツールで自動化できそうか?」と考えながら選定するのがおすすめです。

また自社内には、RPAツールの導入前から活用されている勤怠管理システムやメールソフト、会計ソフトなども存在しているでしょう。既存ツールとの相性や互換性なども、RPAの選定時にチェックしておきたいポイントです。

コストで選ぶ

RPAツールを導入する際には、多くのコストがかかります。代表的なものが、導入時にかかる初期費用と、導入後に定期的に支出するランニングコストです。RPAツールの価格には大きく差があるため、RPAの導入・運用に必要なコストも選定基準の一つとなります。

あくまでも参考価格ですが、ランニングコストの大まかな相場はデスクトップ型の場合月額5万円〜、サーバー型の場合は30万〜120万円、クラウド型の場合は月額10万円〜といったところです。相場と比較して、RPAツールの機能やクオリティが充実しているかもチェックしておきましょう。
サポート体制で選ぶ
RPAツールを初めて導入する際には、「シナリオが思い通りに動かない」「RPAツールの活用方法がわからない」といった多くのトラブルがつきものです。トラブルが発生した際には、RPAツールのベンダーが用意しているサポート窓口が充実しているかどうかで対処の難易度が大きく変わってきます。

RPAツールを導入する際には、サポート体制もチェックしておきましょう。サポート体制が充実しているRPAの場合、質問対応を行う窓口はもちろん、RPAツールを活用するノウハウを伝授するセミナーなどが用意されている場合もあります。

使いやすさで選ぶ

RPAツールのユーザーインターフェースや操作方法は、RPAツール間で大きく異なります。さらに、RPAでシナリオを作成する際には、相応のITスキルが求められます。RPAツールを選定する際には、画面録画型かどうかなど、RPAツールの使いやすさも大きな検討材料です。現場を中心としたRPA活用を推進したい場合には、画面録画型のRPAが使いやすいでしょう。

なお、RPAツールの中には無料のお試し期間を用意しているものも少なくありません。もしツールの使いやすさで迷っている場合は、これらのお試し期間を利用してみて、RPAツールの操作感などを確かめてみるのもよいでしょう。

RPAの導入メリット

RPAツールは、近年急速に脚光を浴びている存在です。DXの一環として導入されることも多いRPAですが、そもそもRPAを導入するメリットとは何なのでしょうか。

RPAを導入するメリットとしては、作業品質の向上やコスト削減など様々なものが考えられます。RPAを導入するメリットについて代表的なものを4つ、紹介します。

作業品質・作業効率の向上

RPAを導入する最大のメリットの一つに、作業の品質や作業の効率を向上できるという点が挙げられます。

例えば人間が「取引記録の転記を行う」という業務をこなす場合、どうしても転記漏れやミスが発生してしまうものです。また、長時間単純作業を繰り返していると集中力が低下して、作業スピードが落ちてしまうでしょう。RPAはロボットであるため、いくら長時間労働をしても作業の効率や質が低下することはありません。RPAを導入すれば、高い品質の作業を効率的にこなすことができます。

コスト削減

RPAツールは、安いもので月額5万円前後から利用できるものも少なくありません。RPAツールを単純作業の自動化に活用すれば、これまで単純作業に割いていた人件費を削減することができます。

また、金銭的なコストだけでなく、「現場での負担感」や「売上向上に直結する業務時間の創出」といった定性的なコストも見逃せません。RPAで自動化する業務は人間にとって苦痛となる定型化された単純作業であることが多いため、現場の負担軽減といった精神的なコストも削減できるのです。

単純作業の自動化によりコア業務に専念できる

RPAに作業を実施させれば、社員はこれまで単純作業に割いていた時間を他の業務にあてることができます。単純作業の自動化により創出された時間を用いて、社員がより生産性の高いコア業務に集中できるのも重要なポイントです。

特に、優秀な社員がこれまで定型業務に割いていた時間を削減できる効果は大きいです。プレゼンの準備や企画会議など、より売上に直結する業務に時間を割けるようになるため、会社の業績向上にもつながるでしょう。

働き方改革の推進

最近は、残業時間の削減や土日出勤の原則禁止など、働き方改革が大きく推進されています。以前のように残業ありきで作業量を確保するやり方は、企業の社会的な評価にも影響を与えてしまいます。

RPAによって単純作業を自動化すれば、働き方改革の推進にもつながるでしょう。社員がこれまで残業をしていた深夜にRPAを動かすことで、社員の就業時間を削減できます。社員の負担を軽減すれば現場のモチベーションも向上するため、さらに現場の生産性が高まるといった効果もあるでしょう。

RPAの導入成功事例

最近では、RPAを導入する企業が業種や業界を問わず増えてきています。RPAの活用によって企業に好影響をもたらした事例も多く、中には「月125時間の削減に成功した」「RPAによって完全テレワークが実現できた」といった企業もあります。RPAの導入成功事例について、2つご紹介します。

月125時間の削減に成功!

株式会社建設ドットウェブ様は、原価管理ソフトウェアというニッチな分野のトップを走る専門ソフトウェアメーカーです。客先ごとに異なるフォーマットの注文書が送られてきたため、これまでは手作業による受注管理システムへの転記を行っていました。

そこで、RPAツールである「アシロボ」を活用してこの転記作業を自動化。その結果、これまで発生しがちだった転記ミスが減少した、自動化により月125時間の労働時間削減に成功したといった効果が出ました。

こちらの事例は以下で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

アシロボで業務フローを見直し!月125時間の削減に成功/建設ドットウェブ様|導入企業インタビュー

完全テレワークを実現!

株式会社オンセック様は、送風機の製造や各種インフラ、電気機器のメンテナンス、設計開発などを手掛ける、エンジニアリングソリューションビジネスのリーディングカンパニーです。注文時や受注時に送信されるFAXに紙で返信していたため、担当者は出社して業務を行う必要がありました。

そこで、アシロボを用いてFAXをPDFへ変更、所定のファイルサーバーへ保存するという処理の自動化を実施。その結果、出社してFAXを処理する必要がなくなり、完全テレワークが実現しました。

こちらの事例は以下で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

アシロボで完全テレワークを実現/オンセック様

インストール型RPAアシロボ

RPAには高価格なものも多く、中小企業ではなかなか業務の効率化に向けたRPAを導入できないと悩んでいる担当者の方も多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめしたいのが、弊社が開発しているRPAツールである「アシロボ」です。アシロボは、月5万円と低価格から始められるRPAツールで、大企業や官公庁などにも多くの導入実績があります。この記事の最後に、インストール型RPAであるアシロボについてご紹介いたします。

月5万円と低価格で始められる

RPAツールは月10万〜20万円以上かかることも多く、ランニングコストが大きな課題となってきました。RPAツールでいくら作業が効率化したとしても、ランニングコストや導入費用が自動化の効果を上回ってしまっては意味がありません。

アシロボは、RPAとしては低価格である月5万円から利用できます。月額5万円の1契約で、2台分のパソコンでご利用いただけるのもポイントです。ツールがネックとなりがちな中小企業でもご活用いただきやすい価格設定となっています。

操作は簡単。全くの未経験でも7時間でマスター

RPAツールを活用する際にはプログラミングスキルを求められることも少なくありません。RPAツールによって自動化を実現する前にRPAツールの操作で挫折してしまった、という事態はなんとしても防ぎたいものです。

アシロボは、特別なITスキルを持たない現場の社員でも使いやすいUIを実現しています。全くの未経験でも7時間あればマスターできる簡単な操作であるため、導入のハードルが低いのが特徴です。

サポートも充実

RPAツールを活用する際には、「このような自動化はRPAで実現できるのだろうか?」「シナリオの作成が思い通りにいかないため、対処法を知りたい」といった疑問点が生じることもあるでしょう。

アシロボでは、アシロボを活用する際に生じた疑問点などを追加費用なしで解決するサポート体制が充実しています。サポートの際には、専門のスタッフが操作画面を見ながら丁寧にご説明いたします。

まとめ

RPAツールの種類や、選ぶ際のポイントについて解説しました。RPAツールは数多くのベンダーから様々なツールが展開されており、それぞれにコスト面や機能面、導入形態などで大きな差があります。

そのため、RPAツールを的確に活用していくためには、それぞれの特徴を踏まえた上で自社に最適なものを選定することが欠かせません。ぜひこの記事の内容を参考にそれぞれのRPAツールを比較して、自社の現場にぴったりなRPAツールを導入してください。

TRIAL VERSION 1ヶ月無料体験版

製品版と同じフル機能版(PC2台で利用可)。体験版で作成されたシナリオ(動作指示書)は製品版へ引継げます。

DATA REQUEST 資料請求

5分で読める簡易資料。動作範囲、利用事例、画面、6つの特徴、製品比較など、アシロボを様々な角度でご紹介。

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